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稽古うら日誌1

稽古裏日誌
ぺぺぺの会では、10/19~22に行われる「演劇人コンクール」への出場に向けて、岸田國士作『命を弄ぶ男ふたり』を稽古中です。そこでは、俳優がその日の稽古内容を日誌として綴っています。本文はそれの、より個人的なやつです。

大和さんが、ひとりひとりに本を配っていた。
のいちゃんに渡した本の表紙が、赤色だったこともあり、その姿がサンタみたいに思えた。

「読まない本について堂々と語る本」戯曲読解にも役立つそうだが、この本でさえも読まないことを推奨するかのようなタイトルで、読むか読まざるか流し読みするか、変な状況に置かれる。

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戯曲について、マインドマップを用いながら、家で考え事をしていた。
なにかSFで、ヴァーチャル空間が広がり人間は仮想現実の中でなんでもできる、でもヴァーチャルにも心があったから、犯罪など非道徳的なことにつながらずに済んだ、みたいな話があったなあ…と思い出していた。

そのタイトルを、やっと思い出してカタルシス。
細田守監督の『竜とそばかすの姫』だ。映画勤勉人のごとく公開2日後に見た。

匿名性をもつ2人の登場人物が、体を持つことでしか体現しえない命も同時に持っているという状況と、ヴァーチャル空間の中の心が似ているなあと思った。

でも命と心の違いとは?というかそれは似てるのか?ってか心ってなんだ…?

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(未だ考え中)

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