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香取神宮の年内詣と大祓

元禄13年に幕府によって造営された楼門。額は「東郷平八郎」の筆によるもの

香取神宮は千葉県最大のパワースポット

12月28日は仕事納めという方も多かったことでしょう。私もそうなのですが、午前中は千葉県香取市の香取神宮へ年内詣をし、大祓(おおはらえ)をして参りました。

ご存知の方も多いと思いますが、香取神宮は全国約400社の香取神社の総本社で、茨城県鹿嶋市の鹿島神宮、茨城県神栖市の息栖神社とともに東国三社の一社であり、宮中の四方拝で遥拝される一社でもあります。下総国一の宮で、明治以前に「神宮」の称号を与えられていたのは伊勢、香取、鹿島のみ。 創建は神武天皇の御代18年と伝えられ、わが国屈指の古社・名社です。

鹿島神宮と比べると、門前町はひっそりとしていて、観光地としての華やかさには欠けるのですが、“関東屈指のパワースポット”といわれ、かつて占い館で相棒だった先生は「千葉では香取神宮が一番。他と全然違う」とおっしゃっていました。

初詣には縁日が出され、歩くのもままならないほど参拝客が訪れる香取神宮ですが、年末はまだひっそりとしています。とはいえ、大晦日に備えて、参道では縁日の準備が進んでいました。

大晦日に備えて準備が縁日も準備を進めていました

大祓で半年間の罪や穢れを除き去る

(おおはらえ)です。毎年6月と12月に行われるもので、半年間で知らず知らずのうちに身に付いた罪や穢れを除き去ることができます。受付で初穂料500円払うと形代(かたしろ)と茅の輪守りを受付で渡してくれるので、形代に郵便番号、住所、名前、年齢を記入して息を吹きかけます。

白い形代に郵便番号、住所、名前、年齢を記入します

大祓の茅の輪をくぐるには作法がある

その形代をもって全身を拭ってから、茅の輪の正面からくぐって左側に廻り、次に正面からくぐって右側に廻り、さらに正面からくぐって左側に廻り、再び茅の輪の正面からくぐって、御殿前にて参拝します。最後に形代を赤い箱(大祓形代納め箱)に納めて終了です。大祓の式(神事)は12月31日午後3時より本宮にて執行されるそうです。

形代をもってこの茅の輪を決められた順番でくぐっていきます

交渉や仕事運向上、特に“道開き” のご利益がある

大祓が終わったら、いよいよ拝殿でお詣りです。香取神宮の御蔡神は日本書紀にも登場する武術の神様 “経津主大神(ふつぬしのおおかみ)”です。この神様は鹿島神宮の武甕槌大神(たけみかづちの おおかみ)と共に出雲へ派遣され、見事交渉を成功させて日本の国を平定させたと伝えられ、国家鎮護の神であると同時に、仕事運向上、商売繁盛、事業繁栄など、仕事に関する総合的なバックアップがあると言われています。特に“道開き” のご利益があるとされているので、起業・開業のほか、就活や転職のタイミングなど、“良い会社との出会い” が欲しいときの参拝にもぴったりなのです。

拝殿の奥に本殿があります

私はビジネスライター&占い師ですので、特にお仕事の相談をしてくださるクライアントさんが多いのです。今日は今年1年、私のもとに来てくださった方々のお仕事運向上と人生に総合的なご利益がありますようにと祈らせていただきました。

お守りの種類は驚くほど多い

最後に何か記念になるものをと思い、普段はあまり買わないお守りを求めることにしました。驚いたのは、その種類の多いこと!! 社務所の上にズラリと見本が展示されていました。御祭神は武道の神様なので、「体育勝運守」や特製の「勝守」という珍しいものもありましたが、私は欲張って「万願叶(よろずのねがいかな)うなり」の「心願成就御守」を選択。真っ白なお守りな身の汚れを清めた後にピッタリだと思ったのもあります。

お守りの種類が豊富で、巫女さんは可愛い人ばかりでした


しっかり祈願された「心願成就」守り

「心願成就」は努力が身を結ぶよう祈願されたお守り

この「心願成就」守り、香取神宮に参拝された方々が、己の心を引き締めて願いを成し遂げられるよう、努力が実を結ぶようにと祈願されたお守りだそうです。中央の「叶」の文字がパワーを放っているように見えませんか? 

余談ですが、香取神宮の巫女さんはどの女性も可愛らしい方ばかりです。それもアイドルデビューできそうな高レベル!! お近くにお住まいなのでしょうが、選び抜かれたメンバーなのか、人気のバイト先なのかわかりませんが、格の高い神社にふさわしい美しさでした。

おみくじを結ぶのはお祓いのひとつ

最後におみくじを引いたのですが、結果は「小吉」。大吉、中吉に負けているような印象ですが、これから徐々によくなっていくんだなと思える内容だったので、掲題に結ばず、お財布に入れて持ち帰りました。

おみくじを結ぶのは、お祓いのひとつで、悪い結果がでたら、結んで帰ることでそれを祓って終わりにするんですね。今日のおみくじに祓いたいことは何もなかったので、神様のメッセージとして大切に保管して、1年後に振り返りたいと思います。

おみくじを結ぶのはお祓いの行為の一つ。悪い結果を祓ってここで終わらせる意味があります

仕事納めの日に香取神宮に参拝できて、本当にラッキーでした。年末は慌ただしいので人出が少なく、大祓も参拝も心を静めて行うことができました。今年、私のところへ来てくださったお客様、取材にご協力くださった方々、関わってくださった全ての人に感謝です。本当にありがとうございました!!




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