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”香階”を知っています!?


こんにちは、嘉瀬遥です。

先日、仕事のディスカッションをしていたときに"香階"というものを初めて知りました。
今回はその"香階"について紹介していきます。

そもそも香階は、19世紀にイギリスの化学者であるセフティマス・ピエス氏が考案したものです。
化学者でもあり調香師でもあったピエス氏は46種類の天然香料を自然音階にならって音階のように並べ、『香りと芸術』という著書で発表しました。
ピエス氏は香りの揮発速度を自然音階に重ね、香りの調和ができるものを「香階」として表現しました。

香階

この表を見ながら和音でエッセンシャルオイルのブレンドの例をを出してみると…

①「ドミソ」で香りをブレンドする
 ド:ローズ + ミ:オレンジ + ソ:ネロリ
②「ファラド」で香りをブレンドする
 ファ:ベンゾイン + ラ:ラベンダー + ド:ローズマリー
③「ソシレ」で香りをブレンドする
 ソ:ネロリ + シ:スペアミント + レ:ベルガモット

これらは、アロマテラピーの視点でもバランスが取れているブレンドになっているとのことです。

私は香りについてあまり詳しくないので、文字で見ても香りを想像することができないのですが笑
ただ、理系としてこのような公式(?)があるのはワクワクしました!


現代において、調合するシチュエーションとしては以下が挙げられます。
①香りの調和を目的としたもの
 →香階でエッセンシャルオイルをブレンドして香りを楽しむ
 
・オリジナルの香水
 ・アロマキャンドル・石鹸
②植物や花で調和を表現できるもの
 →香階を花の香りや色味で組み合わせをする
 ・生け花・フラワーアレンジメント・スワッグ
 ・料理・スイーツ

日本でも音楽療法は認知させれていますが、香階を応用すれば高度なセラピーを行える可能性もあります。

五感の中で、視覚による認識が圧倒的に大きいということはご存知の方も多いと思います。
一方で、嗅覚は、脳にダイレクトに届く情報と考えられており、危険の認識をはじめ、私たちの記憶や創造性にとって重要な役割を果たしています。

そんな、嗅覚への影響をより良いものにすることで、私たちの生活もより良いものになると思いませんか!?

今後も香りについて勉強していく予定ですので、新しい知識を得たらこちらで紹介していけたらと思います。

お楽しみにしていてください!

https://ethical-story.jp/2022/04/02/kouka/


ありがとうございました♪

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