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四十九日

10月半ば、大好きだった叔父が亡くなって、
先日、四十九日を行ってきました。

お葬式の後から四十九日の間、
明け方4時台が多いんですが、
亡くなった叔父から言葉をかけられるんですよね。
私はお布団の中で目をつむってるので姿は見えないですが
(たぶん目を開けても
姿を表すまでのエネルギーは感じないので見えないと思います)
けっこう、具体的に注意とかしてきます。笑

「あーたは、夕べ飲んだんだから朝起きたらたくさん水飲みなさいよ?
 お酒飲むとずいぶん体の水分量がなくなるんだから。」

みたいな。(この諸注意は2回あり。笑)
私の体のことを心配してくれている様子で、それに関する小言のようなものを何度か私に投げかけてきました。
※というのも、遺品整理をしてたとき発見した叔父のお薬手帳には
 私がもらっているお薬とほぼ「おそろい状態」だったので、
 同じような疾患があったんだと思います。
 そしてその疾患が原因で亡くなったものだから、姪っ子の体調はかなり心
 配だったんでしょう。

姿は見えないけど、生きてた頃と同じような叔父のエネルギーを感じましたね。

それが、四十九日を迎える1週間ほど前から、
すっかりなくなったんですよね。
四十九日からもう3週間ほど経ってますが、その後一度もありません。

どうしたのかな、
と思って叔父に繋がってみると
生きてた頃とは違って、穏やかで平和で
愛と感謝のエネルギーに満ちていました。
もちろん生きてた頃も愛と感謝はあったでしょうが(笑、
「江戸っ子タイプ、面白い、活動的、男気質、、」
そういうキーワードが並びそうな人だったので。


「何か言いたいことある?」

って聞いてみたら、叔父は本当に穏やかな様子で


「(ある女性に対して)ものすごく感謝してる。
 生きてるときは、素直に言葉に出来なかったり
 憎まれ口をたたいてたくさん傷つけてしまったけど
 今思い出す人は、彼女だけで、
 本当に特別な女性だった。
 生きてる間、彼女は当たり前に一緒にいてくれるものだと思って
 その存在の偉大さに気づききれていなかった。
 言い表せないほど本当に感謝してる。」

そういうふうに言っていました。
同時に、叔父がその人に対して感じている愛情と感謝が
私にも降りてくるので、
私も心の中が愛情と感謝でいっぱいになり、胸が爆発しそうに痛かったです。

人は、亡くなった後少しの間
生きていた頃と同じように感じたり考えたり、
だけど少し違う世界の様子にとまどったりして
だんだんと平和しかない世界に慣れていくのかなと思います。

叔父は今頃、すっかり天国の人となりました。

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