樫の木通信vol,4-第4章ニルバーニアと選ばれし3人の子供・あらすじ-
樫の木庵のマボ-大賢者ニルバーニアと双頭の魔女-は、第1巻に当たります。尊敬・敬愛するヨハンナ・シュピリ(ハイジ)、高畑勲(アニメ版ハイジ)、宮崎駿(ジブリ)などの影響を受け、執筆を開始した創作児童文学です。大テーマは”子供たちを祝福する”になります(裏テーマは是非お読みいただき、見つけていただければさいわいです)。
※本編は15章まで進んでおります。邪悪な者アマノジャクが登場しています。
「どうしたの、モモ。もっと近くにおいでよ!
オリ知ってるよ。マボ知ってるよ、マボの居場所知ってるよ!
知りたくないの! 知りたいでしょ!
みたんだよ、ついさっき見たんだよ、マボみたよ、マボみたんだよー!
だから、おいで、もっと、もっと近くにおいでー。そしたら教えてあげるから!」
第4章ニルバーニアと選ばれし3人の子供
それは嵐のように突然やってきました。
世界のどこかしこでも、ゴホン、ゴホンとはやり病が広がったのです。
ヤドリ村一番のお金持ちと言われるアルマンゾさんの家には、
めったに人界に現れない、それは立派な大賢者様が姿を現しました。
その大賢者様の名前はニルバーニアと言いました。
ニルバーニアはある理由から、ヤドリ村の子供たちを屋敷に集めたのです。
モモに引っ張られるようにマボも、アルマンゾさんのお屋敷に到着しました。
そこでは、つんとおすまししたお嬢様ネネが待っていました。
ネネはお金持ちを鼻にかけるところがある夢見がちな女の子でした。
今日も自慢のおもちゃをみせびらかしています。
そんなネネとモモはお隣さん同士ですが、馬が合いません。
ですから、あったそばから早くも喧嘩になりそうです。
マボ坊やといえば、二人の女の子にはさまれておろおろしています。
全文掲載(先行配信)&登場人物&前書き
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