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やっさんとの思いで【前編】

 大学に入って初めての友だちはやっさんという青年でした。そして大学に入って初めて仲違いをしたのも、やっさんでした。今、彼とは連絡も取り合っていませんが、それでもふと思い出すことがあります。なんかそれが悔しいので、この記事をもって彼への思いを供養しようと思います。
 やっさん、永遠なれ! 私は前へ進むんだ!!(彼はまだ生きています)

 彼との始まりと終わりについては中編と後編で触れるということで、ここでは彼への思いを分析していこうと思います。

 彼のことを人に相談するたびに言われたのは、「それ恋ちゃうん?笑」でした。そのたびに私は真っ赤になって否定してきましたが、やはりこれは恋ではない、はずです。初恋は5つ上の従兄弟、恋愛のピークは保育所時代、男の闇に触れたのは中学生を自認する私ですからまあ恋とか愛に関しては未熟ながらもひととおり経験したつもりです(いや、違う、のか?)
 
 脱線しました。

 じゃあ、私は彼に対してどう思っていたのか。
 尊敬感情は外せないし憧れ的な気持ちももっていました。お兄ちゃんがいたらこんな感じなのかなと漠然と思っていました。とても優しい人だし、何より心が強い人です。
 彼へのよくわからないもやもやとした思いを「きらい」と解釈しました。彼自身のよくわからなさに対しても、揺さぶられている自分自身に対してもその言葉で呼び続けました。それ以上にぴったりくる言葉を知らないし、こんな気持ちも初めてでした。
 仲違いのきっかけも距離を置き始めたのも全部、私でした。正直、向こうは私のことを「よくわからん(気持ちが)重い奴」と思い困惑していらっしゃるだろうと思う。Lineで話しかけたら意外と気さくにのってくれるだろうと思う。

 でもさあ、でもさああああ!

 話しかける相手は、彼じゃなくてもいいんです! 彼との微妙な距離感をなんとかする前に、女友だちともっと仲を深めたいし、別に彼がいなくても生きていけるし、なんなら履修で接点があるかないか程度なんです!! 
(これが大学生の友人関係の浅いところだし、難しいところだと思います)
 しかも奴は対面授業さぼっちゃうし!! 偶然に会うこともないし! なんなら会わなさ過ぎて、奴の顔ほぼほぼ忘れかけてきてるし!! SNS鍵垢だし、どうせ何も投稿しないような無頓着な野郎だし(まあ、私も見る専なのでこの点怒れないです)!!!

 大好きだし「大きらい」でした。彼への気持ちに向き合うべきか、向きあわないべきか。本当にわかりません。だからこそのnoteです。

 ご視聴いただきありがとうございました。


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