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【京都】『八幡の歴史を感じる場所『丸太酒店』:築160年の建物が語る物語

みなさん、こんにちは!
つい先日、地元の八幡市のイベント
 "八幡まちかどひなまつり"に行ってきました。

そして、今回は
『丸太酒店』についてご紹介します。

丸太酒店は築160年の歴史のある建物で、
石清水八幡宮近くの東高野街道沿いにあります。

1999年にお店を閉めているので
今は何も売っていません。
しかし建物の中には、歴史の流れを感じるものが、たくさん展示されているのです。

この記事を読んだあとは、きっと丸太酒店に行ってみたくなるはずです。

丸太酒店の歴史と現在

丸太酒店は
石清水八幡宮から少し歩いたところにあります。
建物は約160年前に建築されたもので、
現在の当主が8代目です。

酒店と名前はついていますが、
1999年に閉店し今は何も売っていません。

しかし、この建物内には
歴史の流れを感じるたくさんモノがあり、
店内に入ると、どこから見たらいいのか迷うほどです。

そして、何よりも
当主の人柄が訪れる人を笑顔にするのです。

ちりめん細工

玄関を入ると、
ちりめん細工がたくさん目に入ります。
ほとんどは当主のお母様の作品です

中にはInstagramのフォロワーさんの作品もあるそうです

どれもクオリティが高すぎる・・
それでも売らない丸太酒店なのです

52年前のポスター(元祖おけいはんかも)

事務所の中に
大切そうに飾られていたポスターです。

これは52年前の京阪電車の車内ポスター
なんと、モデルは当主のお母様です。
かなりの美人さんですね。

そしてこの時、
お腹の中には当主がいるそうです。

伊藤若冲の屏風

お部屋の奥には
伊藤若冲(江戸時代の画家)の作品が飾られています。

かなりのお値打ち品なのに
どーぞ、どーぞと見せてくださる当主様
私は震える手でシャッターを押しました。

米騒動

この八幡市でも昔、米騒動があったそうです。
大正7年、今から100年前
200人ほどの人が、
この丸太酒店に押し掛けました。

この事は、八幡の歴史として、
八幡市史にも載っているそうです。

130年前の産着

壁に飾られた小さな着物は
お母様が産着を解いて作られたそうです。

その産着の持ち主はなんと!
青い方が、おばあさま(100年前)
赤い方は、おばあさまのお母さま(130-140年前)

当主の特技 お花

この素晴らしい花手水は当主の作品です。
・下は挽臼(ひきうす)
・上は餅つきする時の臼(うす)
そこに花を浮かべて、美しい花手水の完成です。
この色の扱い方、花の置き方
誰が撮っても美しく写る素晴らしさに感動しました。

立雛(江戸時代中期〜後期)
京阪風古今雛(江戸時代後期)

200年前のひな人形

丸太酒店では、とても古いお雛様を見ることができます。
・立雛(立っているお雛様)は200年前程前のもの
・京阪風古今雛(こきんびな)は300年前のもの
どちらも面長で切れ長の目が特徴です。
店内にはたくさんの吊るし雛もありました。

お店が開いているタイミング

八幡市のイベントがある日
・八幡まちかどひなまつり
・やわた太鼓まつり
・秋の文化財一斉公開 など

八幡市の情報

八幡市観光協会 (kankou-yawata.org)



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