なんでもない日おめでとう!のシュークリーム。

どういうわけだか、シュークリームが無性に食べたくなる時期が、定期的にやってくる。

一か月に一度か、二か月に一度。

単に生理周期と連動した食欲なのかもしれないし、そうではないかもしれない。

「あ!わたしシュークリームがとっても食べたい!」

スイッチが入ってしまった時、シュークリームってのはとても買いに走りやすいお菓子だ。

スーパーなら確実に売ってる。
5個入り300円とかで。

うちは4人家族だから5個入りを買って帰るとケンカになるな…大人げなく取り合っちゃうな。

コンビニにもシュークリームは絶対ある。

どのコンビニも、この頃はスイーツに力を入れていて、製菓専門店のスイーツに負けない味になっている。それに、専門店より安い。

特にシュークリームに至っては、各コンビニでこだわりの感じられる商品開発をしている(気がする)。

クリームがトロトロなタイプや、カスタードと生クリームの二層仕立てになっているタイプ。あと、シューの皮がもっちりした食感の新感覚シュークリームも。

数あるシュークリームの中でも、特に好きなのはクッキーシュー。

ガリっと固いシュー生地に、アーモンドなどナッツ類が砕かれてるのも良い。中のクリームは、固めのしっかりタイプのカスタード。

美味しいクッキーシューに出会えるのは、やっぱり製菓専門店。

私は「シュークリーム食べたい!」気持ちが抑えられなくなった日には、町の個人経営のケーキ屋でクッキーシューを買って帰る。

一つ税込み2百円。

コンビニよりちょっと高いけど、なんてったって"ケーキ屋さんで買った!”ことが大事。

紙の小箱に入れてくれて、「お持ち帰り時間どれくらいですか?」と聞いて保冷剤の量を調整してくれる。

我が家までバイクで五分なので、冬は保冷剤なし。

スイーツの入った小箱を冷蔵庫にそっと隠す。

隠したつもりが気づいた子ども達が「え!?それ、何が入ってんの??」と色めきだって騒ぐのを「ご飯の後のお楽しみだよー」と制す。

食事が後半に差し掛かると、そろそろか…と夫がコーヒーを用意し始め、みんなソワソワしてくる。

もう既に気持ちはシュークリームに向かっている。

一連の楽しみをシュークリームと一緒に味わう至福の時間。買う時からお楽しみは始まっていた。

誕生日でも記念日でもない、『なんでもない日』のシュークリームを4人で食べられるのが嬉しい。

なんでもない日おめでとう!のシュークリームだ。

手帳と刺繍の楽しみ方について、あれこれ考えてます。楽しい時間をみなさんとシェアできる何かを、作っていきたいです!