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子どもが絵を描くように私は生きたい

「ママ、僕の絵見て!」
私の袖を引っ張り、自分が描いた絵の前まで力強く連れて行く5歳の息子。

「おー!すごいすごい!」

抽象的な感想しかすぐには出てこないのだが、
息子は誇らしげに何を描いたか、どんな状況を切り取ったのか早口で教えてくれた。

掲げられた園児たちの絵を見ていつも思うことがある。

子どもが絵を描くように私は生きたい。

子どもは絵を描くとき、自分の思ったことを表現している。
・僕にはこう見えた
・●●が好きだから取り入れた
・もし○〇だったら…?
 
100人が絵を描いたら、同じ色彩や形は1つもなくて、お互いが干渉することね自由にのびのびと表現される。
そういえば、絵を描くことが大嫌いな未就学児ってあまり聞いたことがない。

みんな思いっきり絵を通して自己表現ができているからではないだろうか。

他人からどう見られるかなど考えもしない。
他人の目など気にしないで思いのままに筆を走らせる。

そこには優劣もないし、心のままに自己表現できたことに最大の喜びがあるように思う。

私たち大人も自己表現に苦しむことなく、
人が一生けん命になる姿を応援しあえる世の中になればいいのに。

他人との比較、順位付や優劣ありきの教育や社会。
私はそんなものは気にすることなく、
自分のやりたいこと、実現させたいことを形にできる大人でいたい。

私たち大人の背中を見る息子には、そんな気持ちを忘れないまま大人になることを願っている。

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