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1分で話せ(6/100)

以前、上司になかなか企画の内容が伝わらなくて悩んでいた時期に買った本。最近仕事でのプレゼンが多くなったので再読することにした。

話す目的は明確であるか

プレゼンや説明で悩む多くの人が欠如している視点。意外と目的意識を忘れてしまっていることが多い。「誰に何をどうしてもらいたいのか」これは常に頭に入れておきたい。

ここでのポイントは2つ。
1つ目は「相手は誰か、何を考え、何を望んでいるのか」。自分は相手に合わせて話すのが苦手。説得して承認してもらうなら理解度や保守性、仕事の進め方など多面的に相手のことを考えた上で発言しないとこちらの要求は伝わらない。

2つ目は「その相手にどうして欲しいか、理解か賛同か動いてもらうことか」。相手に対する目的によって結論が変わってくる。ただし、多くの話し手は相手に承認なり、契約なり動いて欲しいと思っている。動いて欲しいならどう伝えるかを必ず考えないといけない。

話の構造がピラミッド構造になっているか

話し方は「結論→根拠→具体例」で話すと伝わりやすい。1分で話すならスッキリ・カンタンに話す。

個人的にできてないのは、具体例の部分。つまり左脳ではなく右脳に訴えること。相手にイメージを沸かせて、感情を動かし、印象付ける。話に彩りを与える部分。
また、キャッチーな言葉で伝えたいことを一言で表すのもいいテクニックだと思った。

とにかく論理的な話し方だけでは相手は動いてくれない。失敗、成功の経験や他の事例を話すことでより伝わりやすい言葉になる。

相手と自分を俯瞰する(憑依)

いわゆる「メタ認知」と呼ばれる部分。上記2つに比べると格段に難易度が上がるが、ここを意識できると話している時の方向修正や相手の理解状況による臨機応変な対応がしやすいと思った。

相手の気持ちになって考える」。相手は話についてきているか、理解しているか、何を考えているか。また「自分を客観的に観察する」。姿勢はどうか、目力はあるか、身体全体で表現できているか、話すスピードはどうかなど。冷静に話さないとできないことなので、難しいけども感情的になりすぎずに話すこと意識したい。

コンサルとして説明しようとするとどうしても論理優勢になってしまうが、右脳にも語りかけることが新しい発見だった。また特にプレゼンは練習量が大事だなと思ったので、小さいプレゼンだとしても10回以上は練習するようにしたい!

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