彩雲探しに嵌っていたころ
昔撮った写真の中に、彩雲の写真を見つけた
彩雲探しに嵌っていたころの写真が出てきた。何枚も撮ったはずなのに、フォルダにあったのはこれ1枚。他のはどこに行ったのか。うまく撮れなかった、という記憶ばかりだから、これも削除しそびれた1枚だったかも。
彩雲は、雲に映る虹らしい。空一面に輝いていた、という人もいるらしいが、それは特殊な視力の方だと教えていただいたことがある。もちろん、私は空一面の彩雲なんて見たことがない。太陽の近くの雲が出たタイミングを狙う。それは割と高確率で七色に輝くのだ。
札幌ではそんな感じだったが、関東に来てからは見た記憶がない。
黄砂のときにも、よく見つかると書いてあったが、どうだろう。
はじめて彩雲を見たのは。
初めて彩雲を見たのは、札幌の会館、教育会館か厚生年金ホールか。ガラス張りの窓の向こうの雲が妙に色めいて輝いていた。3時くらいのことで、ぼおっと見ていた記憶があるので、講演の合間か、待ち合わせか。
いつまでたっても虹色のきらめきが消えなくて、不思議で不思議で。
手元に残った1枚の写真
その後、何年かして、彩雲という名を教えてもらい、探すのに嵌った。
カメラを持ち歩くようになったころか、何枚も撮ったがうまくいかなかった。周りに「今彩雲が出ている」と言っても「えー・・・見えない」ということがあって、いろいろ聞いてまわったら「視力が衰え来て、彩雲が見えてきたんじゃないの?」という人がいて、納得してしまった(人に言わなくなった)。カメラは上達しないまま、撮らなくなってしまった。いや、メモくらいならスマホが使えると気づいたからか。
視力が悪いかハレーションかはともかく、太陽の角度で雲が虹色に輝くときがあって、それは相変わらず私の心をときめかす。
ただ。最初に出会ったあの雲よりきらびやかな雲には出会わない。視力が落ちたのもあのころからだから、そのせいだったのかなー。
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気象庁が引用を許可しているようですので、早速、彩雲の仕組みを掲載。
出典:気象庁ホームページ (https://www.jma.go.jp/jma/kishou/know/faq/faq13.html)
「雲・大気現象・大気光象について」の中から。(気象庁ホームページより)
雲が七色に見える「彩雲」の仕組みは何ですか?
彩雲は、上空の比較的薄い雲がその縁に沿うように赤、黄、緑などの色に分かれて見える現象です。この現象は、太陽の光が雲の粒を回り込んで進む(これを回折といいます)ことにより発生します。この際に波長が長い赤い光は波長の短い青い光より大きな角度で雲の粒を回り込むため、光の色によって進行方向が変わり、色が分かれて見えるようになります。また、雲の粒の大きさにより光の回り込み方が異なることから、雲の粒の大きさで雲の色が違って見えます。一般に雲の縁で雲の粒が最も小さく、中心に向かって雲の粒が大きくなりますので、雲の縁から中心に向かって色が変わって見えるわけです。
以上、引用でした。
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彩雲の別名
瑞雲(ずいうん)
慶雲・景雲(けいうん)
紫雲(しうん)
とくに紫雲は、<亡くなった人を極楽浄土へ迎えるため、仏様が乗ってくる>とされていたそうです。
ネット上の辞書のページには、発生しやすい雲の名前などがびっしり。参考になります。
彩雲は良きことの前触れ?
彩雲は「吉兆」とされてきたそうです。
彩雲で検索したら、スピリチュアルメッセージの項に良きことが何個も!場所や状況でいろいろ解釈ができるようで、占いのようにも見えました。
ちなみに、「占い」というと、今は恋愛や名前など、個人の運命を見ることが多いですが、戦国時代の「占い」は、足利学校の正規(しかもトップの!)の科目だったそうで、足利学校卒、というだけでも高く評価され就職先もよかったとか。これは、テレビ情報です。
「占い」は卑小なものに貶められている(と言っていいかどうかわからないですが)古代、占いは王の専行事項で秘密のベールにつつまれ・・・文字の発生にもかかわっています。壮大な歴史があるのでしょうが、なかなか理解に届きません。
そのうち、AIのご託宣が信仰されるかも。と思うと怖い気もします。
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