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“距離感”について考えてみた

ヒトにはそれぞれのパーソナルスペースがある。
何となくのイメージだが、海外の人は近く、日本人は遠い。あくまでもイメージ。

そして、私はかなり遠い部類。
他人に近づかれたくない、特に女性。
他人に触れられたくない。

その考えは他人との接し方・姿勢にも出ている。
昔からよく言われるこの言葉、
「遙って何を考えてるかわからない。」

そして、最近よく言われるこの言葉、
「遙って好きな人、嫌いな人が全くわからない」
「心の中でそんな風に思っていたなんて…」

他人には一切わからせない、悟らせない。
それが私の距離感。

話は変わるが、最近体感して感じた事がある。

ヒトは自分に近い存在には憧れられない。

誰もが小さい頃に憧れるアイドルやヒーロー、漫画や物語の登場人物は、現実では会う事がない遠い存在。
それ故に偶像となり、憧れの対象となり得る。

私は今2つのアイドルグループのライブに行っている。
1つは友人がメンバーのアイドルグループ。
もう1つはYouTubeで知った、友人のグループより知名度も規模も大きいアイドルグループ。

双方を知り、比較する事で見えた事もある。
かたや小さい、デビュー前から知るグループだから簡単に認知される。それはアットホームと言うのか?ライブでもアイドルが近く、身近に感じる。
他方、ステージからもメンバーからも遠い。認知なんて不可能な程のファンの数。全てが遠くてライブDVDを観ている感覚。アイドルを身近に感じることは無い。

そして、気付いた。
私は推しに、アイドルに認知されたくはないし、されたいとは思っていない、と。

認知され、身近に距離感に入られるとアイドルと見る事は出来ないと。
その瞬間、アイドルを夢見る1人の女の子にしか見えない。
距離感が遠い方がアイドルを偶像のまま応援出来る。

ファンはアイドルに認知される事が喜び?誉れ?らしいが、私の感覚は真逆なんだなぁと気付いた。そんな6月最終日。