週刊少年ジャンプ感想(2021年25号)

〇夜桜さんちの大作戦
「守る」という太陽の特性を生かし、母の遺体の奪還に成功。
皮下はそろそろ退場しそうだけど、父親の影がずっと見えないのが気になるところ。

〇呪術廻戦
姉妹愛が重すぎる……。
ファンブックで「真希はこれから何を捨てるかがポイントになる」という趣旨の発言があったけど、こういう展開かよ。
真希さん自身は真依の居場所を作ることを願っていたり、構築術式で編み出したものは残り続けるという設定だったり、髪を切ったことで真依との鏡合わせ感が増していたり、色んな要素がめちゃくちゃ美しく残酷に帰結してる。
勝ち星の少なさから一転、おそらくあの禪院甚爾と並ぶスペックを手にした真希さん。そして託された「全部壊して」という呪い。
これはもう、直哉くん含めて禪院家は全員アウトかな……。
せめて直哉くんには輝かしいほど情けない命乞いを聞かせてほしい。がんばれよ。

〇僕のヒーローアカデミア
サードの発勁は限定条件付きのOFAって感じ?
レディ・ナガンの片腕は持っていけそうだけど、銃身の右腕は健在だしな……。

〇ブラッククローバー
泥臭い殴り合いに持ち込んでのジャイアントキリング達成が熱い。
前回の作画が危うかったのは、ここに力を注いでたというのもあったんだろうか。
多少は休載挟んでもいいから、無理なく良い形で描き続けて欲しいところ。

〇Dr.STONE
確実に死んでいたであろうバトル組3人が蘇生したらさすがご都合主義だよな……って思ってたけど、それがそのまま物語の核心に繋がっていくわけか。
ドクターストーンというタイトルが業の深いものになってきた。
死から蘇生するための条件(どれだけの時間経過や破損・腐食が許容されるのか)も気になるし、何より石化装置を作り出したホワイマンの目的がますます注目される。

〇逃げ上手の若君
吹雪はイケメンだし強いし有能だし、今のところ非の打ち所がない。
亜也子がサラシ巻いて修行してる図にグッときた。

〇ウィッチウォッチ
新キャラの音夢ちゃん、かわいい。
そしてやっぱり3人で絡むと段違いにテンポがいい。

〇高校生家族
普通は高校一年の部活描写ってこんな感じだよな……。

〇マッシュル
マーガレット、心はちゃんと(?)女子なんやな。

〇アオのハコ
毎週、最高に青春してて眩しい。
ただ恋愛だけじゃなく、部活の側面もきっちり描いてくれてるのが丁寧で心地よい。

〇SAKAMOTO DAYS
サカモトさん、こんな相手にも先手打たれるってことは、確かに鈍ってるんだろうな。

〇Bad tripper (読切)
面白かったし、雰囲気も好き。
作画の雰囲気からはどことなくタツキ先生を思い出した。
あと好きな漫画のシニカルヒステリーアワー、母方の実家で読んだことあるわ。渋いチョイスだ。

〇僕とロボコ
カラーが満面の笑みすぎて漫☆画太郎作品みたい。
そして流れるような出オチ。そして謎に呪術と被るキス描写。
ベストフレンドだったら仕方ないか……。

〇アメノフル
弱さで疑念が晴れるというのも不名誉な話に見える。

〇あやかしトライアングル
もしや、これからあらゆるハレンチを「これも行だから」で押し通すつもりじゃなかろうな。

〇破壊神マグちゃん
ミュスカーも徐々にギャグ時空に染まってきたか?

〇灼熱のニライカナイ
チャコがオルフェウスの死を目撃しなかったのは幸いと呼ぶべきなのかどうか。

〇すたーと・おーばー(読切)
ゆるく楽しめる感じの短編だった。
この枠の読切はちょっとした変わり種が多いな。

〇アンデッドアンラック
なるほど、そっちか!
確かにサマー編だけで考えたら死亡遊戯が復活方法として挙がってくるものの、まさかシェン自らキョンシーになる道を取るとは。
死亡遊戯をファンから奪うというのも無理ゲーに見えたけど、遠目で見る限り不運で起こした爆発に巻き込んで上着を吹き飛ばした感じだろうか。
蘇生と言うには切ない、キョンシーと化したシェン。しかし、ムイちゃんに真実の想いを打ち明けたその顔は今までになく晴れやか。
ファンとの決着が近そう。

〇アイテルシー
知り合ったばっかの自称ファンを逃亡作戦のアテにするなよ……。

〇クーロンズ・ボール・パレード
打者としては断トツの実力者である剣さえまったく歯が立たないとは、圧倒的。
まあ、まだメンバー集めも途中で経験値ぜんぜん積んでないもんな……。
作品内も、そして作品外の順位も、ここから巻き返せるのだろうか。

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