動きの始まりは、どこか。
高齢者向けの運動クラスでの質問に対して、「動きの始まりは、どこか?」という視点から答え、痛みや動きが改善された例についてのお話です。
私は、健康運動指導士としての案件で、自治体での高齢者向けの運動クラスでの運動指導のお仕事をしていることがあります。
フェルデンクライス・メソッドのプラクティショナーは、全く関係なく、それよりも以前からしているお仕事です。
そのクラスの中で、様子が気になり、声をかけた女性からの質問で、タイトルのようなことに触れて、お答えしました。
その質問というのが、「(椅子に座った状態で)こうやっている(背中を丸めている)のは楽なのだけど、こうやって背中伸ばそうとすると、腰が痛いの。どうしたらいい?」
というもの。
「あー、あるあるですねー。」
と思いつつお話したことが、タイトルのこと。
動きを見てわかったことは、
『背中を伸ばす』という動きの始まりが腰の辺りで、骨盤は動いていない。
腰ががんばって、そこだけで『背中を伸ばす』という動きをしている。
カンタンに言うと、3人でする仕事を1人でしている感じ。
そりゃ大変ですわ、痛くなりますわー。
でもこれ、あるあるで、私もフェルデンクライス・メソッドを学び、気づくまでは、そうしていて、「腰疲れるわー。」と思ってました!
と言うことをお話し、提案し、サポートして動かしたことが、
『坐骨から動かして、そこで椅子を押すようにして、背中を伸ばすこと。』
実際の動きとしては、こんな感じ。
このエクササイズの一部、です。↓
フェルデンクライス・メソッドでは、
『動き始めはどこからか?』を探ったり、
『最初に動き始める場所を変えてみる。』ということもします。
私もレッスンで時々します。
これもフェルデンクライス・メソッドでは学びます。
そして、そこにも、
『動きを楽にする。』
『自分の可能性を広げる。』
など、たくさんの素晴らしい要素が入っています。
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