見出し画像

新たな一歩

二〇二〇年 三月

新型コロナウイルスの猛威が押し寄せていた頃。毎週のように友達と遊んで、旅行に行きまくっていたニ月の生活から一変して、家での生活が増えた。

Netflix見て、漫画読んで、ゲームして、YouTube見て、Twitter見て、インスタ見て、ご飯食べて、お菓子食べて、寝る。

そんな一日を二ヶ月程続けていたら、気づけば授業が始まっていて。授業が始まっても相変わらずダラダラ三昧の生活は続いて。

結局、ダラダラした生活をしばらく続けていたら、気づけば大学二年生の一年が終わっていた。ちょこちょこ遊びに行けてはいたけど、人生の夏休みと言われる大学生生活の中でも、特に遊びまくれる二年生の学生生活は期待通りとはいかなかった。


コロナのせいでダラダラしてしまった。コロナのせいで人と会えなかったからコミュ力が落ちた。コロナのせいで遊べなかった。社会人になったら、私はこのまま一生遊べないのではないか。コロナのせいで会えなくなった友達がいた。コロナのせいで友達を失った。コロナのせいで不景気になったから、就職が厳しくなった。コロナのせいで就活が大変になった。

全部コロナのせい。自分に不都合なことは全部コロナのせいにしていた。「コロナのせいにしなきゃやってられない」、そう思っていた。

でもそうじゃない。確かにコロナのせい。でも大変なのはみんな一緒。でもその困難にどう立ち向かうかはその人次第だと思う。

コロナのおかげで生まれた時間を約一年前みたいにダラダラと過ごして、無駄にはしたくないと思った。

二〇二一年 二月

そのような強い思いは抱いていても、何からすればいいかわからない。

そんな中で出会ったのが We Ruby だった。

We Rubyとは女子大生のためのWebマーケティングスクール。


以前からマーケティングには憧れがあった。

しかし、どんなに憧れていても経験してみなければ自分が好きかどうか、向いているかどうかはわからない、ということはデザインを実際に経験してみて感じたことだ。
デザインには強い憧れを抱いていた。しかし、実際にやってみて感じたのは、細かい色使いやミリ単位での配置にこだわるデザインは自分の大雑把な性格とは合わないということ。

だから、強い憧れのあるマーケティングを実際に経験してみたかった。会社に就職し、マーケティング職についてみてから「あ、私向いてないかも。」と思うよりも、チャンスがあるなら挑戦してみて、自分が好きかどうか、向いているかどうかを自分の肌で感じたかったのだ。


だからこそ、WeRubyに参加するという新たな一歩を踏み出した。

約一年前みたいにダラダラと過ごして、無駄にはしたくなかったから。

自分の将来の可能性を広げたかったから。



2020.2.28
ハルカス

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?