【MIMI全曲レビュー】GLACIES【第1回】

ついに第一回の投稿です!
長くなるかとは思いますが、お付き合いいただければと思います!
お時間ある時にどうぞ!

まずは、レビューにあたり注意事項を別記事にまとめましたので、よければご一読お願いします!

それでは、お楽しみください!

GLACIES
(MIMI曲ランク:S-)

【個人的好み合致度】
(10点満点)

イントロ:9.0
サビ:9.1
間奏:9.1
Aメロ:8.8
Bメロ:9.1
1番サビ:9.1
間奏:7.8
Aメロ:8.6
Bメロ:8.9
2番サビ:9.4
アウトロ:8.2

サムネイル:9.5
MV:9.7

【総評】
雪ミクCD収録曲なだけあって、散りばめられる冬っぽいワードや澄んだ音、そしてサムネイルから非常に綺麗な音楽といった印象。
まず印象的なのはサビのリズミカルな歌詞。正直『GLACIES』の第一印象はここである人は多いと思ってる。
MIMIさんの曲らしく比喩が多い曲で、歌詞を理解すればするほど、情景が浮かび、ストーリー性も仄かに浮かび上がってくる。
MIMIさんの曲の中では、比較的雰囲気明るめの曲ではあるが、寄り添ってくれる歌詞なのは相変わらず。

ちなみに、リズム感も音程も、カラオケ難度が最高レベルw
マージで歌うの難しい!

【イントロ】
落ち着いたピアノと指パッチンで、出だしのサビまでの高揚感をうまく煽ってくれる、なんとも言えない最高のイントロ。
これから始まる曲へのワクワク感がめちゃくちゃ高まる。

【サビ】
総評でも書いたが、出だしの「あ、あ、あ、愛してる」のリズム感が、マージで最高すぎ。
この曲に一気に惹きつけてくれる最高のパート。
MIMIさんお得意の、綺麗な情景が浮かぶ比喩をふんだんに歌詞に織り交ぜて、MIMIワールドを形成している。
読み込めば読み込むほど情景が脳内に浮かびあがる、素晴らしい歌詞。

最初の4小節と最後の4小節、歌詞が全く同じなのに、こんなに印象が違うのはなんなんだろうか?

【間奏】
GLACIESの透明感を感じさせてくれる1番のパートだと思ってる。
こんなに綺麗で余韻の残る音色…
最高すぎんだろ…
なんなら、ここだけで一生聴ける。

【1番Aメロ→Bメロ】
生きていく上でぶち当たる悩みを「わかってるよ。ちゃんと見てるよ。」と、寄り添ってくれる歌詞は、MIMIさんの曲の最大の魅力の一つ。
疲れた体から、何か悪いものがスーッと抜けていく感覚が気持ち良すぎる。
また、そこで「地球だけは知らんぷり」や「透明な世界へと雪が舞う」みたいな比喩が、MIMIワールドに没頭させてくれる。
かと思ったら、「生きているだけでいいんだよ。生きてるだけで満点よ」の全肯定歌詞。
流石に泣くやろ、こんなん。

2小節しかない短いBメロで、少し音を少なくして、しっかり歌詞を視聴者の心に沁み込ませてくる。
だからMIMI曲やめらんねぇんだわ…

また、Aメロ前半と後半でリズム感変わるのもまた良き。
後半の裏打ち気持ちええ。
手拍子や指パッチンのSEもいい味出してるのよ…

【1番終わり間奏】
このなんとも言えない音はなんだろうか。
面白い音を使うなぁ、と感じさせつつ、曲の雰囲気を壊さないように少し変えてくるの、なんかもうすごい。

個人的感覚で言うと、「ここまですごく真面目に語ってきたので、少し緊張した雰囲気を和ませましょう。」みたいな雰囲気感(通じろ)

【2番サビ】
1番サビとメロディをガッツリ変えてくる大胆手法。
1番サビは、キャッチーさ重視で、曲の世界に没頭させる役割なのに対して、2番サビはもうすでに没頭してる人たちに曲の終わりへ向けて送り出してくれるような印象を、メロディからも、「さらば」を2回使う歌詞からも受けた。

ironyとメロディで韻を踏んでくるところもお洒落。

そして、最後8小節の歌詞がマジで最高すぎる。正直、生きていくのが辛く感じる時って、疲れたりなんなりして考えすぎてることが多いのよね。
そこに寄り添ってくれる歌詞は、流石に泣くのよ。
最後4小節の比喩というか情景描写というかがもう、本当に清々しくて気持ちよく終われる。
この気持ちよさ、言語化が本当に難しいけど、聴いて歌詞を見てくれれば、きっとわかると思ってる。

心が晴れやかになる。マジでありがとう。ありがとう……

半音上がるラスサビは大好物。
最後の高音も大好き。

【アウトロ】
ここでも面白い音。
若干間奏とは違う音かな?
なんとなく、朝方に結露した雨粒が落ちるような情景が浮かんでくる。

だからこそ!!!
(これはMIMI曲全般に言いたい!)
アウトロもっとくれぇ…
アウトロで1分くらい余韻に浸りたいんじゃあ……

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?