ショートショートの神様と私
こんばんは、春野菜です。
突然ですが、あなたは“ショートショートの神様”と呼ばれた作家、星新一さんを知っていますか?
私は昔から読書が好きなので(最近は漫画ばかりですが)、今回は私が好きな作家さんと、その方が書かれた小説について書いていきますね。
短編よりも更に短い(およそ原稿用紙10枚以内)小説のことをショートショートと呼びます。(定義は諸説あり)
このショートショートを生涯で1001編生み出したのが星新一さんです。
小学4年生の頃。当時から、外で遊ぶよりも読書が好きだった私は、休み時間は、ひたすらに本を読んでいる子供でした。
そしてある日、『きまぐれロボット』というショートショートを集めた本に出会います。面白くてすぐに読み終わってしまいましたが、その当時は作家さんの名前など気にしていませんでした。
その後、中学校に上がり再び出会ったのが『ねむりウサギ』です。(多分)
そこから私は、星新一さんが描く、ユーモアと、ちょっと皮肉の効いた不思議な世界の虜になってしまいました。
いくつかエピソードを選んで紹介しますので、是非最後までお付き合い下さい。
あらすじと感想を私なりに書いてみました。
『悪魔』
人間の欲とその行く末をシンプル描いた傑作です。
星新一さんのお話には悪魔が度々出てきますが、その中でもお気に入りの一編。
『災難』
こちらは思わずクスっと笑える結末です。
私も、このネズミの能力の恩恵に預かりたいですね笑
『おみやげ』
子供の頃は「あー、残念」とか、「こんなこともあったかも」くらいに受け止めていましたが、改めて読んでみると、考えさせられる部分があります。
オチが深い作品です。
『盗んだ書類』
タイトルの通り、泥棒はエフ博士の書いた書類を盗み出すことに成功します。
しかし、結末は思いもよらない方向に笑
泥棒も律儀なところがあって、憎めないキャラクターです。
『へんな薬』
皮肉の効いたオチが素晴らしいお話。
“カゼの薬”自体は、「冷静に考えると結構どうでもいい願いを叶える道具」ですが、オチへの効き目は絶大です。
以上、今回は『きまぐれロボット』から、5つのエピソードを紹介いたしました。
(『きまぐれロボット』は紹介しないんかーい、というツッコミはなしでお願いします笑)
また機会があったら、別の紹介記事を書こうと思います。
星新一さんは、“面白い話”を読むだけだった私が、初めて“誰が書いたのか”を意識したきっかけとなった人です。
サクッと読める手軽さ。その短さの中にあるユーモア、皮肉、意外性。
活字を読むのが苦手な方にこそ、おすすめしたい作家さんです!
是非お手に取ってみてください。
それでは、またお会いしましょう。
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