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Jan,2024 - 辿り着いた出発点

ご無沙汰しています。五味です。

何かになりたいなんて、そんな明確な目標が欲しい訳じゃない。でも、何かを成すのだとは心に決めていた。誰かのため、を理由にしたくない。自分の人生の舵を一瞬だって手放さないために。

その想いだけを軸に過ごした日々。やっと、自分の言葉が出てくるようになったのでnoteを書こうと思います。

「機会が訪れたときにベストでありたい。」

周りの変化の流れに乗って、急に自分を変える人もいるけど、私はそんな勢い余ってやった変化ややり始めたことが長続きした試しがないから、自分の中で、30代に向けて、大きな変化のために小さな選択をはじめなければならない、そんな直感。

前職を辞めたときに書いたnote「2020年の選択」

前職を辞めてからちょうど丸3年。振り返ると、確信や戦略がある訳ではないこの期間は、常に"鈍いしんどさ"に見舞われていたように思う。

漠然と延長線上にない未来を求め、何も目指さず走り続けることは、自由で身軽なようで、想像しているより全然足取りは重い毎日。

・答えを簡単に出さない
・常に最善解だと言える行動をする
・自分の持てる全てで貢献する

判断しないと前には進めない。目指すものはないけれど進まなければと握りしめた軸。渦中ではここまで言語化されてなかったけれど、冒険してるのか迷子なのか全ては自分次第な日々の中で、私はこの3つの軸を手放してはならないという意志とは裏腹、何度も投げ出したくなっていたのだと思う。

そしてたどり着いた今。正解だったかどうかはわからないけどきっと「最善の選択だった」と、今自信を持てている。それは、何より、こんな曖昧で何者かも定まらない私に「一緒に仕事しよう」と頼んでくれた方々のおかげ。

UNIQLO TOKYO、CHOOSEBASESHIBUYA、ECOMMIT、Dole、UCC、GABGAB、Shefar、神山まるごと高専、Laforet、TOKYO SKYTREE、LOFT。私でも知っている場所、ブランドの、ディスプレイ・POPUP・展示企画・オフィスリノベーションを手掛けさせていただいた。
ヤッチャ、ARUYOODAWARA、LINKSPIRITS、コアキナイ、MOI。ロゴをきっかけに親友の起業やプロジェクト立ち上げを一緒に駆け抜けた。中にはプロダクト開発、施設内装まで。こだわりを詰め込んだブランドが形になった。
おまけに、独立と同時に引っ越した家さえもご縁で紹介していただいた物件。賃貸なのにリノベOKもらい思いもよらないバズ体験もしたりした。

方向性を決めないまま進んでいた自分にとって、営業なんてできるわけもなかったけれど、信じてくれた親友と、一度仕事で携わったことで新たなご縁を繋いでくれた方々のおかげで、ありがたいことに仕事が絶えることはなかった。

(改めて、ポートフォリオも何もない中、私と仕事をしてくださった皆様ありがとうございます。そして、壁にぶち当たる度に相談に乗ってくれた陰で支えてくれた皆様。本当に感謝しています。)

人と理想を形にするプロセスそのものが好き。そのために何度でも自分の中にある熱は、高めることができるのだと、改めて気付かせてもらった。

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一方で、新たに感じた違和感や気づきもあった。

自分なりにでも様々な体験して感じたことは、どうしようもないことが世の中には溢れてるということ。「どうしようもない」の解像度が100倍ぐらいこの数年で上がった気がする。怒りや諦め、悲しみなど何も感じない程のに、ただただ、どうしようもないことが溢れてる。

自分らしく生きるにも、経済的合理性の中で生きるにも。本質を貫くことだけが本質だとは限らない。聞こえのいいことだけやっていても仕方がない。人は気付けるけれどすぐ忘れる。個人、組織、社会、国、あらゆるステークホルダーでズレが生じていること。美しい、綺麗、感動、意志、前向きな言葉でさえ時に間違うということ。

過去の改善か全く新しいアイデアか、未来は2択ではない。

次のステップは変化の強要や問題提起ではなく、
「新しい価値観に魅了されること」だと私は思う。

たったひとりの意識が変わることは、とんでもない力を持っている。

だから、私は「新しい当たり前」になるようなものがつくりたい。

何かを変えようと動くのではなく、魅了する。どうしようもない世界はちゃんと変わる。この時代に生きているすべての人が「美しい」という感覚を守りさえすれば、地球も自然も人も守られるとさえ思う。そういう生き方がしたい。

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結局今何してるの、今何してるの、というのをまとめると

・五味、30代に突入しました。
・世田谷から奄美大島に引っ越ししました。
・敷地面積5000㎡の山と川とお庭付き古民家買いました。
・あらためて、ブランディングを本業にしていく決断をしました。
・コアメンバー10人のマーケティング会社の経営層になりました。

目の前に出てきた選択肢の中から、自分の前にしか現れることがなかった、と思える選択肢を、気付けば選んでいたように思います。こんなことになるとは自分が1番想像していなかったけれど、親友には「はるっぽいね、はるだから驚かないよ」と口を揃えて言われるので、ちゃんと辿り着いたのだと思っています。

ブランディングを本業に、というのは、今までやってきたと全ての総称はこれだったのだと腑におちたから言うだけで、今までと特に変わらないつもりです。パワーアップだけしていきます。引き続き、何かをやりたいと思った時にまず声かけたいと思われるような仕事をしたいと思います。

なぜ奄美なのか、なぜマーケティングの会社なのか、は、詳しくはまた次の機会にお話ししたいと思いますが、総じて言える"決めて"は「とても魅力的な途中経過である」ということです。

マーケティングの会社は今第二創業期で、実現しようとしていることが全て表現されきっているから選んだ訳ではありません。ただ、今自分がみている景色とか感覚の一つの答えや哲学を発信できる環境になると思っているし、それを私は形にしたいと思っています。

奄美という島も、人が住む地域として、もしくは観光するのに説明できるような場所というよりも、地球の一部であるという表現の方があっている気がするほどの、言葉にできない土地であることに、あえて住む意味を感じています。

着地が少し飛んでいるのでなんのこっちゃわからんかもしれませんが、直感的には全部話が通ってると確信を持ってるので、徐々に現実に落とし込んでいきたいと思ってます。

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これから

今までは図らずしも専門分野的に一緒に仕事をする仲間が制作に関わる人に限定されていましたが、これからは世界を模索するためにより多くの人と関わりを持ちたいなと思っています。

個人的には肩書きなんて関係なく一緒に仕事したい人と仕事したいと思ってますが、スキルで挙げるなら、特に、ライター、マーケター、PM、PR、この辺りで一緒に組める人と出会いたい…!あ、もちろん引き続き制作や装飾、デザイン周りも一緒につくっていきたいと思ってるので仲良くしてください。

最後まで読んでくださったみなさん、ありがとうございます。
直感的に一緒になんかしたいと思った人、是非連絡ください。
今年は一緒に時代作れる仲間を大募集しながらオープンに活動したいと思ってます。

「過去の積み重ねでは到達できない、どうしようもないものとは全く別軸の、その時代にあるべき無形物を作り上げる。」

この時代、この地球で、本気で遊べたらなと思います!
今年もよろしくお願いします。