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わたしの同級生にもいた緘黙児

こんにちは。

場面緘黙(ばめんかんもく)だった息子のこと、その後の話、気持ちなどを綴っています。

私の同級生にも、今思えば
「あの人は場面緘黙だったのかな?」と思う人が3人います。
小・中・高校でひとりずつです。

当時は「場面緘黙症」という言葉はなかったと思うので、
(あったとしても一般的になったのは、ずっと後のことです)
先生や周りの人はどういう風に接していたのでしょうか。
極端におとなしい子だと思われていたのでしょうか。

発達障害や学習障害という概念もなかったし
勉強が苦手な子も、超個性的な子も
いろんな子がクラスにいました。

小6で同じクラスにいた 緘黙かな?という男子は、
授業中にさされると、ボソボソと小さな声で答えるぐらいでした。
ほかの場面ではあまり声を聴いたことがありませんが
数人の仲の良い男子がいて、楽しそうにしていました。
彼は肩もみが上手で、先生がいつも肩もみをさせていました。
それが先生と彼とのいいコミュニケーションになっていたんでしょうね。

中3で一緒だった女の子は
いつもひとりでじっと座っていました。
修学旅行は友達同士グループになるので
その子はひとりになってしまい
先生があるグループに「○さんも入れて」と声をかけていました。

高校で同じクラスだった女の子は
教室でいつも本を読んでいました。
クラスの誰とも話さないのに
休み時間に来るほかのクラスの友達とは
すっごく楽しそうにおしゃべりしているので不思議でした。
中学が一緒だったのでしょうか?
しゃべるのはそのひとりの友達だけでした。

私も人見知りで あまり自分から声をかけるほうではなかったので
彼らとはほぼ接点がないままでした。

困っていることもあったのかな?
いじめにあっているようでもなかったし
周りの人は特別視せず、「そういう人なんだ」と
思っていたんじゃないかなと思います。

“場面緘黙”を知らないので仕方がないのですが
周りがその子に「関心がない」というのもちょっと悲しいです。

その子たちと親御さんが どういう気持ちでいたのかな…
と、今になって少し気になります。

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