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[PMS]みんなそうだよ!が1番キツイ

PMS(月経前症候群)という症状がある。

生理前になると出てくる身体的、精神的に不快な症状のことで、
私自身、今現在も苦しみ続けている。

些細なことで急に涙が出て止まらなくなったり、
怒りで物を壊したり、叫んだり、殴ったり、寝てる間に叫ぶこともある。
とにかく、感情のコントロールができない。

市販薬やサプリメント、病院で処方される漢方も飲み続けているが、それでもどうしようもない時は安定剤に頼る。
しかし、飲めばハッピーというわけではなく、
ー100がー20になるくらいのもので、平穏からは程遠い。

生理前は本当にどん底まで落ちて、仕事もやめよう、もはや人生を終わらせようと決心するのだが、生理が終わるとケロッとポジティブになっている。

自分でもあまりの高低差に、どれが正常な考えなのかもわからなくなるのだ。

PMSについては以前と比べて話題に上がるようになったと思う。

しかし、その理解についてはなかなか難しい。
身体的な病は打ち明けたら、大変だね、と声をかけられて終わるのに、PMSに限らず、数値や見た目で分かりにくい苦しみは軽く扱われる。

「私もそうだよ」「誰でも少なからずあるよね」
という言葉で終わってしまう。

"自分やみんながそうだから、あなたも耐えるべきなんだよ"
そう言われているようで、相談するのをやめよう、と思う。
打ち明けられない孤独感で、さらにさらに辛くなっていく。

PMSに関しては、とりわけ女性からの理解が難しい。
生理を経験したことのない男性も最近は、PMSというものがあるらしい、と理解しようとする姿が見られる。(全く理解のない人ももちろんいるとは思うが)

しかし、生理を経験している女性の方からは、
「大袈裟では?」「自分の方がもっとキツイ」という声を聞いたことがある。

身体的な辛さも、精神的な辛さも、比べられるものではないし、他人の苦しみ全てを理解することは難しい。

我慢できた人はすごいとは思うが、
我慢したから偉いというわけでもないし、
耐えられなかった人が弱いわけでもない。

あなたも辛い時は休んでいい。
私も辛い時は休みたい。

足を引っ張り合うのではなく、ただ、自分の痛みにも、他人の痛みにも、寛容になれる世の中になっていけばいいと思った。

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