6月に夏を語る

6月も終わりが近づき、暑さを感じる場面が多くなってきました。

夏、を意識し始めています。

そんな本格的な夏を迎える前とも言える今この時期に、僕が夏に対して思うことを語っておくことにします。

なぜだと思われるかもしれませんが、そうしないと間に合わない気がするのです。

夏になると何か物語的な出来事が起こることを期待している自分がいて、だいたい何も起こらないまま過ぎていくのが僕のお決まりのパターンです。

それに少しは抗いたくて、予めブログで夏に対する想いをぶちまけておこうというわけなのでしょう。効果があるのかはわかりません。なくても言葉は残るのでまあいいかなと。


さて、話を進めますが、僕は一応小説を書いている人です。一応、をつけなければならないくらいに底辺の作家志望者であるとはいえ、夏と物語の相性の良さはずっと感じています。

今まで僕が書いてきた小説でも、夏という季節が中心となっているものが多くあります。また、夏が訪れる前、過ぎ去った後の話であったとしても、見えない部分で夏の存在を感じ取れる構造になっていたりします。

にもかかわらず、実際の僕の人生は年を追うごとに何も起こらない夏になってきています。何も感じない夏、と言い換えてもいいかもしれません。

物語において、感動はとても大きな要素です。

だから、僕自身が生きていく中で何も感じられなくなってしまったら、それは同時に小説を書き続けることができなくなってしまうということになるのではないかと危惧しています。


夏は、僕にとってそんなことを思い出させる季節です。

もしかしたら、毎年同じようなことを言っているかもしれませんね。

兎にも角にも、これを読んでいる読者の皆様、今年の夏もよろしくお願いします。

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