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はるきちカフェ第3弾閉幕|幸せな4日間をありがとうございました


本当は日本を1周するはずだったのに。
旅がストップしちゃうほど好きになった千葉県館山市で、3か月に1回期間限定カフェをオープンしています。
ここには、カフェを終えての気付きや反省点などを記していきます。

🌸期間限定「はるきちカフェ」とは?

提供しているホットサンド

館山市にある「CAFE&BAR TAIL」さんをお借りして、3か月に1回期間限定のはるきちカフェをオープンしています。
ホットサンドをメインに提供しており、10月で3回目の開催となりました。

実は、私の人生計画においてカフェをやるなんて選択肢は一切なく。
私が間借りさせてもらっている「CAFE&BAR TAIL」のオーナーさんに「カフェやってみない?」とお声がけいただいたのがスタートです。
オーナーさんの”交流が生まれる場所を作りたい”との思いに共感し、一歩踏み出してみました。

カフェスタートのきっかけや当時の心境については、以下の記事で詳しく書いています。

🌸はるきちカフェの新しい取り組み・変化

ハロウィンデーの様子

私はアルバイトで飲食の経験はあるものの、自分のお店を持つのは初めてです。

メニュー開発から価格設定、現場のオペレーション、集客など、すべて自分の責任で行うとなると、当たり前ではありますがアルバイトでは見えていなかった業務が見えてきます。
そして、頭で考えているのと実際にやってみるのではまったく違う。

特に私は器用な方ではないので、とにかく実践して改善していくしかないのです。
前回と前々回の反省点をもとに、今回は以下のような取り組みを実践してみました。

コンセプトの明確化

1回目と2回目のはるきちカフェも「自然と交流が生まれる場所にしたい」と、”交流”を重視していました。
しかし、誰にどうなって欲しいか、どう楽しんでもらいたいのかが明確になっていませんでした。その結果、新メニューやイベントの企画、プロモーションにおいても一貫性がなく、いわゆるマーケティングの基本が疎かになっていたと感じます。

第3弾となる今回では、はるきちカフェのコンセプトを「偶然の出会いが仲間へとつながる場所」と明確にし、20〜30代の移住者やUターン者が同年代の友達を見つける場所にしたいと考えました。
というのも、私が館山を好きになって今こうして毎日楽しい日々を送れているのは、地域の方の温かさと同年代の友達の存在が大きいからです。
カフェを通じて友達や仲間が増えることで、新しい世界や価値観が広がると考えています。
私のカフェは3か月に1回だけど、ここでのご縁はずっとつながっていってくれたら嬉しい。そんな思いで、今回はオープンさせていただきました。

実際に、はるきちカフェにお客さんとして来てくれたのがきっかけで仲良くなり、今では一緒にサーフィンに行ったりご飯に行ったりする方もいます。
そういう出会いが、私とでもいいですし、お客様同士でも生まれるきっかけの場所にどんどんしていきたいと考えています。

実は第3弾はサーフカフェにしたいとも思っていたのですが、思考の整理と深掘りを通じてカフェの方向性が定まりました笑

近隣のお店とのコラボを通して同年代の繋がりを表現

今回のはるきちカフェでは、駅前のクラフトビール屋『MEETS-BUY』さんとコラボし、フードメニューで人気のデビルズチキンを使用したホットサンドを提供しました。
MEETS-BUYの店長さんは同年代で、お客さんとして遊びに行っているうちに仲良くなりました。
ホットサンドの新メニューを考えるタイミングで、デビルズチキンとのコラボのアイデアがひらめき、コラボのお話をさせていただいたら快く承諾してくださりました。

また、コーヒー豆は館山で同じく同年代の女の子がやっている『polaris coffee』さんに焙煎をお願いしました。
コーヒーが好きで、愛で溢れていて、コーヒーを淹れている姿を見ると、まるで生き物を扱うかのようにとても丁寧で。あ、本当にコーヒーが好きで愛を持ってやられている方なんだなと心を打たれました。
今回のはるきちカフェは、コーヒーを飲んだ方の「幸せ」や「美味しい」の言葉で溢れていて、本当に感謝の気持ちでいっぱいだし、コーヒーを通していろんな方の心を満たしているまなみちゃんが本当にかっこいいなと。
私もそういう思いでホットサンドを作れるようになりたいと強く思いました。

自然なご縁やたまたま同年代だったという運も半分、館山で活躍する若い世代の紹介や同年代同士のつながりをはるきちカフェで表現できていたら嬉しいです。

ミニイベントの開催

はるきちカフェは、今回からより”交流”に重点を置いた空間にしたいという思いから、何かコミュニケーションのきっかけになることをしたいと、ミニイベントを試験的に取り入れてみました。
最終日にハロウィンデーを設け、店内をハロウィンの雰囲気にし、スタッフは仮装で営業しました。

周知が弱く、上手くいくかどうか若干不安が残る中での開催でしたが、1日店長として参加してくれた子が伊勢海老の仮装で全力で参加してくれて、楽しい雰囲気を作り出してくれました。
その子のコミュニケーションスキルのお陰もあり、自然と会話や笑顔が広がっていく空間が心地よかったです。

はるきちカフェに行ったら、くだらないことで笑えるとか、肩の力を抜いて楽しめるとか、そう思ってもらえたら嬉しいなと。
今後のはるきちカフェでは、みんなが楽しめるようなイベントを少しずつ開催できたらなと思っています。

営業時間の変更

過去2回のはるきちカフェは11:00〜15:00のランチタイムのみの営業でしたが、今回は8:30〜15:00まで営業時間を拡大しました。
というのも、私は趣味でサーフィンをするのですが、海に入ったあとに朝ごはんを食べられるところがほしいと思っていたからです。

私がカフェをやっている場所は海がそこまで近いわけではないので、海帰りの人々が訪れることは少ないだろうと思っていました。が、試験的に朝からオープンすることにしました。

その結果、併設されているホステルの宿泊者がチェックアウト前に立ち寄ってくれました。普段出会えないような新しい出会いと交流の機会が生まれ、朝からオープンして正解だったなと感じています。
ただし、朝食にしては今回のメニューではボリュームが多く、調整が必要だと感じています。
次回は朝食メニューを作ろうかと考え中です。これは次回のお楽しみ。

🌸はるきちカフェをやって嬉しかったこと

店内の様子と接客する伊勢海老

はるきちカフェのオープン前は緊張と不安が入り混じっていたのですが、オープしてからの4日間は毎日幸せを感じていました。
本当に温かい方に囲まれているなと、感謝の気持ちでいっぱいです。
ここには、はるきちカフェで特に嬉しかったことを記録します。

お客さんからの「来て良かった」や「幸せ」の声をもらえたこと

なによりも嬉しかったのは、お客様から「幸せ」や「来てよかった」とのお言葉をいただけたことです。
先述の通り、はるきちカフェがオープンする前は不安と緊張に襲われ、どうしたら楽しんでもらえるのかや、どうすれば来てよかったと思っていただけるかと考えていました。
時折、実力不足を感じて挫けそうになってしまう瞬間もあったので、お客様から温かい言葉をいただけたときは本当に嬉しかったです。
1回目と2回目ではできなかったことが、3回目になって徐々に形になってきて、居心地の良い空間になってきているのかなと少し成長を感じられました。

一緒に盛り上げてくれる仲間が増えたこと


もともと1人で始まったはるきちカフェ。
「CAFE&BAR TAIL」のオーナーさんが懸命にサポートしてくれていたものの、初めの頃は右も左もわからず、実力不足に落胆し、孤独で孤独で仕方がない日々を送っていました。

毎回オープンの際には大きな不安を抱えていましたが、今回はありがたいことに多くの仲間に支えられ、少し精神的にリラックスした状態でお店を開けられました。

クリエイターの子がメニューの写真を撮ってくれて、「お手伝い行きます!」と来てくれる子がいて。
館山でコーヒー屋さんをやっている2人が、朝コーヒー淹れに行きます!と2日間も来てくれて。
カフェには行けないけれど、SNSで宣伝します!とか温かい応援メッセージをくださる方もいて…。本当に多くの方に支えられているなと胸が熱くなりました。

正直利益が出ていないので、報酬をお支払いすることができていません。それでも貴重な時間を私のカフェのために使ってくださって、感謝の気持ちでいっぱいです。
それに加えて、「楽しかったです」「また手伝います」と言ってくれる方もいて、なんて温かい方々に囲まれているだと心がとてもホカホカしました。

私は将来、どんな人になりたいかと考えたときに、理想となる人が5人くらい思い浮かびます。その方々の共通点は、第一に楽しそうでであること。
そして、その楽しい雰囲気が周りの人にも伝染して、笑いと笑顔で溢れているんです。足を引っ張り合うのではなくて、手を取り合う関係。
私はそんな環境に身を置きたいとずっと思ってきました。だから、今回のはるきちカフェを通して少しずつ理想に近づいてきている感覚があって本当に嬉しかった。
私も、今回支えてくださったみなさんが何か挑戦するときや困ったときは、手を差し伸べられる存在でありたいと強く思います。

🌸前回のはるきちカフェの反省点と振り返り

第2弾はるきちカフェの主な反省点は以下の通り。今回改善できたのか振り返ります。もしよろしければお付き合いください。

【課題①】
単純に料理スキルが低い。最難関だけど着々と進めていかないといけない課題。
【結果】
料理スキルはまだまだです。普段の生活からキッチンに立つ回数を増やして修行中。
原価も考えないといけないのですが、パンの質や食材の質にも徐々にこだわっていきたいです。

【課題②】
まだまだ自信が持てず、特に新しいお客さんが来たときにものすごく焦る&人見知りが発動する。頭にこれでいいのかな?と疑問を持った状態でお店をオープンしていることが発覚…。あとは、評価に怯えている自分がいる。
準備を早め&計画的に始めて、「これだけやったから大丈夫」という自分への信頼を生み出さないと。
【結果】
カフェのコンセプトを明確にし、1本軸が通ったことで余計な迷いや不安が生じなくなった分、正しい方向に努力できたと思います。
オペレーションも事前にシミュレーションしており、慣れてきていたこともあって前回までよりは落ち着いてできました。
しかし、ピークの時間帯は注文の抜けや提供順番のミスなどが目立ったのでまだまだ改善が必要です。

【課題③】
集客。平日は10人がアベレージ。1日15人は集客できるようになりたい。
【結果】
1日目:14人
2日目:11人
3日目:12人
4日目:26人
平均:15.7人
Instagramや紹介等で足を運んでくださる方も多く過去最多。数だけ見ると、個人的に掲げていた目標も達成しました。
ただし数が多ければ良いというわけではなく、一人ひとりに楽しいと思ってもらえる空間作りや質にこだわり続けられる人でありたいです。

【課題④】販促
準備に追われて、思った通りの宣伝活動ができない。SNSでの発信のみに頼ってしまった。
メニューの発信が多いのはいいことだけど、駐車場情報や所在地など、必要な情報が抜け気味だった。
メニュー表や看板等の改善が必要。
カフェがオープンしているかどうかが分かりにくかったので、もっと入りやすい雰囲気を作る
【結果】
今回も準備に追われてしまって、計画通りの宣伝活動はできず。しかし、クーポン付きのショップカードを作成し、配布することができたのは成長かなと。

【課題⑤】
たまにお客さんとの会話が雑になる。作業をしながら会話ができない😂オペレーションの改善と慣れかな。
【結果】
手を動かしながらだと、会話がおろそかになってしまうのは変わらず…。しかし、今回1日店長としてお手伝いさんが来てくれたおかげで、会話の絶えない空間にできました🙏

【課題⑥】
コンセプトの明確化と自分の色の表現
はるきちカフェと言ったら◯◯◯!と代名詞になるものを作りたい
「LACユーザー・旅人と地域の方がつながる場にしたい」「自然とお客さん同士で交流が生まれる場にしたい」がカフェをやろうと思ったきっかけなので、交流や会話、心地よい雰囲気などをもっと表に出したい。
【結果】
先述の通り、コンセプトを自分なりに固めた結果、1本の軸ができました。
今度はこの軸を太い木の幹として、枝を伸ばしていけたらなと思います。

🌸今回のはるきちカフェの反省点

【課題①】
プロモーションをSNSに頼ってしまっていて情報をキャッチしにくい
→メインの発信媒体はInstagram。TwitterやFacebookでも宣伝はしていました。
しかし、場所や営業時間、駐車場情報などのまとめが作られておらず、わかりにくかったなーと。
次回の開催日のお知らせもわかりにくいので、公式LINEなど、情報をもうちょっとキャッチしやすい仕組みを作りたいなと考えています。良いアイディアやご要望があったら、ぜひ教えていただきたいです。

【課題②】
もっと美味しいホットサンドを作りたい
→ 『polaris coffee』さんのコーヒーを通して、心からの「美味しい」や「幸せ」という声を聞いたとき、私も美味しいものを食べて幸せを感じたり心が温かくなったりするようなホットサンドを作りたいと思いました。
そのためにはパンの質にこだわりたいし、もっともっと料理スキルを磨きたい。
料理スキルを磨くためには、まずは食や料理にこだわる習慣を身につける必要があるなと。今までは、時間がないことを言い訳に日々の料理に力を入れてこなかったけれど、普段からYouTubeやSNSを見て少しずつ練習を積み重ねています。

【課題③】
ホスピタリティや接客力が弱い
→まだ目の前のオペレーションでいっぱいいっぱい。自分の作業に精一杯で、店内全体が見えていません。きっと手を差し伸べるべきポイントや、お客様の変化に気付くポイントがたくさんあるだろうなと。

【課題④】
ショップカードの配布が追いつかなかった
→今回クーポン付きのショップカードを作成したものの、印刷した3分の1しか配布できませんでした。
もう少し印刷も早い時期に行って、声かけに力を入れるべきだったなと。

【課題⑤】
イベントが中途半端でもう少し詰めるべき
→そもそもコンセプトを定めるのが遅すぎました。一旦サーフカフェ構想に道を外れたのもあり、いろんな決定事項が遅くなってしまった。そのため、イベントの実施も急に決めてしまい、あまり詰められずに当日を迎えてしまったドタバタ感があります。
次回はもう少し計画的に進められるように、準備していきたいです。

🌸次回のはるきちカフェに向けて

改めまして、はるきちカフェ第3弾ありがとうございました。
今回は4日間で63名の方にお越しいただきました。
正直、この人数が館山の飲食業界で多いのか少ないのかはわかりません。
しかし、少なくとも私にとって、この63名という数字はとても大きいものです。
そして、わざわざ期間中に足をお運びいただき、本当に感謝の気持ちでいっぱいです。

私のカフェはまだまだまだまだ成長期です。そして、正直まだ「たくさんの人に来てほしい!」「私のホットサンドをたくさんの人に食べてほしい!」と自信を持って言えないのが悔しい…。
正直、館山には温かい方が多いので、頑張っている姿を見て、私のカフェが欠点だらけでも応援する気持ちでお店に来てくれる人はいると思う。私はそれを自分の実力と勘違いしないで、現状に甘んじないで進化し続けなければなと思います。楽しむためにも、冷静な視点は常に持ち続けたいな。
兎にも角にも、第4弾のはるきちカフェは、空間作りも料理の質ももっとレベルアップできるように頑張ります!


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