育休中に転職活動をしてみた~キャリアカウンセリング編
前回の記事に予想以上の反響をいただきありがとうございます。嬉しくて嬉しくて震える...みなさん本当に暖かい...続きを書く励みになりました。
前回は転職活動を始める前にぐるぐる思考したことを書きましたが、これからは実際どんな風に動いたか、どうだったかをまとめていきます。
…とか言いつつ、書いてたらすごく長くなってしまったので、今回はキャリアカウンセリングの記録のみです…w
0.転職活動の時系列
本題に入る前に、私はこんなスケジュール感で転職活動をしておりましたー。
⓪2018頃
・1人目の育休を切り上げ復職後、数ヶ月で嫌気がさしこっそり転職活動
・2人目を妊娠したため断念、産後転職活動することを決意
①2019.9頃
・キャリアカウンセリング(←今回はココを語ります)
・転職サイトで求人探し
・職務経歴書の作成、応募
②2019.9~10
・とにかく書類落ちまくる。全落ち
・落ちた書類を見直して修正、別の会社へ応募
③2019.11~12
・突然書類が通過し始め、面接
④2020.1
・内定
1.キャリアカウンセラー、どう選ぶ?
前の記事に書いたように、転職活動を実際始める前にあれこれ考えた。その考えに対して客観的に意見がほしい。また、これから私が目指したいと思っている人材や教育系のお仕事に、私の今持っているスキルで役立てるものはあるだろうか?そんな相談をしたくてキャリアカウンセリングを受けたいと思った。
しかし、キャリアカウンセリングとネットで検索すると山ほどヒットする。どこで、誰に相談したら良いのだろう?
■人材紹介会社のキャリア相談
いわゆるリ○ナビとかでやってくれるもの。リ○ナビのような大手から、エージェントお一人でやられているようなものまである。
私は独身時代にも一度異業種転職をしていて、当時はこちらのタイプのキャリア相談を利用。複数社のエージェントと面談したが、担当者との意思疎通がイマイチのままどんどん希望に合わない求人情報ばかり送られてきて辟易した。私はこのタイプの相談が合わなかったのだと思う。…というわけで軽く分析すると、
・メリット
無料である
エージェントに「使える奴」と認定されればバンバン求人紹介が来る
・デメリット
エージェント側の目的はあくまで求人紹介なので、求職者の立場に立った助言をもらえるとは限らない
という感じかと。また、職歴や現在の状況・性格による向き不向きもあると思う。
・向いてる人
現在専門職で、現職の不満は条件面が中心で仕事内容へのモヤモヤは少ない。転職先も同業界・同職種を希望している。専門職でなくても、アピールしやすい資格や業績があり、それを活かした仕事をしたい。エージェントもあなたの強みを理解しやすいので、求人紹介しやすい。
初対面の人と打ち解けるのが早く、腹の中の思いを即座に言語化できるタイプの人。サッと面談→求人紹介→面接→内定と進めて良いと思う。
・向かない人
自分に自信がない人。エージェントに「使える」と思ってもらわないとダメなので、そもそも自分のアピールポイントは何なのか探している人には向かない。ゆえに、現職の仕事内容に悩んでいて全く違う仕事をしたい人はこのタイプの相談は避けた方が良いかと。
性格的には、長考が必要なタイプ。面談の中ですぐ結論を出すより、いったん持ち帰って一人でじっくり考えて今後の方針を定めたいという人。
■カウンセリング会社のキャリア相談
今回私が利用したのはこちらのタイプ。エージェント系は人材を紹介して企業から収入を得ているのに対し、こちらはカウンセリング行為そのものが商品なので、相談料がかかります。
・メリット
カウンセリングそのものが商品であるため、相対的に質の高い相談が可能
悩みやモヤモヤに寄り添ってくれる
・デメリット
有料である
カウンセラーとの相性等の理由で「お金をかけたのにイマイチだった…」という結果になる可能性もある
職歴や現在の状況・性格による向き不向きも分析しておくと、こんな感じかなぁ。
・向いてる人
転職を急いでいない人。転職しない道も考えている人。
これまでの経歴で目立つ実績がない(と思っている)人は、会話の中で自分でも気づかなかった強みを指摘してもらえて良い。
モヤモヤしている人。転職したいが勇気が出ない、自分にできるか不安などの漠然とした悩みを抱えている場合。
・向かない人
すぐに転職したい。希望の条件が具体的に定まっている人。
2.利用検討したカウンセリング会社は?
上記のとおりカウンセリング会社のキャリア相談を利用しようと決めましたが、それでも選択肢はまだまだたくさん。膨大にあるサービスの中の一部とは思いますが、私が利用検討した会社をご紹介します。
■cotree
実際に利用したのがこのcotreeさん。育児中でも利用しやすいオンラインカウンセリングの大手。キャリアカウンセリング専門だけでなく多様な分野のカウンセラーさんを探すことができる。
私はもともとcotreeユーザーで、カウンセラーの在籍数の多さや予約の取りやすさに満足していたのでキャリア相談でもお世話になる事にした。
■マイ・カウンセラー
こちらは転職活動中のママ友に「良かったよ~」と教えてもらった。女性のためのカウンセリングサービスで、オンラインや対面、チャットワーク等の方法を選べる。「女性のため」と銘打っているだけあって、今後のキャリアに悩む若い女性・育児中・専業主婦からの再就職など様々な状況に合わせてカウンセラーを探すことができる。
■meetcareer
twitter上でえらい評判が良いミートキャリアさんのキャリア相談。HPには女性専門と明記はされていないが、ライフステージやその人の志向性に合った働き方を!ということを目指しているため現状は女性の利用者が多そう。私は転職活動開始前もそうだが、活動中に書類で落ちまくってた時、あと2週間状況が改善しなかったらこちらを頼ろうかと思っていた。初回の相談は90分と長くしっかり話せるのも魅力。
3.相談内容と感想
そんなわけでcotreeでカウンセリングを受けることにした私。cotreeはカウンセラーを選んで予約すると、事前に相談の概要をカウンセラーに送ることができる。私が送ったのはこんな感じ…
・これまでの経歴
・育児しながらの働き方に疑問を感じ転職したい
・未経験業界を希望している
・これまでの経歴が中途半端で、スキルとしてアピールできるか不安
・会話してる中で私の特長等に気づいたら教えてほしい
そして当日、この概要をもとに会話していく。得られたアドバイスは、
・学歴や資格を見ると努力家で勉強好きなのが伝わる
・そのため未経験の仕事もできるガッツはあると相手に思わせることは可能
・経歴が中途半端と感じているのは、辛かったワーママ生活の影響で後ろ向きになっているだけでは?経験年数は少ないけれど売上目標も達成しているようだし。気持ちは気持ち、事実は事実と切り離して考えて。
・論理的で頭が良さそうな話し方。反面、自分の考えを一気にしゃべってしまう癖がありそう。一呼吸おいて相手の出方を待つよう心がけて。
カウンセリングを終えた直後の感想は「なんかできそう!やれそう!」という感じ。
ただ、時間が経った今振り返って思うのは、ちょっと相談もアドバイスも浅かったな、ということ。事前メッセージに子持ちだと書いたので保育園問題や夫との家事育児分担などにも悩んでいるのかと先方は思っていたようで、そういう話にいきそうになる場面が何度かあった。私の場合その点はあまり問題を抱えておらず、とにかく自分の仕事を整えたい!そのために選考を突破するすべを教えてくれ!というのが希望。事前メッセージでもそう書いたと自分では思っていたのだけど、ちょっと表現が曖昧だったのかもしれない。
cotreeはキャリア相談専門ではない、いわばカウンセリングの総合商社みたいなところなので、カウンセラーの方が対応する相談者のプロフィールも様々で、私のようなワーママばかりというわけではない。だからワーママのお悩みというと一般的なものしか想定できず、こうなってしまったのかもと思う。上に挙げたマイ・カウンセラーやミートキャリアとかの方が、ワーママの事例を豊富に知っているのでもうちょっと突っ込んだ会話ができたかもしれない。
一方で、私の聞きたい事は選考を突破するためのアピール方法や自分の強み。一般的な転職活動だってそれは必ず考えなきゃいけないことなので、ワーママ特化型カウンセラーじゃなくても良くね?という気もする。その辺の結論は出ないけれど、私が次どちらを利用するかと考えると、ワーママ特化型の方かな。。
4.まとめ
キャリアカウンセリングは必須ではありません。私の場合、前回の記事に書いたようにカウンセリングに至る前に相当あれこれ考えたので、もうそれ以上の相談は不要だったのかもしれません。さっさと実戦(応募、面接)に入っちゃっても良かったのかなーと正直思います。ただ、モヤモヤを自分でまとめきれずに悩んでいる方、転職するとは限らないけれど今の状況を整理しておきたい方、背中を押してもらいたい方にはおすすめ。誰かに話して初めて自分の考えや希望が明確になることも多いので、ぜひ相談してみてください。転職理由等を話すことは面接の練習にもなると思います。
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