療育花育の記録 ともくん#1
ともくんは、平成25年生まれ。
障害名はついていません。いわゆるグレーゾーン。普通学級に1年通い、勉強も頑張りました。
2年生からは、障害クラスに入り、お母さんもともくんものびのびたのしく生活できるように少しづつなってきました。
いきものが好きで、カマキリを飼ったり、抜け殻を収集したり、遺跡を掘りに行くのが好き。いろんないきものにとても興味があり、調べるのも得意。おともだちからは、いきもの博士と呼ばれることも。
20230731「花はいきもの」
親御さんから
写真記録
検証と考察
現場から
・花はいきものであることを説明。
・庭の花と買ってきた花を使っていた。
・花をいけた後、自宅にある自分のいきものたちをどんどん持ってきて画面で見せてくれた。
・次の段階へ追加してみた。◆あいさつ(始・産) 返事(生・コミュニケーション) あとしまつ(死・次への準備) 感謝(共生・関り)の話。
印象記録
創作し始めると無我夢中でしっかり集中し、落ち着いていて、思考とこころと丹田の気がひとつとなって通っていた。気が入っていた。
それを体感したことで、どんどん自分の持っているセミや昆虫たち、飼っているインコやいろいろな生き物たちを花のそばに持ってきて作品に足した。⇒(ひとつ感覚)⇒(いきものとの地球での共生感覚)。
創造力が素晴らしい(親談)=本人は元々知っていることなのではないか。
なぜ、やる気になったのか?を考えたとき、推測の域だが、ともくんの持っている死生観やいきものに対する思考などを、理解されたという喜びだったのではないかと推測。これはまた追って変化する可能性有。
次回考察
①集中力
なぜ、真剣に見せたことが無いほどの集中力が発揮されたのか?
②初めて料理に取り組んだ
③自主的に花に水やり
⑤積極性
なぜ、したこともないことを自主的にやる気になったのか?
〇なにか、うれしかった、希望が湧いた、初めてをやりたくなった、理由があるはず。
④母親からの促し
なぜ、すぐにしなかったのか?
〇セミの抜け殻やカマキリの死骸など収集していたことと、同じ感覚がどこかにあるのではないか?
⑥嫌だを参加へ
なぜ、嫌だったのか?
⇒やってみると想像と違ったのではないか?
to be continued
2003年から一万人以上の方に花育をしました。現場でどんな風に、どうしたか、結果どうか等、遺さないまま頭の中にあり、書きのこして、いつか誰かの役にたったらいいな、と思い書き始めました。サポート励みになります。活動費として使わせていただきます。よろしくお願いいたします。