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232.どうやったらできるだろう?という思考を身につける方法

できるかできないかじゃない。
やるかやらないかだ!

という言葉を聞いたことがある人も多いと思います。
僕の大好きな野球漫画『MAJOR』の主人公茂野吾郎も、高校時代に似たような名セリフを口にしています。

面白いもので、頭ではわかっていても行動に結びつくかどうかは別の話ですよね。

ただ我々も赤ん坊の頃は、立てるか立てないか、歩けるか歩けないかで挑戦を判断せず、できるまで何度も繰り返した結果今があります。

それがいつしか、現実を知り、社会的と同調的を履き違え、多数派なだけの常識が蔓延っている現代において、できなさそうだからやらない、と挑戦する前に物事を判断することが増えてきました。

一方で、できるできないの領域を飛び越えて、やると決める瞬間が、人生のどこかでやってくることもあります。

そのとき、勇気を持って飛び込めるでしょうか。
誇りを持って決断できるでしょうか。

不安を抱きながらも、どうやったら達成できるだろうと生産的な考え方を発揮できるでしょうか。

その来るべき時のために今、実践していることがあります。

背水の陣で半強制力を駆使する

今挑戦しているのは一つだけではないですが、そのうち僕が背水の陣で臨んでいるとあることがあります。

背水の陣とは、簡単にいうと後に引けない状況のことです。

その昔、あえて川を背にして戦の陣をとり、退却できない決死の覚悟を持つことで敵を破った、という漢時代の中国の故事が語源の言葉です。

つまりどういう現象かというと、「やらない」という選択肢をなくすのです。
下がったら川に落ちるので、前に進むしかない。

挑戦しない、という選択肢のない状況に身を置くと、もうやるしかなくなるのです。

その過程を経て、今までの自分ではできないと思っていたことができるようになる。
できないだろうと思っていても、前に進む力になる。

「どうやったらできるか」という発想にならざるを得ないのです。

ただ、背水の陣が効果を発揮したのは敵が攻めてきたからです。
誰も来ないのに川を背にしていても、覚悟も成長もありません。

大切なのは、期限。
敵が攻めてくるまでに何とかする、その期限設定が、どうやったらできるかという発想を生み出すにおいて大事なことです。

期限が緊急性を高める

二年半という期限がなければ、高校球児はあんなにも必死に甲子園は目指しません。
受験も然り、会社の目標達成も然りでしょう。

今までは、大会や学校、会社が期限を切ってくれていましたが、人生において期限を切れるのは自分自身のみです。

今のままで困らないから動き出さないのか?
いつになるかもわからないそのときが来るのを待つのか?

そうこうしているうちに、あっという間に時間は過ぎます。
何かやっていてもやっていなくても時間は過ぎるのですから、自分以外の何かにタイミングを任せている場合ではないのではないでしょうか。

もっとも、変わりたい、挑戦したい、何とかして今より良くなりたい、そう思っていることが大前提ですが。

どうやったら成し遂げられるだろう?
という思考を身につけたい場合には、ぜひこの挑戦する事柄にとっての背水の陣、どうにもならないギリギリの期限を切る、ということを実践してみてください。

いつの間にか、できるかどうかといった不安の隙間がなくなり、どうやったらできるか一点集中の思考になっていることでしょう。

一度きりの人生、一幕ぐらいはギリギリで生きてみても、面白いかもしれません。

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