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「CMは何故、同じフレーズを連呼するのか?」って話

TVのCMを見ていると
よくある「同じフレーズの連発」
あれって一体なんなのか?

あまりにも短時間に連呼されると
返ってしつこい印象を受け
煩わしくなる時もあるかと思うが、
あれはもちろん広告戦略の1つなのである。

これは「単純接触効果」という
心理学の効果を利用しているためである。
ちなみに
この効果を発信した心理学者の名前にちなんで
「ザイオンス効果」とも言われるらしい。

人はその事柄に接触すればするほど
好感や興味を抱くという性質がある。

その対象は「人」でも「物」でも「事柄」でも
何にでも当てはまる。

初対面よりも2回目、3回目・・・と、
回数を重ねていくことで
相手により親しみを持つようになった経験は
あなたもあるだろう。

実はこれ。
CMでも無意識に全く同じことが起きている。

TVのCMに限らず、
電車や駅の張り紙広告といった
静止画的なメディアでも当てはまる。

人は1度、目にしただけでは記憶に残らないが
2回目、目にするとわずかに記憶が残る(蘇る)
(「どっかで見たことあった気がする・・・」)

そして3回目、目にすることで
それに対して興味や関心を抱く。
(「あ、またこの広告だ。ちょっと調べてみようかな」)

そのためあなたも
不特定多数をターゲットに宣伝する仕事であれば
1度だけではなく、
その対象に最低でも3回はアピールしてみてほしい。

ただ同じ手法を三回やるのは
しつこい印象を受けてしまう可能性があるので
同じ内容のものを違う手法で3回行う方法で行えば
顧客、消費者にとっては受け入れやすいと思う。

また、消費者からすると
いきなり対面や口頭で言われるのは
なにかと煙たい印象を持つ人が多いと思うので
ポイントとして最初は
「受動的なアピール環境を作る」のがオススメ

(1度目、店内、出入り口に掲示)
(2度目、レシートやパンフレット、資料に印字)
(3度目、DMや直接口頭での紹介)

回数を重ねることで、
よりターゲットの目や耳に入りやすい
(近づいていく)手順だと
対面で案内するころには、
初回で案内するより
話を聞いてくれる確率が
上がるのではないかと思われる。

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