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アイスブレイクに使える!雑談の鉄板ネタ5選

会議が始まる前や、ちょっとした待ち時間に、同僚や社外の人と何を話せばよいのか分からなくて困り果ててしまう…という方が、意外といらっしゃるようです。
雑談やアイスブレイクはコミュニケーション能力が高くなくても、ちょっとしたコツで何とかなるものです。こちらの記事では、雑談が苦手な人でも「まあこれくらいなら出来るかな…」を目標に、さらっとアイスブレイクが出来るようになる方法をご紹介します。


はじめに(読み飛ばし可)

ある日、チームミーティングで「はるさんってアイスブレイクうまいですよね…」としみじみと言われました。前の記事で登場したYさんとは別の同僚(Sさん)です。
Sさんは周囲をそれとなく助けてくれるなど気遣いも出来る人で性格も明るく接しやすいので、急にそうした話が出るのが少し不思議で詳しく尋ねてみました。曰く、どうも会議の場など、話し出すときは定型の挨拶で堅い雰囲気にしてしまいがちなので、私のように適当な雑談がさっと出来れば、場が柔らかくなるのでは…とちょっと悩んでいる、ということでした。
確かにSさん、とても真面目だものなあ、割とふぁ~っとしている緩い私とは違って……と、聞けば納得のお悩み。堅実なところはSさんの持ち味で私は好きですが、とはいえアイスブレイクが出来て悪いことはありません。
Sさんにお伝えした私なりのアイスブレイクのコツ、雑談の仕方を、こちらでもご紹介していきます。

アイスブレイクの効果、必要なときと不要なとき

最初に、「アイスブレイクとは?」とその効果について、簡単に紹介します。
アイスブレイクは「氷を砕く」、つまり堅い雰囲気を壊して和ませることです。緊張感のある会議よりも、和気あいあいをしている会議の方が物怖じせずに発言ができるようになるのは、想像がしやすいのではないでしょうか。
最近は心理的安全性のような言葉も注目されていますが、「安心して発言できる」という面では効果としては近いかもしれません。
必ずしも冗談を言う必要はなく、会議の参加者がリラックスできればそれでOKです。

特に初対面の人が多い場や、活発な議論をしたいのにどうも緊張感がある会議などでは、意図的にアイスブレイクを行っていく方が建設的な話し合いができることが多いです。
逆に、すでに親しい人たちや、お互いによく知っている人同士であれば敢えてアイスブレイクは必要ありません。(ですが、こうした関係性の方が雑談は弾みがちですよね)
また、稀にですが、雑談全般を嫌う気難しい人がいないでもないので、その場合も無理をする必要はありません。

雑談が苦手な場合は、天気の話でいいんです

「でも、雑談って何を話せば…」と、苦手な人ほど考え込んでしまいますが、これは本当に天気の話で大丈夫です。
ただし、その際にちょっとだけでもいいので、自分の個性をチラ見せしてください。しかし、それは「俺の話を聞け」という類のアピールが目的ではなく、そこから「あなたに興味がある!」の姿勢につなげるためのワンクッションです。

例えば「最近急に暑くなりましたね」と切り出すとします。これだけだと、相手も「そうですね…」で終了してしまいそうですね。
そこで、「最近急に暑くなりましたね(天気の話)。夜も寝苦しくて、実は今日ちょっと寝不足気味です…(自分の話)。〇〇さんは体調大丈夫ですか?(相手への振り)」とするとどうでしょうか。先ほどより、だいぶ返事がしやすくなっていますよね。

ここで「あえて自分の話をする必要ある?」と感じた方、鋭いです。相手と会話をつなげるだけなら、実はそんなに必要ありません。
ですが、その場だけではなく、今後中長期的にお付き合いが続く相手であれば、自分がどんな人間かを少しでも伝えることは長い目で見てプラスになります。
胸襟を開いていない相手より、開いてくれている(ように見える)相手の方が、自分の話もしてみようと思いますので、相手の情報も少し多めにもらえるかもしれません。これを繰り返していくと、お互いにどんな人間なのか少しずつ理解が深まりますので、雑談の精度を上げることが出来ます。

どういうことかというと、いつも「天気の話」だと会話のパターンも尽きてしまいますので、何度も会うのであればその他の共通の話題があった方がよいです。前回までの雑談でちょっとでも引き出しが増えていれば、話題の選択肢を増やすことができるので、より突っ込んだ雑談ができるようになる、というわけです。


雑談に向き・不向きな話題5選(独断と偏見)

とは言え、いきなりは引き出しは増えませんので、天気以外にも雑談ネタの候補があると安心ですよね。
私の独断と偏見による鉄板ネタと、逆に雑談には不向きな話題を5つずつご紹介します。

雑談向きの鉄板ネタ

恐らく誰でも共通で知っているだろう、という話題が雑談向きです。ですので、ここに挙げたものでも住んでいる地域や文化が違う人が相手だと通じない場合もあるので、その場合は別の共通項を探してください

  1. 天気:天気を知らない&影響を受けない人類はいないので、もうこれは不動でOKです。違う地域の人とでも、「こちらは良く晴れてるけどそちらはどう?」のように話せるので万能です。

  2. 時間:これも万人に共通ですよね。「私朝が弱くて~」「もうすぐお昼ですね!」などのイメージです。

  3. カレンダー:曜日や祝日に関する話題です。「月曜日始まりましたね~」「明日は祝日ですね!」みたいな感じです。業種が違って土日祝お休みでない会社の方がいる場合があるので、そこだけ注意してください。

  4. 季節:天気やカレンダーとやや近いのですが、その時期特有の話題も使いやすいです。年末年始やゴールデンウイーク、梅雨や台風といった気象系のもの、その時期旬の食べ物についてもありです。

  5. 肩凝り・腰痛:軽い体の不調系。大体の人が多かれ少なかれなったことあるはずなので、反応が全くないことはないはず。「寝違えた!」「低気圧で頭痛が!」もここに入ります。なお、生理痛は女性しかいない場であればセーフなことが多いですが、ややナイーブな話ではあるので避けた方が無難です。

不向きな話題5選

道徳上よろしくない話題(差別やセクハラなど)はもちろんですが、それ以外だと個人によって差があることが多いものは共通の話題にはなりにくいです。また、センシティブな議論に発展する可能性のあるものは避けた方がよいです。もちろん、ある程度お互いの理解が進んだ後であれば、問題ないトピックもあります。

  1. 政治:特定の政党を支持していたり、政治に関して強い意見を持っている場合は意見の衝突が起こる可能性がありますし、逆に興味がない人であった場合は話題の発展が望めません。

  2. 宗教:これも政治と似た理由です。信仰している価値観の違いが浮き彫りになる可能性がありますし、宗教自体に忌避感を持っている人もいます。

  3. パーソナルすぎる話題:家族のことや病気・健康のこと、個人情報に関係することなどは特にまだ関係が作れていない相手とするには突っ込みすぎている場合が多いですです。

  4. 個人の経済的なこと:これはかなり人によって状況に差があるので、共通の話題とするにはハードルが高いです。お互い投資に興味を持っている、など相手の情報をある程度把握していない限り、避けた方がいいです。

  5. 容姿・体形など外見について:健康など個人的な事情が背景にあったり、美意識について個人によって差があったりするため、基本的には避けた方がいいです。


雑談の引き出しが増えて、よいミーティングのきっかけになりますように!
それではこの辺で!

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