【自作曲解説】Onyx2644
■曲データ
【タイトル】Onyx2644
【BPM】160→200
【Key】D#m
【拍子】4/4
■表現したかった事
「黒色の惑星」
近未来に色んな惑星に旅行に行けるとして、その惑星のイメージソングを作る。
そこにもしも黒色の惑星があったなら。
「虚無」や「絶望」、、、そして「欲望」のある街並み。
そんな世界を旅したいですね、、、いや、したくないね。
疲れちゃいそう(笑)
■制作の流れ
原曲は2023年5月に制作。
「黒い星って何だろう」と思った時、一番最初に「夜の摩天楼」が浮かびました。
それを元に、、、以前手に入れて箪笥の肥やし状態になっていたパイプオルガンの無料音源を使ってみたら、色々とアイディアが出てきてこんな感じに。
無料音源繋がりでオルゴールや7弦ギターも入れてみました。
パイプオルガンは「SamplePhonics THE LEEDS TOWN HALL ORGAN」、オルゴールは「FrozenPlain Victorian Music Box」、クワイアは「Native Instrumets KONTAKT6」の「FACTORY LIBRARY」。
オルゴールは他の曲でも使った事があるのですが、パイプオルガンは初。
パイプオルガンって世界観が強すぎて気軽に使えない気がするんですが、オルゴールと合わせてゴシックな感じにしたかったので結構ハマった気がします。
ギターは「UI METAL-GTX」。
この7弦ギターの音源を使ったのも初めてかも。
いつもは6弦の「UI Standard Guitar」を使っているんですが、重くしたかったので7弦に。
音域が下に増えてるのでキースイッチの位置がズレて戸惑いました(苦笑)
音の重心が下がる気がしますね。
基本的にはバッキングで最後のメインフレーズでも使用してます。
アンプシミュレーターは「Native Instrumets GuitarRig6」で7弦ギター弾きが好きそうなアンプを偏見で2台選んでみました(笑)
ドラムは「XLN Audio Addictive Drums 2」と「Native Instrumets BATTERY4」を使用。
勢いを出したかったので生ドラムは「XLN Audio Addictive Drums 2」を。
。
生ドラムパートは切れ味で勢いのあるフレーズを心掛けました。
ハットを刃物に見立ててスパッと切る感じで。
生スネアのフレーズも勢いを出すのを意識しました。
金物系は全部「XLN Audio Addictive Drums 2」。
「Native Instrumets BATTERY4」は普通のと歪ませたキック、スネアの3種類。
こっちは勢いより迫力。
「ドン!!」とか「ドドドド!」って感じで。
音量の抑揚も良いけどこういうスピード感の抑揚も好きです。
この辺で他の上物も追加。
チェンバロ、ピッコロ、ベルは「Native Instrumets KONTAKT6」の「FACTORY LIBRARY」。
ダークになり過ぎるのも違うと思ったので「摩天楼」の妖艶な感じも出したかったです。
ベースは「Native Instruments MASSIVE」。
シンセベース2本とサブベース、、、そしてワブルベース。
入れるならこの曲かなと思ってブチ込みました(笑)
「守りに入ったら負け」だと思っているので「無意味な挑戦」をよくしているんですが、、、この動画を見て作ってみたワブルベースを入れてみました。。
1年以上前にノリで作った音色が後に曲に入るとは思いませんでした。
色々やってみるもんですね。
それに加えて、ちょうど原曲制作してた時に手に入れた「Brainworx bx_subsynth」を使用。
前からサブベースジェネレーターが欲しかったんですが、この曲を作ってる時に運良くセール。
寝起きでポチりました。
新しく手に入れた機材やプラグインの感想は別の記事で書いているので興味があれば是非。
ピアノは「4Front TruePianos」。
メロディーで使用。
僕はピアノをメロディーで使うの結構好きです。
どの音色よりも芯を感じるので凄い楽器だなって思ってます。
シンセは「Native Instruments MASSIVE」。
ラストのメロディーのサブで使用。
思い返せば、、、この曲はシンセをそんなに使わなかったかも。
ミックスは低音をどんな感じにするか迷いました。
「どよーん」より「ばーん」かな、、、って感じです。
「暗い星」じゃなくて「黒い星」だからね。
最終形態はこうなりました。
■主な使用音源(プラグイン)
・4Front TruePianos
・IK Multimedia MODOBASS
・Native Instrumets BATTERY4
・Native Instrumets KONTAKT6
・Native Instruments MASSIVE
・UI METAL-GTX
・XLN Audio Addictive Drums 2
■終わりに
昔、歌を唄っている人から「俺、歌がある曲しか興味無いから」と言われた事があります。
作り手側がインプットを限定するような気持ちだと一部の天才を除いて正直未来は無いなと思ったり。
歌モノもインストもDTMもバンドも全部やろうとしてすいません。
実は結構欲張りなのかもしれないです。
色んなモノを食べたいのかもしれません。
ビュッフェは嫌いだけど(笑)
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