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映画『窓ぎわのトットちゃん』あのパン焼き機は何?

窓ぎわのトットちゃんは、1985年発行の黒柳徹子さん自筆のベストセラー作品です。私は読書が好きではなく、アニメ化されることをずっと待っていました。そしてやっとその時がきたのです。

★あらすじ★
個性的すぎるトットちゃんは小学校を退学になり、トモエ学園に転校する。トモエ学園は一風変わった教育方針の学校です。友情、恋、出会い、別れ、様々な経験を通してトットちゃんは少しずつ成長していく。そして戦時中の情勢は子供達の毎日にも影響が出始める。

★文化・生活様式★
暮らしぶりから見るとトットちゃんの家庭は富裕層なのでしょうか? 
特に印象に残ったのは、『謎のパン焼き機』です。ポップアップでもトースターでもない、ストーブでもなさそうです。インターネットで写真は発見しましたが、製品情報を見つけることは出来ませんでした。とても気になります。

★トモエ学園での様子★
絵本のような優しいタッチの映像でお話は展開します。
子供達が『素っ裸 』でプールに入るシーンでは映画館内にどよめきがおきました。
どんな時も見守り続ける、トモエ学園の先生の姿勢も素晴らしく、ゆとり教育の原点のように感じました。

★戦争の影響★
終戦少し前の状況が、子供目線で言葉少なめに表現されています。それは言葉にするより、とても残酷に見る側に伝わってきます。いつもそこにいる人が居ない、お弁当の中身が変わっていく、徐々に変化する日常を子供達は受け入れるしかなかったのかもしれません。

★全体の感想★
ほっこりした内容を予想していましたが、時代背景がとてもよく描かれていて、戦争が与える影響などを考えるきっかけになりました。
また、教育の大切さについても考えさせられました。トモエ学園の子供に寄り添う教育方針が、その子達の大きな成長に繋がっていることは明らかです。多様化された令和の時代にも、その子に合った教育の場があることを願います。

全体的にトットちゃんの生き方がイキイキと描かれていて、わかりやすい映画です。映像・文化・教育など、いろいろな角度から楽しめますので、ぜひご覧下さい。そして、謎のパン焼き機もチェックしてみて下さいね。
以上、窓ぎわのトットちゃんを見ての映画感想文でした。

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