見出し画像

「桂二葉 独演会」9月18日14時~(@心斎橋PARCO14F SPACE14)


抽選で当選したので桂二葉さんの独演会に行って来ました!先日、天満天神繁盛亭で「桂二葉 第17回繁盛亭大賞受賞記念ウィーク」に行った時にこの独演会のチラシが入っていました。繁盛亭の様子は、

繁盛亭では口上などはあったのですが、二葉さんは落語を一席しかやらなかったので、あれなんか満足せーへんぞ!というある種の欠乏感があったのが今回の独演会に応募した第一の理由です!
独演会の場所はパルコの14階のSPACE14というイベントスペース。反対側では「推しの子」展が開催されており多くの人が列を作って並んでいました。

心斎橋PARCOは大丸の新館だったまさに、御堂筋線「心斎橋駅」の真上にありました!40年ほど前の心斎橋PARCOの記憶しかない私には、むちゃむちゃ新鮮でした!渋谷のパルコよりもええ感じちゃう?みたいな印象を持ちました!東急ハンズや無印良品なども入っておりこのビルの中だけで楽しめる。そして連絡通路で大丸心斎橋店につながっているというゴージャスさ!百貨店業界も大変ですがPARCOは元々西武セゾングループやったのが、2020年の3月にJ.フロントリテイリング株式会社の完全子会社化となったそうです!そうして、2020年11月にこの心斎橋PARCOが開店したそうです!(ちなみに新装になった渋谷パルコは子会社になる前の2019年11月に開店)

PARCOと言えば1980年代前後に石岡瑛子さんを初めとするそうそうたるクリエイターたちがポスターやTVCMなどを作って文化の発信基地となっていました!今回はJ.フロントリテイリングという大丸と松坂屋が合併して出来たグループ会社の子会社として、どのようになっていくのでしょうか?池袋の西武百貨店の売却の話などがニュースで流れて来て、昔の西武とそごうは、どうなるのか?百貨店業界は、そもそもどうなっていくのでしょうか?個人的に、業界再編の波が今までの40‐50年という時代と共に実感を伴って伝わってくるようです!

さて、二葉さん。久々の心斎橋やったので「アレ」の時にむっちゃ、警備されていた「あそこ」に行ってみました!そう戎橋です!

母校の機関誌


独演会の前に「ずんどう屋」(姫路のラーメンと言うことを知らなんだ。)のラーメンを食べて、会場に。

今年から出演されている人気TV番組「探偵ナイトスクープ」のお花が来ていました!


開口一番は桂久ノ一の「厩火事」。久ノ一の妻役がとてもよかった!話の流れの作り方が上手で開口一番とは思えないレベルで楽しませていただきました!その後、二葉さんが「金明竹」「幽霊の辻」(小佐田定雄:作)と続きます!二席連続だと集中力の持続が演る方も観る方も大事やな!と。その後、御年82歳の桂福團治師匠の「くっしゃみ講釈」。このネタは師匠へ二葉さんがリクエストされたそうです!そして仲入り後、二葉さんの「青菜」でした。実は繁盛亭で同じ「青菜」を見ていたのですが、今回の方がどんだけ良かったか?

以前見た繁盛亭での高座は、二葉さんがレギュラーのラジオ番組の収録終えて急いで着替えて新幹線で京都から新大阪へ、そこからタクシーで繁盛亭へ!というのが前回!今回は多分、この独演会に主催としてかかわっておられることもあって、全集中されていたのではないでしょうか?

これから、仕事のバランスと表現者といわゆるタレント業などとのバランスをどう取っていくのか?そして長く芸人としてやっていけるようになって欲しいと思います!何回も世間やマスコミ、芸能界に消費されてしまった人を視て来ているだけに、人は機械やロボットやないんやから、そこでどうやって自分をマネジメントしていくのか?が新たな事務所でもあるステッカーと共同して機嫌よくやって欲しいもんです。

今回の青菜の「あー、植木屋さん」と植木屋が同じ長屋の大工に言うシーンは生涯忘れれないものとなりました。

二葉さんの落語の特徴として、高座に上がる前に恥ずかしそうに、しかし少しにやけながらやってくる。高座を下がる時に、あれ、あそこ、あかんかったな?みたいな反省をしながら戻っていく姿。(これ立川談志師匠やったら、高座に座ったまま観客に向かって、正直にどこがあかんかったか!を話していたのではないでしょうか?)そして、二葉さん自身のキャラクターが相俟って描く世界が昭和の漫画みたいな印象があるんです。「無邪気で素直!」な人たちばかりの世界。まるで「オバケのQ太郎」を読んでいるような。そう、二葉さんはまるで「Q太郎」のような方なんです!その、のほほんとした素直でとぼけた世界観が落語が持つ世界観と重なっているんやろな!と。

この日、独演会に東京でコピーライター(クリエイティブ・ディレクタ-)をされている、門田陽さんとバッタリお会いできました。実は、桂二葉がおもろいで!と最初に教えてくれたのが門田さんやったのです!詳細は以下

東京から飛行機で来られた門田さんと久しぶりの再会を祝って近くの焼き鳥屋さんで一杯飲みました!門田さんは私の今年の大学院の受験のことを知って、門田さんの故郷でもある福岡の太宰府天満宮の合格祈願のお守りを送ってもらったのでした!
門田さんのエッセイは

です!


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?