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スミス都へ行く

鑑賞時の感想ツイートはこちら。

『スミス都へ行く』(1939年)はフランク・キャプラ監督の作品。同じ監督の映画に、名作『素晴らしき哉、人生!』(1946年)があります。

『素晴らしき哉、人生!』は、わたしのオールタイム・ベスト映画10本に入るほど、大・大・大好きな映画です。

『スミス都へ行く』も、確かキャプラ作品をもっと観てみたくて、当時、レンタル屋さんでDVDを借りてきたんじゃないかな。

昔のアメリカ映画って、とてもシンプルなんですよね。

主人公は志(こころざし)があって、情に厚く、周囲に愛される人物。そこに、敵対する対象が悪役として登場。(弱い者を顧みず、利益をむさぼる組織や人物など)

主人公は弱い者の味方として悪役に立ち向かい、勇気と知恵と純真さで、最終的に「正義は勝つ」図式のお話になっていて、とてもわかりやすい。『水戸黄門』みたいな、ね。

では、どうしてキャプラ作品が今も名作として愛されているかというと、「キャプラスク」とも呼ばれるその作風の魅力なんじゃないかなぁ、と思うのです。

どんなに人生に疲れちゃってても、未来に希望なんて1ミリも感じられないような時でも、

「きれいごと」の「きれいさ」「美しさ」を、
腐らず、照れずに伝えることは、
心に光を与えてくれる。

そこに、自分の中の「ピュアな部分」が反応して、ハートが喜んでいるんじゃないかな、とわたしは思っています。


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