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「なぜあなたでなきゃいけないの?」ビジコン㊙︎エントリーシート大公開part2

こんばんは!

Hearko代表・ギフトデザイナーのはーこです🎁


最近、macで「はーこ」って打つと、予測変換で勝手に「バイナリーオプション」に変換されてしまうのですが、怖すぎませんか?

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ちなみに、「フォトブック」は、「ぶどう」になります🍇

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心配です。



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以前、女性起業家向けのビジネスコンテストLED関西2021のエントリーシートを公開しました。


その後、それを見てくださった方から色々アドバイスをいただいたり(大感謝😭)、コワーキングスペースのTheDECKに、LED関西のサポートデスクがあるよ!と教えてもらい、面談に行ってきました。


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そこで色々と教えていただきました。


まず聞かれたのが、「社長と起業家の違いって何だと思いますか?」

うーん、そういう質問好きですよ?


私のイメージで答えたのが、

社長は、従業員のため会社の存続のために利益を出し続けなければならない

起業家は、成し遂げたい夢があって、それを実現しなければならない

「一番上に来る目的が違うんじゃないか?」です。


概ね正解、とのことでした。


LED関西の特徴として、「社長」ではなく「起業家」を評価する傾向にあるそうです。


確かに、LED関西のメインコピーは

PASSION MEETS THE REALITY ”想いは現実を超えていく” 

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世の中にたくさんの会社があり、起業家・経営者がいる中で、「なぜ、他でもないあなたが、それをやらないといけないのか?」を問われ続けるそうです。

そして、聞いている人たちが「そんな世界ができたらいいな」「関わりたいな」「応援したいな」と思ってくれるパッションが大切なのだと。

うわべだけでエントリーシートを書いても、選考が進むにつれて丸裸にされるから、本当の自分の内の内にある熱い想いを書いて欲しい、と。



確かに、前回公開したエントリーシートは、自分でも少しふわふわしていて、なんだか想いが乗っていないと感じていました。

本当の素直な気持ちをどこまで書いていいものか?ビジネスコンテストで評価されることを書かなければいけないと意識しすぎていたかもしれません。


そう思い直して、もう一度自分の根本に立ち返りました。


他の誰でもない、私だからできること。

なぜ、この事業をやりたいのか?

それを通して、お客さんに、仲間に、社会に、何を与えられるのか?


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(哀愁を漂わせるのには定評があります)




「どうして今の事業を始めたの?」

全国探してもやっている人のいないこの奇妙な仕事のおかげで、これまで何万回と聞かれてきた質問です。

これを聞かれた時、私は必ず、小さい時からものづくりが好きだったこと、ものづくりで人に喜んでもらって嬉しかったこと、だからデザイナーになったけど、違和感を感じて本当にやりたいことに気付いたこと…から、話を始めます。


やっぱり、私の原点は、そこにあるなと思いました。


でも、「じゃあ、なんでプロポーズなの?」と聞かれると、いつも困っていました。

プロポーズフォトブックにたどり着いたのは、たまたま依頼が来たのがキッカケだったからです。


「自分の原体験を思い返してみて」と面談でも言われたので、色々振り返ってみましたが、フォトブックをもらった経験は一度もないし、まともなプロポーズも別にされたことないです。

無理やりこじつけることもできたかもしれませんが、きっと熱い想いにはならない。


キッカケはたまたまでも、そこで感じたことをストレートに書いた方が伝わるのでは?と思いました。


そこで、書き直したエントリーシートがこちらです。


【内藤遥】2020LEDentry-2


<動機・目的と事業概要>

前職での商業デザインの経験を通して「”どこかの誰か”ではなく”目の前のこの人”のためのものづくりをしたい」と強く思った私は、オーダーメイドギフトを制作するサービスHearkoを立ち上げました。

そこに「プロポーズの時に贈るフォトブックを作ってほしい」と依頼が舞い込んできたのが転機です。

8年間もの交際を経てきた二人の撮り溜めてきた写真には、日常の何気ない幸せが詰まっていました。
それをまとめたフォトブックは、どんな高価な指輪やどんな煌びやかなレストランの食事よりも、愛に溢れていて、もらって嬉しいと確信しました。

カップル・夫婦の思い出や物語を1冊の本にしたフルオーダーメイドの「ふたりアルバム(仮)」の制作をメイン事業とし、プロポーズだけでなく、結婚式に二人の歩みを本にして両親に贈ったり、結婚10周年や金婚式に改めてパートナーに想いを伝えるアイテムとして使用してもらいます。
「ふたりアルバム」を中心に、大切な人に想いを伝えるサービスを展開します。

従来の、お金がかかるラグジュアリーなプロポーズのイメージの敷居を下げ、時代に合わせて、もっとカジュアルでも愛の伝わるものへ。
結婚になかなか踏み出せない若いカップルの後押しをします。



そして、私がデザイナーとして違和感を感じた分、Hearkoの仕事を通して与えられている幸せを、今後の経営体制に書きました。

<経営体制と成長の方向性>

今後は、審査に合格した提携デザイナーの登録制にする。
お客様が制作を依頼するデザイナーを指名できる、ヘアサロンのようなシステム。(依頼が発生した際のみマージンをもらう)

指名されたデザイナーは、自分の名前を売れる・お客様のリアクションを直に感じることができモチベーションアップに繋がる等、フリーで活動したい若手デザイナーのサポートにもなる。
「自分の作ったものが目の前のお客様を笑顔にし、さらにそれを贈った相手が涙を流して喜び、一生の宝物にしてくれる」という、クリエイターにとってのこの上ない喜びを、Hearkoの仕事を通して感じてもらいたい。

お客様側も作り手が見えるので安心できる。


この二つの項目を見つめ直して、私の成し遂げたい夢・作りたい未来が言語化できました。


①カジュアルでも大切な人にちゃんと愛を伝えられるサポートをしたい

②ものづくりで人を喜ばせることで、自らも幸せを感じられるデザイナーを増やしたい


これですわ!!!!



あとは、これを反映したタイトル(ESの「事業名」の所)を迷い中です。


「目の前の人を幸せにしたいデザイナーを集めて、大切な人に愛を伝えるものづくりをしたい!」


「大切な人に愛を伝えるものづくりで、カップルとデザイナーを幸せにしたい!」

「目の前の人を幸せにするものづくりで、パートナーに想いを伝える愛に溢れた世界をつくりたい!」



なんか、もっと良い言い方がある気がする…



エントリーシートの2枚目には自由欄があるので、過去の事例を見せる予定です。

添付資料_mz

他にもこんなの書いた方が良いんじゃない?ってことがあれば教えてください🙇‍♀️



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他の項目もざっと書き出しておきます。

興味ある方いますか?興味持って。ツッコミお待ちしております。


<外部環境分析>

株式会社ネクストレベルの独身男女359人へのアンケートによると、新型コロナの影響で「結婚への意識に変化があった」と回答した独身男女の約7割が「結婚に前向きになった」と回答している。また、恋人との関係性に変化があった男女のうちの約6割が「結婚が決まった」「同棲することになった」等、ポジティブな変化があったと回答。

物にお金を使わない若年層が増え、婚約指輪に代わるプレゼントを探している男性は多い。自宅でのプロポーズが増えていること等から、よりカジュアルなプロポーズへ移行していることも明らかである。
カジュアルなプロポーズの市場に競合他社が現状いないため、ポジションは空いている状況。


<内部環境分析>

【強み】

・すでに100件ほどの制作の実績あり

・「プロポーズ フォトブック」でGoogle検索するとHearkoのホームページが最上位に表示される

【弱み】

・プロポーズにフォトブックを贈るという認知がまだ広まっていない(逆に言えば潜在顧客は多いと見込まれる)

・制作に最短で1ヶ月が必要

・多くの受注数を一度にこなせる体制が整っていない(納期によっては断るケースも)



<顧客はだれか>(ターゲット顧客とニーズ)

①25〜35歳の男性

お金は新婚生活の貯金へまわすために、プロポーズや結婚式にはそこまでお金をかけないカップル。

ラグジュアリーでなくても、二人だけの空間で思い出に残るプロポーズがしたい。

②40〜60代の男性

結婚前にきちんとプロポーズできなかった夫婦。

結婚○周年の記念に、特別なものを贈りたい。


<ニーズに対して何をいくらで提供するか>

①ふたりアルバム(仮)(プロポーズ)

5〜10万円(仕様やページ数による)でオリジナリティの高いものを制作

②自宅プロポーズサポートサービス

3万円前後で①のオプションとして提供

③ふたりアルバムPlus(仮)(結婚10周年、30周年などの節目)
10万円〜で①よりもプラスの価値を付ける


<流通ルート及びプロモーション>

基本的に全てオンラインで完結してコスト削減すると同時に、全国からの受注に対応する。競合がいないうちに、複数のワードでGoogle検索上位を取りweb集客を中心とする。広告にはコストをかけず、web集客と口コミで拡げていく。

現在、ホテル雅叙園東京とのプロポーズプランが進行中。結婚式や記念日のレストラン利用など長期のリピートを見越して、プロポーズ時から顧客を取り込みたい施設は多い。
今後、関西を中心に結婚式場やホテルとの提携を増やしていく。


<実現可能な理由>(競合優位性)

・厳しい審査基準をクリアしたプロのデザイナーだけが関わることでクオリティの高いサービスを提供する

・デザインだけでなく、人を喜ばせる仕掛け作りや演出に長けている

・フルオーダーメイドで制作する競合はいない。1冊1冊コンセプトやデザインをゼロから考えるため、非効率だが、Hearkoの規模と「目の前の人のためだけに作りたい」という揺るぎない想いがあるから成り立っている。他社は参入したくないやり方である。


<アクションプラン&数値計画>

1年目
①結婚式場・ホテルとの提携(関西)

②登録デザイナーの確保

③自宅プロポーズサービスの開始

④SEO対策

2年目
①結婚式場・ホテルとの提携(関西)

②登録デザイナーの確保

③高年齢層向けの高単価サービス開始

④SEO対策

3年目
①結婚式場・ホテルとの提携(全国)

②登録デザイナーの確保

③サービス内容の充実とクオリティ向上

④SEO対策

(正直この項目は、その時の状況で考えさせてって思うので、数値計画も進まない…)


<現状の課題>

①サービスの認知がまだ広がっていない。

②制作に多くの時間を費やすため、新たなサービスを作ったり提携を進める時間が取りづらい。そのために委託するデザイナーが必要だが、良いデザイナーの確保が困難である。


<3年後の目標>

・法人化する。

・「プロポーズ 指輪以外」「プロポーズ 家」などのワードでも検索最上位にする。

・提携デザイナーを10名にする。

・関西の結婚式場・ホテルとの提携を5件に。


<10年後の目標>

・カジュアルラインのプロポーズのブランドとして広く認知される。

・プロポーズのみにとどまらず、結婚、出産、子供の七五三や成人式etc…お客様の人生に寄り添った唯一無二のブランドになる。

・提携デザイナーを30名にする。

・全国の結婚式場・ホテルとの提携を50件に。



長々と、最後までお読みいただきありがとうございます!🙏


---♡---


今回のLED関西は、正直かなり厳しい競争率です。

すでに1000名の応募があるとの噂ですが、書類選考だけで30名くらいに絞られます。

もしかしたら、このエントリーシートを提出するだけで終わるかもしれない。

それでもいいと言ったら嘘だけど、そうなったとしても後悔だけはないように、「エントリーして事業を見つめ直せて成長した」と言えるぐらいにはやりたい!!

なんなら、審査員に「書類選考は落としちゃったけど、この事業面白いから頑張って欲しいね」くらい陰で言われたい!!

でも、欲を言えば、次の選考進みたい!!!

もっと欲を言えば、ファイナリストに選ばれたい!!!



応援よろしくお願いします🙇‍♀️

ではっ🙋‍♀️

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