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切れ間のない 青空のひとすみ、 ぽっかりと 色が抜けていました。 そこには、 出番にはまだ少…
世界の終わりに、人々は抱き合うと思うよ。 あなたはわたし。 わたしはあなた。 そんなことに…
俗にいう無駄なこと、無駄な時間を削っていったら、 そこに何が残るんだ、と思う。 何も残らないんじゃないか、と思う。 少し自暴自棄だろうか。 だけど、それに気づかないフリして、合理性や効率という言葉に飛びつく自分に問いかけたいのだ。 少し賢くなった気分で、生き急いでいる自分に。 何をしたら満点だろう。何をしたら成功だろう。 そもそも成功するために私たちは存在しているのだろうか。 無駄なことが楽しいんだろう。なんでもないことで笑い合いたいんだろう。 夢みたいな夢
軽いな、と思う。 夏の日差しの名残が残る、秋の晴れ間。 外は、夏よりもどこか、軽い空気で…
とんぼは、飛行機のようだ。 軽い機体で、縦横無尽に飛び回る。 低空飛行する小型飛行機には…
髪を切る行為は、重さを捨てる行為だ。 鬱屈した感情を、捨てる行為だ。 24時間、一緒に過ご…
熱に浮かされるように醒めない夢を見たいなら、噓を最も真実らしくする方法を教えてあげましょう。それは、事実のなかに噓をちぎって投げ入れること。真と偽は、綺麗に分離なんてできやしないのです。スプーンでひとたびかき混ぜてしまえば、溶け合って1つになる。さあ、真実のなかに噓を散りばめて。