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マーケティングとは一回限りの椅子取りゲームだ

どうも。
自己啓発おじさんこと、春眠亭あくびです。

本をよく読む。
週に1〜2冊、調子がよければ、3〜4冊は読む。
ざっと流して読むだけだから別にすごくはないけど、それでも日常的に本を読むという習慣はできている。

そんな中。
ここ数ヶ月、いやここ数年で、1、2を争うほどの名著に行き着いた。
この本だ。

売れるもマーケ 当たるもマーケ―マーケティング22の法則 

仕事上、マーケティングについて、調べる必要がでてきた。
今まで保守運用一本で来たので、マーケティングとかほぼ初めての経験。まったくわからん。
そこで、ビジネス系自己啓発本の著者でトップランカーである、山口周さんが書いた「何を読めばいいかわからない時に読む本」を読んで、マーケティングの名著を探した。
で、たどり着いたのがこの本だ。

山口周さん曰く、広告代理店界隈では極めてメジャーな本らしく、電通の新人研修のときに配られるらしい。
よっしゃ。
わしも電通イズムで読んでみるけんのう。
そんな感じで読み始めたらまあ面白い
22個ほどのマーケティングに関する法則が書かれているんだけど、まず基本となる法則が、序盤に書かれている。
マーケティングとは徹頭徹尾、「顧客の知覚をめぐる戦いなのだ」ということ。

例えば、アメリカ人初の大西洋横断有人飛行。
これを成し遂げたのは、リンドバーグ。
有名な話だ。
でも、2番目に成し遂げた人のことを誰が知っているだろうか
しかもその人は、より早くより少ない燃料で飛んだにも関わらずだ。

例えば、ハメ撮り。
ハメ撮りAVの第一人者は村西とおる。
有明な話です。
有明すぎたかもしれません。
でも、ハメ撮りを1ジャンルまで昇華させたのはカンパニー松尾。
あれ、こっちもまあまあ有名か。
とはいえ、村西とおるの知名度に比べると、少し劣るかもしれない。
試しにあまり詳しくない友人に知名度を聞いたところ、村西とおる100%に対してカンパニー松尾60%、バクシーシ山下5%だった。

さておき。
これはサービスや商品についても同じことが言える。
どれだけ先行商品よりも優れていて、価格が安くても、後発商品は売れない。
それはなぜか。
顧客の中に、すでにそのカテゴリーの答えが存在しているからだ

アメリカ初の大西洋横断飛行=リンドバーグ。
一度でも心に入ったものは、なかなか上書きができない。
つまりは、一番最初にそのカテゴリーに入り込み、知覚させ、認知させることが、マーケティングでの成功パターンということになる。

残酷だけど、たしかにその通りだと思う。
例えば、動画といえばYouTube。
ゲームといえばファミコン。
ソーダアイスと言えばガリガリくん。
一度根付いてしまったこの知覚は、上書きすることはやっぱりできない。

でもふと思ったんだけど、簡単に知覚を上書きできるジャンルもあると思う。
それがエロだ。

今までインターネットにおけるエロといえばカリビアン.comだった。
それがXVideosになって、今はポルノハブになっている。

一度僕の知覚は、カリビアン.comに占拠されたはずだ。
なのに簡単に上書きされていった。
すごく不思議だ。
なんだろう。
本来知覚の上書きって、習慣化みたいなもので、時間がかかるのものだと思う。
でもエロだけはどんなにハードルが高くても時間がかかっても、平気にそれを成し遂げて、習慣化できてしまう。

あれ、名著の話が、いつのまにかエロってすごいの話になってた。

まとめ。
マーケティングとは知覚の戦い。
顧客の空いてるカテゴリに、一番最初に入り込んだ商品が、ずっと勝ち続ける。
ただし、エロは別腹。

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