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『5パーセントの奇跡~嘘から始まる素敵な人生~』:見えない、という世界。


映画「5パーセントの奇跡~嘘から始まる素敵な人生~」


なんだかとても映画に触れたい衝動に駆られて、
有楽町の角川?だっただろうか、早速観てきた。

スリランカのシンハラ民族の血を引くというドイツ人の方の実話にも続いたストーリー。この映画に興味を持ったきっかけとして、スリランカにゆかりがある、というのもなんだかとても親近感を感じたからだった。

それとともに、目がほとんど見えない、という感覚を知りたかったからというのもある。知人に先天性の障害で目がほとんど見えないという人物がいるのだが、その彼のことが頭に浮かんでいた。


STORY(公式サイトより引用)

サリヤは真面目で成績優秀、前途有望な学生として周囲からの期待も大きかった。しかし10代の時に突然、先天性の病気にて視覚の95%を失ってしまう。誰もが無理だという中、サリヤは一流ホテルで働くという夢をどうしても諦めることができなかった。サリヤは夢を実現するため、一世一代の“大芝居”を打つ!なんと目が見えないということを隠して、ミュンヘンにある最高級5つ星ホテルで見習いを始めるのだ。

逆境にも負けない決然とした意思を持ったサリヤ。周囲の予想を超え、親友のマックスの助けを借りながら何とか目が見えないことを隠し、ホテルスタッフからも信頼を勝ち取っていく。持ち前の明るさと努力でホテルの研修課題を順風満幡にクリアしていくのだったが、そんな折ホテルへ配送に訪れたラウラに恋をしてしまう。そして彼が慎重に築き上げて来た精巧な偽装が崩れ始めるのだった・・・。
徐々に予期せぬトラブルが起こり始め、想像以上に厳しい現実を前に、サリヤは本当の自分を見失ってしまう。
順調だったはずのホテルの研修でも問題を起こしてしまう。そしてサリヤは、夢も希望もなくしてしまいそうになるのだが・・・。




まじめなサリヤとお調子者キャラのマックス。二人の掛け合いが痛快で、良いコンビ。サリヤの特訓に付き合ってくれるマックス、いい奴だ。

ママに好かれるためなら、僕もうそをつくよ。
なんて可愛らしい言葉だろう。

誰かのためにつく嘘、
人に愛されたいがためにつく嘘、

いろんな嘘のカタチがあるなぁ。


映画ラスト、お店の名前。"アーユーボワン"
あぁ、スリランカだ。嬉しくなった。


目が見えない、私は経験したことがない。
当たり前だけれど、目が見えない状態で日常生活を普通に過ごすのは、本当に努力の賜物だ。すごい。そんな安易な言葉で言っていいものか、と思うけど単純にそう思う。それでも、その5%の視界の中で あらゆる空気感を感じ取って活かしているんだろう。

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