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アイカツプラネット!はじめました

アイカツってなんじゃらほい。

異なる強さのアイテム/カードを集めてアイドルをファッションコーディネイトし、そのライブステージにリズムゲームを組み合わせた、主に女子小学生に人気のアーケードゲームである。

出会ってしまったのである。新宿のドンキで投げ売りされているところを。

きせかえシール遊びでゲームにも使えるカードが作れるキット、折り紙が出来るレターセット、プラバンキットの3種セットで500円。安さの殿堂!

これはメイキングトイ好きなうちの子どもにちょうどいいとウハウハしながら購入。アニメを知らずともメイキングトイは楽しめるからこの際キャラクターはあまり関係なかった。

きせかえはいいなぁ!電池も減らないし!楽しいなぁ!

しかしそうはいってもやはり子ども、自分で作ったカードに愛着が湧いてきてゲームもやってみたくなるのだ。

初心者から見てアイカツ玩具のすごいところは、ゲームに関係のないアイテムにまでゲーム用のカードがついてくる点である。折り紙形状のレターセットにももれなくついてくる。

何が何でも基本はカードゲームであるというブレなささが、アニメを見たことのない者にも真摯に伝わってくる。

(ウルトラマンもジード辺りからアパレル商品にコレクターアイテムをつけるようになった気がするけど、アイカツの方がまんべんなく付属しているイメージ。ここら辺記憶があやふやだけどバンダイさんはうまいなぁ。)

そういう自然な流れで我が子にせがまれ、少女向けアーケードゲームに初めて足を運ぶこととなった。

自分が子どもの頃と比べ、今は各子ども向けキャラクター番組が網羅されているんじゃないかってくらいアーケード型カードゲーム機は種類が豊富で、どこのショッピングセンターに行っても多種あるしピカピカと賑わっている。カードゲームってドル箱なんだろうなぁ。

(まさか「データカードダス ウルトラマン フュージョンファイト!」以外のカードゲームをする日が来るとは‥‥)

「アイカツオンパレード!」100円投入で1ゲーム1枚のカード付、初めての人がパスを購入するとしたらもう100円投入。

まずはマイキャラという自作のアバター作りからはじまり、自分のカードからアイテムを組み合わせるファッションコーディネート要素とその収集対象の多さ、アニメ作品とリンクした楽曲とアイドルによる音ゲー、スコアによる全国ランキング、アイカツパスという自分だけの会員証‥‥うーん、これははまったら楽しい。と、同時に正直親は大変なやつかも~という他の子ども向けコンテンツ同様の、あまり目新しさもないという印象もあった。

子どもは自分が作ったアバターが、自分の考えたコーディネートを着て画面いっぱいキラキラと踊る姿に圧倒されて、はっきりいってゲームは全然プレイできていなかった。ただただ画面を見つめるので精いっぱい。あっけない時間の純粋な初めての体験の後、とても静かにほっぺに笑みを含ませて、機械から排出されたツルツルとしたカードを何度もめくっては喜んでいた。こうやってかみしめているんだな、と横から母は見てニヤニヤしていた。


しかしそんな体験もしばらく忘れたころに、ニュースが飛び込んできたのである。

「アイカツが実写化する、アーケードゲームもリニューアルされる」と。


「今までのカード、つかえなくなっちゃうの?」

子どもは驚いていたが、何を隠そう肝心のゲームはまだ1回しかやったことがないのである。まだ傷は浅い!

そしてアイカツパスから新たなアイテムであるアイドルライセンスという会員証の変更になるにしても、ランクに応じた引継ぎも出来るという良心的な設計には驚いた。親心にはとても嬉しい。まだ1回しかしてないけど‥‥

ここからは私事になるが、アニメをほぼ観ずゲームを禁止されて育った母にはあまり得意ではないジャンルで、同じくアニメをほぼ観ずに育っている我が子にも余り縁がなかった作品であったが、おもしろいことに子どもに'今'触れてほしい題材が全て詰まっていたのがアイカツだったのだ。(これに関しては長くなりそうなので後日できたら別記事で‥‥)

2021年小学校に入学予定のため、子どもの年齢に合うちょうどいいコンテンツを探していたところでもあった。新型コロナウイルス感染症の影響で今のタイミングでの放映になったと知り、予定通りの2020年秋放送なら視聴しようとは思わなかっただろう。

そして母は趣味である女子アイドルに飢えていた。現場に行くことを避けてきた自粛期間(現在進行形)があまりにも長すぎて、スターダストプロモーションの良質なアイドルちゃん達が演者に決まっていると聞いた瞬間にこれは観るしかないと。


小さなタイミングが絶妙に合致し、親子でとても心待ちにしてきた「アイカツプラネット!」の第1話が放送された。

「いい、とてもいい!」

前情報に触れず視聴したが、『真剣に作られた新しいおもしろいこと』に触れるのはとても気持ちが良いものだった。

アイカツシリーズ初心者にもわかりやすくコンパクトにその世界観に自然と引き込み、何よりも媚びずに今の子どもの目線基準で作られた作品だとわかったからだ。

子どもは正直に飽きっぽいので視聴しつつおしゃべりしたり関係ないことをし出すものだが、始まりのステージを観るシーンから世界に入り込みオーディエンスの一人になって観ていたのが横から見ていてわかった。

我が子はオーディエンスから視線が誰基準になるのか、推しは誰になるのか、これからのストーリーを追っていくうちにどんなスイングを集めるのか横から観察するのが楽しみな母なのであった。

思っていたよりも視聴層・購買層は少し上の世代向けかもしれない(小学校中学年くらいから?)けれど、親目線から見てもストーリーも言葉遣いもすごく安心して見せられるコンテンツなのでこれから離脱せずに見続けられるかな?

これから子どもと視聴した感想をゆるりと投下していこうと思います。


子どものアイカツプレイ代に消えるでしょう。ご覧下さりありがとうございます。