harugasumi

たびがすき。文化系帰国子女。

harugasumi

たびがすき。文化系帰国子女。

マガジン

最近の記事

ワクチン接種の記録

7月上旬と8月中旬のモデルナワクチン2回接種の記録と感想。 1回目 7月上旬 接種時、肩から中指にかけて細くしびれるような感覚が少し。その後腕のだるさはあったものの、当日夜は熟睡。その後も数日腕のだるさは続くものの日常生活に支障なし。5日ほど経過後、二の腕の前の部分(接種部位よりも前)にかゆみがでる。2日程するとかゆい部分が赤くなる。2週間経た頃にはかゆみも赤みもなくなる。 2回目 8月中旬 接種時、前回よりもチクッと痛む感じが強く出る。午前10時頃に接種。体温は36.5

    • 見た目と中身と乖離具合/ゆるキャン△2おわっちゃってさみしいね

      ひとが見るわたし 職場の人にぴょこぴょこ横断歩道を渡っているところを目撃されていた。自分ではぱたぱたくらいに思っていた。ぴょこぴょこ。だったらしい。大人なのに。そういえば、むかしも従業員用の通路ですれ違った職場のひとに、アニメのキャラがこっちに向かってきたみたいだったと言われた。わたしはもっとしゅっとした感じになりたい。なめられたくない。 ゆるキャン△の人物像と距離感 ずっと楽しみに見ていたドラマ版のゆるキャン△2がおわってしまった。悲しい。アニメ版もドラマ版もとても好きだ

      • Black Lives Matterで思い出したこと

        25年くらい前、アメリカ西部にある小学校に通っていた。同じ学校には、ブロンドヘアに青い目の子、アフロヘアに黒い目の子、アッシュヘアに緑の目の子、くりくりの赤毛にそばかすのある子、黒いサラサラヘアに茶色い目の子、いろいろな肌の色をした、いろいろなバックグラウンドを持った子がいた。もめごとやけんかもあったけれど(どこの小学校にもあるよね)、おおむね平和に楽しく過ごしていた。 最近のBlack Lives Matterのニュースに触れるごとに、あの同じ学校に通っていた子達は、今頃

        • 風が通り抜ける部屋で

          夕方のキッチンで、トースターにはローストポテトが焼けている。私はキッチンのカウンターの端に椅子を転がしてきて、だるっと海外ドラマを見ている。気分を変えたくて、小ぶりの薄いガラスのワイングラスでビールを飲んでみる。 キッチンにある西に向いた曇りガラスの小さな窓と、リビングにある東向きの大きな窓は開けてあって、風がするすると通り抜けていく。そのちょうど中間あたりで、だらだらする私。西の窓は、日没でオレンジ色のグラデーションになって、東の窓はみずいろがどんどん濃くなっていく。いい

        ワクチン接種の記録

        マガジン

        • 展覧会
          8本
        • 旅のこととか。
          17本

        記事

          朝型人間への憧れ(朝マック編)

          どんどん、起きる時間と寝る時間が遅くなっていく。午前中にベッドから出られれば、合格。 いずれ、元に戻さなければならない。朝日を浴びるのは気持ちがいい、早起きすれば活動時間のうちの日が出ている時間が長くなり、なんとなく得した気持ちになる。わかっているけど、夜更かしが好き。深夜ラジオを聞いちゃうし、夜中の静かな時間は、読書も捗る。 いっちょ、朝マックを御褒美に少し早く起きてみようと、目覚ましをかける。ささっと支度を済ませて、マックグリドルベーコンエッグとアップルパイとアイスカ

          朝型人間への憧れ(朝マック編)

          ベランダで温かい飲み物を(あるいはお風呂上がりのビールを)

          仕事は自宅待機になった上、一人暮らしなので、近頃は八百屋とスーパーと薬局とファストフード店の人くらいとしか話をしていない。会話とも言えないような、受け答えのみ。 自宅での暮らしがしばらく続いていて、生活の全てが自分のペースで決まることにも慣れてきて、それはそれで意外とストレスフリーで過ごしてやすかったりする。一時期は、色々な国のニュースをひっきりなしにチェックしていたのだけれど(YouTubeで日本、アメリカ、ドイツ、フランス、アルジャジーラのニュース番組をずっと見ていた)

          ベランダで温かい飲み物を(あるいはお風呂上がりのビールを)

          半径1キロメートルの暮らし

          家にいる時間が長くなって、食事もなるべく自分で作るようにしている。時間に追われず、落ち着いた気持ちでいると、にんじんを細く切るのもなんとなく上手にできている気がする。 最近、近所に新しく八百屋ができた。家族で経営しているらしく、この前行った時には、小学校の高学年くらいの娘さんと思しき女の子が、レジを打つお母さんの横で袋詰めをしてくれた。大きくふわふわな春キャベツ、小ぶりの新玉葱、むちむちのぶなしめじ、朝のバナナ、ご褒美のデコポン、たんまり買って帰ってきた。 家の周りで用事

          半径1キロメートルの暮らし

          Over the rainbow

          2月から新しい仕事を始めた。けれどもこんなご時世で、今日からの出勤予定が全てなくなってしまった。経済的に困窮している訳ではないけれど、これからどうなるのか、ニュースを見ながら不安になる日々。 そんな中で、当面の生活の中でわたしが受け取れるものは、ガーゼマスク2枚だと知り、昨日の夜から落ち込んで泣きそうになっている。 中国や、客船や、ヨーロッパや、アメリカでの成り行きを見ながら出した判断がこれなのか。組織が大きくなればそれだけ、判断や調整や承認に手間と時間がかかることは推測

          Over the rainbow

          MIHO MUSEUM

          駅からローカルバスで50分、山道を登って行く。 右手には川が流れていて、途中この前の台風で崩れたのか、 片側の道がなくなっていた。そんな、山の中にある美術館。 ルイ・ヴィトンのショーの映像で見たりして、行きたいと思っていた 美術館。森の中に、唐突に現れる直線的な橋。 ショーでは橋がランウェイになっていて、特別に手を加えなくても 素晴らしい演出になっていた。 あいにくの曇り空。てくてくと上っていくと、高速道路にあるような 一見簡素にみえるトンネルが。 「トンネルを抜けるとそ

          夏休み番外地:脱走小学生

          小学校の低学年の時、なぜか学校から脱走しようとした。 たしか、校門あたりで捕まった。 なぜ脱走しようとしたのか、ぜんぜん思い出せない。 家は、いわゆる転勤族で、最初の幼稚園に入って数ヶ月で 転園になった。小学校も3つ通って、卒業したのは 小学校6年の3学期から通ったところ。 あからさまにいじめられたりしたことはないけれど、 学校ってずっと苦手だった。 そもそも早起きが得意じゃないし。 知らないこどもがいっぱいいるし。 転校生だと、向こうは自分を知ってるけど、 自分は向こう

          夏休み番外地:脱走小学生

          堂島リバーフォーラム

          堂島リバーフォーラム開館10周年特別企画 千住 博 & チームラボ コラボレーション展「水」 ひんやりとした空気と、ふわふわと揺れる風と、繰り返される波のような音楽。 ぼんやり、滝と海とを同時に眺めているきぶん。 ビーズクッション持ってきて、いちにちごろごろしてたかった。

          堂島リバーフォーラム

          サムスン美術 リウム Leeum, Samsung Museum of art

          ソウルには意外と坂が多い。 駅からのろのろと坂を昇る。大きなお家や大使館を越えて。 坂に沿うように、悠然と現れた建物。 地下へと潜って行くような、シックなエントランス。 中へ入ると、モダンな空間が広がっている。 古美術と現代美術との2つのMUSEUMに分かれた館内。 いざ、古美術の展示されたMUSEUM1から。 なんといっても、今回の旅の目的は青磁をたくさんみること。 松本民芸館でみた、高麗青磁と李朝白磁がたくさんみたくて 韓国まで来たのだから。 エレベータを降りて、一

          サムスン美術 リウム Leeum, Samsung Museum of art

          ソウルのこと

          夏休みのソウル、初のアジア旅。 印象に残ったエピソードを2つばかり。忘備録的に。 1.地下鉄入口の階段で ホテルからすぐにある地下鉄の駅。 ソウル駅が見えるくらいに近くて、ということは都会のど真ん中。 韓国もまれに見る猛暑で、あつくてまぶしくて、 地下鉄の駅めがけて足早に階段を降りて行く。 ふと階段の下をみると、おばさまがふたりちょこんと座って 袋に入った何かを食べている。 手元をみたら、つるんとしたゆで卵。朝ごはんかな。 あっついから、陽がよけられる地下で 朝から

          ソウルのこと

          松本民芸館

          市街地から少し離れた、温泉街の入口の手前。 ひっそり、でも、ずっしり彼はそこにいた(なんとなく男性のイメージ。) 門をくぐって、みちっとでも風通しのよさそうなお庭を抜けて、 がらがらと引き戸を開ける。 スリッパに履き替えて、受付のおじさんに観覧料を払う。 チケットには創館者、丸山太郎の言葉 「美しいものが 美しい」 ことばのとおりにうつくしい、艶のある床、曇りのないガラス。 それらは決して新しいからぴかぴかしているのではなくて、 まいにち何年もだれかにみがき続けられたか

          松本民芸館

          松本市美術館

          旅の目的地が美術館であることが多くて、今回もご多分にもれずに そして今回はこの展覧会のために、はるばると電車を乗り継ぎ山を越え 川を越えやってきた。 「草間彌生 ALL ABOUT MY LOVE 私の愛のすべて」 建物の前を通るなり、目が釘付けになる。 毒々しい華がこっちを見ている。 そしてガラス張りの建物には、無数の赤い水玉が張り付いている。 繊細な日本画や、暗く宇宙へつながるようなコラージュも とてもインパクトがあって、何度観ても引き込まれてしまうのだけれど 今回

          松本市美術館

          伊根・天橋立

          迫りくる梅雨の気配。 追いつかれる前のぎりぎりの、でも突き抜けるような晴れの日。 テレビや雑誌で知っているのだよ、あの景色は。 でも、自分でそこに足をつけるのは全然別ものなのだよ。 煙を出す蒼い電車にのって、ぽやんと見つめる先には透明であおい海が光るバスに揺られて、伊根湾めぐり遊覧船に乗る。 かもめとトンビの勢いにあっけにとられて、伊根の舟屋がじっくり観られなかったではないか。 舟屋のある集落まで、歩いて行こうと遊覧船乗り場のおかあさんに道を尋ねたら、なぜか外にでてずん

          伊根・天橋立