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131.時代の先取りになるのか?相乗効果を発揮する新しい「集合体(コミュニティ)」の話

様々なコミュニティの形が生まれてきています。

学校、部活、会社、そういった決まったコミュニティだけでなく、今や所属する場所は自分で決めていく時代になっているような気がします。

学生だとか、社会人だとか、そういう属性の垣根を超えて、理念やビジョンなど「同志」という形でつながりが創られていく。
ボランティア団体、オンラインサロン、起業塾、運動サークル、料理教室、などなど。

コミュニティという形は、徐々に変遷していっているのかもしれません。

新しい集合体の形は、コミュニティと言っていいのか、団体と言っていいのか、適切に表現できる言葉はまだこの世にないようにも思います。
だから怪しく見えるところかがたくさんあるんでしょうね。

ただ、どこの誰であっても、どんな集まりであっても、成果を創り出す上での重要なファクターは共通しているのではないでしょうか。

名著『7つの習慣』の「第六の習慣」であるように、相乗効果を発揮する(シナジーを創り出す)というところは、これから生きていく上で、特に大切にすべきことの一つとなるかもしれません。

さて、まさにそんな相乗効果を遺憾なく発揮している、とある音楽ユニットを知りました。

『ぷらそにか』といいます。
なんともかわいい響き。

YOASOBIのボーカルも参加!個々のシンガーソングライターの結集体!

Sony Musicが主催しているセミナー型オーディション「the LESSON」の受講生らを中心に結成。構成するメンバー全員が、それぞれソロのシンガーソングライターであったり、バンドとして活動している総勢22名(2021年5月現在)のミュージシャンたちによるセッションユニット。
ぷらそにか:https://plusonica.com/

各々がソロで活躍しているシンガーソングライターの集まりで、YouTubeへのカバーソングの投稿が「ぷらそにか」としての主な活動となっています。

メンバーは、総勢42名(2021年5月現在)。

東京、大阪、名古屋、札幌にメンバーがいるそうで、各拠点で活動されているようです。

また、「ぷらそにカーニバル」というイベントもぷらそにか全体で今年の8月に開催予定です。

ぷらそにカーニバル2021 summer 5th Anniversary Fes.~クロニクル~

個々でも、自由にメンバーで集まってでも、作品やエンターテイメントを世の中に発信しています。

コミュニティで留まらない活躍の幅

魅力的な集まりだからといって、そのコミュニティだけで全員が留まっているわけではありません。
「ぷらそにか」を例に挙げると、特筆できるのは主にこの二人です。

●幾田りら

ご存知の方も多いでしょう。
YOASOBIのボーカルの方です。「ikura」名義で活動されています。

伸び伸びとした澄んだ歌声、圧倒的な安定感で、多くの曲、カバー曲をアップしています。

なんと、今夏公開の映画『竜とそばかすの姫』では、アニメ声優にもチャレンジされています。

YouTubeに上がっていましたが、新海誠監督がおっしゃる通り、うまい……。

弱冠20歳。末恐ろしいです。

「ぷらそにか」のメンバーでありながらも、「幾田りら」「YOASOBI」など個人でも様々な活動、活躍をされています。

●にしな

元「ぷらそにか」のメンバー。
「ぷらそにか」を卒業されて、ソロ活動に専念されています。

最近、Spotifyの広告でも何度も流れている人気シンガーソングライターです。

ソロ活動の先駆けとなったのが、こちら。

ゲスの極み乙女。などでも有名な川谷絵音の作る曲を、色んなボーカリストに歌ってもらうプロジェクト「美的計画」。

その第一弾が、Twitterで川谷が突如開催した弾き語り企画で選ばれた「にしな」さんでした。

今ではたくさんのソロでの曲を出されています。

卒業されてもなお活躍されていて、「ぷらそにか」のメンバーとのコラボもされています。

「ぷらそにか」だけでなく、自分の信念に沿って、自分で切り拓いていく。
こういった活躍の幅も「ぷらそにか」の可能性の一つかもしれません。

様々な分野、業界で、このようなコミュニティは形成されていく

形成されていく、のかどうかはぶっちゃけわかりませんが。

そうであれば、もっと世の中面白くなるだろうなと思います。
まだ見ない世界がいくらでも広がっているように思います。

例えば僕で言うと、小説なんかでもそういった集まりがあれば面白いかもしれません。

たくさんのメンバーと、たくさんのアイデアと、たくさんの表現で、宇宙一傑作を創り出せるのなら、その作者が俺かお前か、みたいなことはどうでもよくなるんじゃないかなと。

物語は、その人だけのものでなくていい。
RPGのゲームを作るみたいに、みんなで創り上げればいいんじゃないかなぁ、なんて。

人の数だけ物語がある。人の数だけ夢がある。
その掛け合わせこそ、まさに文字通りの相乗効果。

世界はまだまだ広いんだぞ、と。もっともっと広げられるんだぞ、と。
僕はそう思っています。

コミュニティの例としては、他にもいろいろ考えられそうですよね。
もしかしたら、すでにあるかもしれません。

もっとも、何より仕事でも、ビジネスでも同じです。

人と人とのコラボレーションが、きっと大きな成果につながっていく。

そうやって、契約関係でも、利害関係でもなく、ただいい曲を届けたいとか、面白い物語を紡ぎたいとか、多くの人に貢献したいとか、そういった意志でつながっている、そんな集合体はこれからの人の集まりの基準として成り立っていくのではないかと思います。

僕も僕自身の信念を持って、ビジョンを常に更新して、やることは一歩一歩の道のりを粛々と、継続していきます。

未来の、人のつながりの形。
僕も創出していく。

面白くなってくるぞ、世界。


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