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「桂二葉 第17回繁盛亭大賞受賞記念ウィーク」@天満天神繁盛亭(昼席)に行って来ました!

「桂二葉 第17回繁盛亭大賞受賞記念ウィーク」@天満天神繁盛亭(昼席)に行って来ました!

表紙の演目写真は繁盛亭さんのツイッターから引用せていただきました。
桂二葉の名前を初めて知ったのは落語のポッドキャストの収録で門田陽さんが「桂二葉」の高座を見に繁盛亭に行ってると聞き、門田さんのお話の面白さもあって興味を持って、有楽町朝日ホールで独演会があるとのことでチケットを購入して行きました!(以下でお聞きできます)


その時には大師匠に挑戦するという趣向で第一回は、一之輔さんがお相手でした。講座の写真を撮り続けている橘蓮司という方が彼女を気に入り肝いりでプロデュースしたそうです。何と評判が良かったのか?9月に京都で同じ公演があるようです!

二葉さんは「探偵ナイトスクープ」で探偵さんをされているので大阪でも有名人。落語ファン以外の方も彼女のファンがたくさんいるんやないでしょうか?証拠にこの日の昼席はチケット完売の満席でした。

私は実は生まれて初めての「繁盛亭」でした。天満宮の裏参道のすぐ出たところにそれはあります!電車賃がもったいないので私は暑い中、梅田から徒歩で向かいました!25分くらいで到着します!天神橋2丁目に入ったところにあります。暑かったので昼食は近くの四川料理のお店で担々麺と中華ちまき、白身魚のフライがついた定食。

食べ終わって向かうとちょうど開演30分前を少し過ぎたところで入場が始まりました!総座席217席やと噺家さんがマクラでおっしゃっていました!ものすごく高座が近く親密感のある小屋でした。

二葉さんはこの日は朝から14時までKBS京都でラジオのレギュラーをされており、番組途中で口上があるので紋付に着替え、放送が終わるとすぐにタクシーで京都駅、そして新幹線で新大阪、そこからタクシーで繁盛亭という、京都からここまで1時間少々で来られるんやと上方の芸人さんの分単位の活動にびっくりです!

人の才能が大きく拡がる時って人生で何度かあるんやと思います!二葉さんは、今まさにその時。芸の追求に精進しながらも芸能活動をちゃんとやり、先輩方への挨拶も忘れない謙虚な姿が多くのファンの心を打つのかも知れません。この日の二葉さんの演目は「青菜」でした!数年前に小三治師匠の晩年の高座で「青菜」を聴き大笑いしたことを覚えています!
「青菜」はどれくらい「ボケるか?」というところが問われてくる噺のような気がしています。そこに何とない可笑しみが出て来るのがいいんです。二葉さんは、あの高い声から出る素っ頓狂な感じでボケるということ、そのボケにどれくらいの「間」で突っ込むのか?が問われるような、かなり難しい噺なのかも知れません。

私は2006年くらいから、落語を見るようになりました。その時に、和田尚久さんが主宰する浅草見番の「桂吉坊の会」に何度も行ったことを思い出しました!この日の、吉坊さんの「七段目」は伝統芸能の深い理解と教養に裏付けられた語りが素晴らしかったです!

繁盛亭の昼席を見て「関西弁」(大阪弁)だけをこうして2時間半近く聴き続けられる幸せ。そしてこの場所が大阪のど真ん中であるということ。大阪弁で語られるのを聴くことで私の心が解放されていくような感覚。あれは何なんででしょうか?大阪弁で語り合うということは「本音で話しや!」みたいな感じなんではないんでしょうか?

(この日は写真撮影OKでした)

そして口上で久しぶりに「大阪締め」をさせていただいたことも含めて、大阪に戻って来たんやなあという思いを感じさせてくれた昼席でした!今度は「二葉」さんの独演会やな。
帰りは天満橋商店街を経由して中崎町を通過して茶屋町を通って中津駅から帰宅しました。

天満橋筋商店街の中の本屋さん。「二葉」さんの書籍のポスターが

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