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今年のものは今年の内に

文章にすると決めたことが文章にできていなかったので。
今年もあと数日で終わるので。
今年のことをちゃんと書いておこうと思う。

飲み会の席での好きな映画の話ほど難しいことはない。
ましてや恋愛物の映画なら尚更だ。
真面目なお互いの心境を語らい合う場面ならまだしも、
コンパクトでオチのある話をし合う面白話点取り合戦の場合
小説や恋愛物の映画は不向きだ。
アクション映画の様な派手さはない。SFのような未知の世界も、ファンタジーのようなメルヘンさも。ただ現実に、人に寄り添って物語が進む。
考えさせられるとか物思いに耽るとかそういう面白さをお酒を飲んで語れるお酒の飲み方をしていない。
お酒を飲む時の会話はキャンプファイヤーのようなものだと思っている。
薪を焚べて最後は大きな炎になるように。みんなんで薪を焚べて。
もちろん美しいものについて語らい合うような飲み方もできるけどね。

話が脱線したがなぜそんなことを思ったかと言うと。
『あの映画好きだったよね?どこがいいの?』
と聞かれてうまく伝えれなかったと思うからで。
今年映画を見て感想を書いていたのを思い出したからで。

今年のものは今年の内に。


花束はもらった瞬間が1番美しく嬉しく幸せである
次第に枯れて失ってしまう事は必然で
でも花束をもらった時のことは一生忘れない
華やかさも輝きも香りもいつまでも思い出す

ストリートビューに載って喜ぶことは平凡な人間の現れで
そんな主人公が一生心に残るであろう出来事のお話

お互いがお互いに向かって進む事ですれ違う
最初のうちは同じものを見ていたはずなのに、いつしかお互いを見合うようになりすれ違う
好きが故に相手に合わせようとして変わってしまう自分
個人で持っていたものを一つにしようとするからずれていく
すれ違っていく
ズレた気持ちは戻らない

ストリートビューに載って喜ぶことは平凡な人間の現れで
きっと誰もが経験した事のある
誰もが感じた事のある心のすれ違い
相手を守ろうとしてした行動が結果的に相手を傷つけてしまっていたこと
時間と共に変わっていく価値観でどうしようもないこと
嫌いになったわけではなく
嫌な思い出でもなく
むしろ輝かしい愛おしい時間だったのに
必然的に枯れてしまったから
いつかは開きたくなるアルバムのように
綺麗な思い出に
花束みたいな恋をした

そうゆう事なんだと

何よりセリフの言い回しが小説を読んでいるようで、
登場人物の言葉選びが美しい。


今年1年がどんな一年であったとしても
自分の中で頑張ったと思えるのなら
いい1年だったと言うことにしましょう
notoを読み返してそれなりに頑張っている自分がそこに居て
日記だったとしても
感情の吐露だったとしても
未来の自分が読んでくれるから、諦めずに書くことが大事。


今年1年支えてくれた家族、友人、仕事関係の人に感謝をしながら。

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