20200219『嵐が丘』

エルガレオンに続いて朗読劇に行って来ました!ネタバレありますがどうぞ。


『嵐が丘』のストーリーを大まかに知っていたけれど、最後があやふやという感じで朗読劇が始まったけれど、役者さんの迫力がすごくて圧されました。
キャストさん達の悲痛な叫び声は震えた。

物語としてはやっぱり恨みが強い。
エドガー安達さんは見るのも聴くのも初めてだったのだけれど、台詞の量にしてもなんにしても強い。上手い。
それにしたってヒースクリフの表は気持ち悪い。(……気持ち悪いなぁ)って思った瞬間にキャシーに「なぁにそれ、気持ち悪い」って言われててちょっとだけ笑っちゃったのは秘密ね。
2人でひとつ、って言ってる割にはキャシーはヒースクリフのこと下に見すぎてるんじゃないのかな。それにしてはヒースクリフのこと愛しすぎてるキャシーを見てエドガーが不安になって泣いちゃうのも分かる気がするわ。
エドガーが一番報われない。
最終的に結ばれたのはヒースクリフとキャシーだよね、きっと。
自業自得が全員にある気がしてならない。
自分勝手で自業自得が重なったのと、すれ違いが起こったことによって約30年の呪いがあったのかな。

私的に考えてたのは、エドガーの妹とヒースクリフがなんと駆け落ちをしてしまうのだけれど、行った先が「嵐が丘」!リントン家からそんなに離れてたっけ?思ったよりも近い所に駆け落ちしたのかな?


音響が強い!
はるかキャサリンちゃんが家に帰ろうとした時になんとなくBGMが流れていたんだけど、まさともヒースクリフさんの「帰らせない」って時にちょうど音楽が止まって、空気が固くなったような感じがした。
けっこう怖い感じのBGMで、会場の空気が少しずつ冷えていく感じ。


まさともさんの「なぜ?」「どうして?」がめちゃめちゃに色っぽい。

最後キャストさん達がお辞儀を何回もしていたんだけど、1人ひとりのお辞儀の時に濱野さんの番だけ濱野さん燕尾服の裾をちょっとだけ持ち上げたあとに普通にお辞儀をしてたんだよね。お茶目。可愛い。


今回は1公演だけを見たのですが、これは他の公演、他のキャストでも聴いてみたかった。


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