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「上司や取引先に自身の本命案を選んでもらうには?」って話。

ビジネスにおいて企画やら提案をする際、
複数の案を提示しなくてはいけない機会は多いと思う。

そんな中「自分はこれが良い!」と思っている案があっても
何かと別案が採用されてしまうなんてのもよくある話。

そこで今回は心理学を用いて
相手に本命案を選択させる方法について
話してみようと思う。

まず前提として、
人は物事を選択する際、
何か比較できるものがあったほうが
より選択しやすくなるという性質がある。

そのため、
提案をする際に本命のみの1案だけ提示しても
比較対象がなく、検討しようがないため
そもそも却下される可能性が高い。

なので提案をする際は
複数案を持っていくことが重要。
そしてその数としては
「3案」が最も良いとされている。

その上で
「どういった3案を用意すればよいか?」についてだが
仮に「A案」を本命だったとしよう。

2つ目に用意すべくは
A案の劣化版である「a案」

3つ目に用意すべくは
A案とは異なる「B案」

この3つを用意する。

これによりまず、最初の時点で
「B」は比較対象となるものがないため
この時点で候補から外れる可能性が高い。

次に残った「A」と「a」を比較することにより
「a」が劣っていることは明らかなので、
この時点で「A」が採用される

というような仕掛けである。

そもそもなことを言ってしまえば
このように仕込みを入れて
決裁を求めるというのも変な話ではあるが
あくまで1つの知識として
頭の片隅に留めて頂ければと思う。

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