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役職に就くのは嫌?

役目を担う

サラリーマンをやっていると、役職って気になります。私も若い頃は、同期より役職に就くのが早いとか遅いとか、悩んだこともあります。今の若い人は、どうなんでしょうか?役職に就くのを嫌がる若者が増えたという記事を読んだことがありますが、本当のところはどうなんでしょう。いちど、誰かに聞いてみようと思っています。

役職というのは、何らかの役目を担うという理解をしておきたいです。

システム開発での例

システム開発での役割の振り分けは、非常に理解しやすいと感じます。要員配置や、スケジュール調整を行うのは、プロジェクトマネージャの仕事です。仕様に沿って、納期までにプログラムを完成させるのは、プログラマの仕事です。

「プロジェクトマネージャの方が上席だ」というのは、確かにそうでしょうが、それは全面的な上下関係ではなく、役割に応じた責任の違いです。だから、業務分掌に関わらないところで、「コーヒー買ってきて!」とか「代わりに電話取って」とか、ほかのメンバーを、小間使いのように使ったりはしないものです。
※いや、私のところのプロマネは、そういうことやってるよ!という人がたくさんいると思います。でも、他業種の上司よりは、ましだという気がするのです。

プロジェクトマネージャは、役割を果たすために学ぶべきスキルがあります。プログラマも、役割を果たすために、プログラミングスキルを高め、維持する必要があります。

そして、プロジェクトが終了し、メンバーはいったんバラバラになります。
次に別のプロジェクトが始まってメンバー招集された時、以前のプロジェクトマネージャが今度はアーキテクトの役割を担うかもしれないし、以前のプログラマが、今回はテスト担当になるかもしれません。担った役割に応じて、その任務をそれぞれが果たしていくというのは、理解しやすいと感じます。

システム以外の業種でも、そういう理解が進めばいいなぁ、と思います。役職が上席であるというのは、それに応じた責任やスキルや役割があるということ。決して、全人格というか、全てにおいて次席以下のメンバーを顎で使っていいというような、王様と奴隷のような関係ではないということを、多くの人が共有してほしい。そうなれば、役職に就くのを嫌がる若者も、減っていくのではないでしょうか。

執行官と監視官

話は変わりますが、かなり前、サイコパスというアニメを見ました。簡単に内容を説明すると、人間の心理状態を判定するシステムが存在し、その判定結果が、職業選択などさまざまな場面で活用される社会の話です。警察組織が犯罪の抑止や捜査を行う際も同様で、心理状態の判定により、「潜在犯」という呼称で、犯人のように取り扱います。

ここで、犯罪捜査を実際に行う執行官という人たちと、捜査全体に責任と決定権を持ち、執行官に指示を行う監視官という人たちが登場します。監視官は情報分析し、判断し、決定する。それに従って危険な任務を遂行するのが執行官です。それぞれには決まった役割があり、執行官は、意に沿わない決定であっても、監視官の指示を全うする。彼らには、それを行うスキルがあり、そのスキルを、いつ、どのように使うかを決めるのは監視官です。
※アニメに無茶苦茶詳しいわけではないので、多少誤りもあるかもしれませんがご容赦ください。

自分はどうだろうか?

私のようなサラリーマンも、場面により、監視官としての役割を果たす時もあれば、執行官としての役割を果たす時もあります。振り返ってみると、自分自身も、他の人も、監視官として判断すべきなのに判断を下さなかったり、人に任せずに自分で遂行しようとすることが多々あると思います。同じように、執行官として遂行すべきことが明白なのに、監視官の領域である判断に立ち入って、口出しばかりしてしまう時もあった気がします。

判断しない監視官と、執行しない執行官
もしくは、
執行したがる監視官と、判断したがる執行官

これが、さまざまな非効率を生んでいるのではないか?

自分も、そうなっていないか、よくよく考える必要がありそうです。反省も込めて。

最後まで読んでいただき、ありがとうございます。kindleでもいろいろ書いていますので、読んでAmazonに感想など書いていただけると嬉しいです。


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