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Tableau×経理 ~手書き・Excel・Tableau~

DATA Saber認定後、Excel開発案件&プロジェクト管理が落ち着き、業務のリアルZEN問答(役員報告の従来資料にTableau資料を紛れ込ませる)も終わったので久しぶりの更新。
ガチ経理報告資料をTableauで分析しながら作った際に、手書き・Excel・Tableau・PowerPoint・Wordの強み・弱み、を備忘も兼ねてまとめてみます。

とある業務の時系列

  1. ひたすら資料を読み込む

  2. Excel:必要な情報をクロス集計の形式で転記

  3. Excel:PowerQueryで縦持ちのデータに変換

  4. Tableau:数表で一覧化

  5. Tableau:各項目を時系列で可視化

  6. Tableau:グラフの組み合わせで分析軸を探す

  7. 手書き:報告軸を探すために色々書く・描く

  8. Word:フォーマルな報告書下書き

  9. Word:推敲してひっかかる箇所やもっと見たくなる箇所を探す

  10. Excel:新たに欲しくなったデータをExcel表に追加して更新

  11. データ追加、可視化、報告書のサイクルを回す

  12. Tableau:報告書の別紙用のグラフをレイアウトを考えながら作る

  13. PowerPoint:グラフを配置してコメントを添える

  14. 印刷、推敲、データ追加、可視化、報告書のサイクルを回す

それぞれのメリデメ

手書き

  • 【メ】アイデア出しは絶対に紙に手書き。フォーマット気にせずとにかく何でもできる。思考スピードが落ちない

  • 【メ】グラフにどのようなコメントするかは印刷したグラフに手書きする方がアイデアが出てくる

  • 【デ】そのままだと報告には絶対に使えない(笑)

Excel

  • 【メ】縦軸に項目、横軸に時系列、といったデータの転記が楽

  • 【メ】PowerQueryで縦持ちに簡単に変形できるし、縦横両方向のデータの追加に強い

  • 【デ】可視化項目の切替や項目を組み合わせた可視化が、思考の切替についてこれない。1~2個作ろうとして早々にやめた

  • 【デ】グラフで見た目を整えるのに手間がかかるし、ちょっとの手間くらいだとそこまで格好よくならない

Tableau

  • 【メ】単純なグラフを色々切り替えながら思考とともに可視化できる

  • 【メ】そこそこ綺麗なグラフをそこそこ簡単に作れる

  • 【メ】グラフの組み合わせで分析・報告軸を見つけやすい

  • 【デ】ピボットだと列が増えた場合の対応が面倒くさい

  • 【デ】印刷に手間がかかる(※もともと印刷することがメイン目的ではないからしょうがないが、ページ設定やってないとデフォルトなのか縦でしか印刷できない)

  • 【デ】キャプチャで貼り付けて印刷すると色が少し霞む

  • 【デ】規定のA4サイズで印刷すると実際には結構余白ができる

  • 【デ】吹き出しのコメント追加などの微調整ができない

  • 【デ】初期分析しながら報告書も書く場合シートが量産されて管理しにくい

PowerPoint

  • 【メ】矢印や囲みのコメントでグラフの解説をしやすい

  • 【メ】グラフのレイアウトを自由にできる

  • 【デ】縦と横のレイアウトを一緒に作れない

  • 【デ】細かい図形が集まるとレイアウトの微調整がやりにくい(狙った図形をなかなか選択できない)

  • 【デ】キャプチャを印刷すると色がちょっと霞む

Word

  • 【メ】文書化することで曖昧な理解があぶりだされる

  • 【メ】説明の流れが自然か、過不足ないかをチェックしてもらいやすい

  • 【メ】文章力がつく(グラフがない分、分かりやすい文章にはスキルが必要)

  • 【デ】グラフや図形を挿入しながらの作成が難しい

  • 【デ】文書だけだと感覚的にわからない

  • 【デ】ちょうどいいページ幅におさまるようにするためのレイアウト調整に時間をとられる

まとめ

ざっと役割分担するとこんなイメージ。異論は認める!(笑)
むしろ、いや、ここはこうじゃないか、という意見は是非共有してもらいたいです!

  • Excel:一時的なデータベース

  • Tableau:思考しながらの可視化

  • PowerPoint:コメント充実させたダッシュボード

  • 手書き:アイデア出しや可視化の設計図作り

  • Word:ストーリーテリング


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