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私暦・縁起こと

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暦が好きです
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白露から秋分へ

白露から秋分へ

草露白    草の露が白く光る朝  
鶺鴒鳴    鶺鴒が鳴き渡り
玄鳥去    燕たちが南へと去ってゆく

好きな二十四節気や七十二候はありますが、
今まで知らなかったもの、鶺鴒など読めなく
気にしたこともなく、どんな鳥なのかな

この頃は姿、形、鳴く声までも検索で聴け
「あれ、今 外で鳴いてるそれか」
毎朝聞こえてくる、おなじみの高い声、
白黒の鳥で電線にも道端にも、私の歩く前にも
いつも見て

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シンネン わたし暦

シンネン わたし暦

「残したい日本の音風景百選」 
日本三銘鐘の一つ「音の三井寺」の鐘を鳴らす

中学の時お世話になった社会の先生が企画される
石積みの琵琶湖畔歴史散策バスツアー

2011年11月10、11日と出かけた時のことです

若い時は一人旅の方が好きでしたが、この恩師のような想いで旅を案内されると運ばれるというのは、時に良いものだな、と感じます。
史跡はもちろん、宿、車中、記憶に残り、私記録にもちょうど自身

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そして奉納 

そして奉納 

昨日、一昨日と神社の例祭で
「奉納」の字を半紙に書き続けてました。
神事についての知識はありません、
これお願いします、と言われたら「はい」
書いてください、と言われたら「はい」
そんな具合で、書く係りになりまして
奉納 金いくらいくら 誰々
お供え これこれ どなた

奉納が何十回も頭の中で反芻されていくうちに、

奉納といいながら、
神様がお金を受け取るわけではなく
お供えを食べ飲み尽くすわけ

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時は揃い深まる

時は揃い深まる

1月1   3月3    5月5    7月7  のように
奇数重なる日には文化的慣わしがあるようですが
今年にあっては、2月2日が節分となったこともあり偶数が重なる日にも 時計の針が重なるように私においては、すべての月が揃う年となりました。

本日 9月9日重陽 も揃いとなりますが、
来月10月10日は氏子である地元の神社の例祭、
過去に、ああこんな風に神様も0歳になられるのだな、と思えた瞬間が

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立秋末候 蒙霧升降 そして満月

立秋末候 蒙霧升降 そして満月

二十四節気七十二候 立秋末候 蒙霧升降

私はこの頁の雰囲気がとても好きで、
実際このような色合いの景色はありえんでしょう
と思いながらも毎年、この頁をめくっています。 

[深い森や水辺に白い霧がもうもうと立ちこめて
 幻想的な風景が見られる頃] ?
そう言われても今の時期、霧すらみることないですよ、と思ってましたら なんでもない写真館さんという方のブログ(17日)に

お盆過ぎると ところによ

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お盆は想うときに

お盆は想うときに

一般的なお盆は13日から16日と言われますが、
わたし暦では、7月22日です。

手を合わせることを忘れなければ
それがいつであっても良いのだと思います。 
「思ったが吉日」そのような日がピンと来る
そうなるまでは、伝承通りでいいですよ・・・
それまではとりあえず故きことに習ってみる。
そのうち私暦が浮かんできて、2本立てになる。
どちらが転んでもいい、という具合に。

お盆のエピソードは
「どん

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今日は内省 

今日は内省 

育てている庭で今日は草取りをしていたのですが、いつもは、ひとり黙々と自分に向き合うというか、 「こんな場所があって、良かったな」と思うくらいでなーんにも考えることも、思い浮かぶこともなかったのですが、今日はこんなことが始終心を占めました。

時にいい勘違いをしながら前に進む という言葉
考えなおそうね

これは私が時に使ってるかもしれない言い回しです。そう思おうとする、自信がないことに取り組む、と

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今日嬉しかったこと

今日嬉しかったこと

中川たまさんの本の中に、バケツ田んぼ 
ー太陽の下ではじめるしめ縄づくりー
何年か前に私もやってみたことがあります。

お正月のしめ縄になるよう、太陽の下で、え、6月からそんな風に新しい年の準備を育てるなんてー! 
とその時、とても感心したことを思い出しました

年末こんな風にクルッとしめ飾りを作るそうです
     中川たまさん作↓

 ↓  まず、6月からバケツの中で稲の苗を育てる

うちは年

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今日もありがとうございます

今日もありがとうございます

春のお彼岸、忙しくしてて今日やっと牡丹餅。

近い人とのお別れではなく、遠い全く知らないはずのある人の姿を見て、号泣したことがあります。
まだ若い10代、今よりももっと感受性が強く、夕日がさしてて、涙が止まらなくて、帰り道、沢山の人が歩く商店街でぐしゃぐしゃに泣いて涙で視界が塞がれて、すれ違う誰のことも見えなかったこと。
「そんな景色は違う。人の未来はそうじゃない」

シチュエーションの捉え方はい

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紫の一瞬の輝き

紫の一瞬の輝き

小豆を煮る時思い出すのが、
吉祥寺、小ざさ社長 稲垣篤子さん著「1坪の奇跡」

この本を読んだ時、足元にも及ばない仕事への姿勢
に頭が下がる思い、そして以下の文も含めて 
とてもいい とでもいいな 、と記憶しています。

本物の味には及ばなくても、
気持ちが不思議なほどにスッキリする、というのは
やりたいことがやれた時に吹いてくる風、
のように思わせてもらえるなら、
それなら、それは小さなことで良

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小豆週間

小豆週間

1月、鏡開きのお汁粉に毎年小豆を煮るのですが今年は餡があったので省略した作業、一年に一度の小豆炊き。2021年は春分のぼた餅に向けて今週を小豆週間に。

新春、立春が好きなのに春分はといわると私は名前に春がつくのでなんだか分刻みにされる感じがして、春のお彼岸のあたりのことをぼた餅の季節と呼んでいます。
棚からぼた餅、いわゆる棚ぼた。
昔の人は棚からぼた餅が落ちてきただけで幸運だ、
と思えたなんてな

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来年のミーティング

来年のミーティング

本日 おひなさま お見送り。

烏帽子を脱いだお内裏様のお気持ちを察して
お雛様が何かささやかれている。

そのあと

装束の胸に何かのぞいてるのが見えて
「ずっと私の扇子がなくて探してたのよ!
これまで 代わりのもの 持ってたけど、」

「お、おい、濡れ衣だよ!これは俺の、」
「俺の何なのよ。」
「わからんけど俺の持ち物。」
らしいのです。確かにしっかり挟まれてとれない。
それにお雛様の桧扇はも

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前途を祝す

前途を祝す

テーブルコーディネーターの横瀬多美保さんが素敵な空間を色づけられてることに憧れていました。
うちにも祖母から孫へ、娘の節句に揃えて頂いたお雛様や頂戴した飾りがあり、どれもとても好きなのですが、自分で作ってみたいと思えたのは

この木作りであたたかい姿。

建築の仕事柄、土台となる木はあるし、ちょっと彫りや細工がブキッチョになっても衣装や飾りでカバーできるかもしれないから、もしかして作れるかも

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巻の完

巻の完

1月も終わり。みそかそばで締め、
また新しい月を迎えます。
いろんなことがありました。
これで良かったんだ、
ありがとう、
だからよくなる。

フライング気味の巻寿司を楽しみながら
あたたかな1日を過ごしました。

今年は自分が描くストーリーを込めてみる。
しいたけをスライスせず丸で帽子か屋根のように

     完全にイレギュラーです(笑)

【おまけ完想】

フライングしてみて、あとで、わかっ

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