【場面緘黙克服記㉖】快進撃はつづく
場面緘黙を卒業し、スローステップでコミュニケーション能力をつけていった息子は、好きなことができることと、目標があると根性で突き進み、結果を出します。5歳で感じた“感動を呼ぶ男”からは、本当に感動させられっぱなしです。場面緘黙克服記、感動の最終話!?第一志望の大学に合格するまでのお話です。
オタク最強!
ハルの学校のクラス懇談会がありました。
息子の学校は、息子のようなオタクばかり。
「コミュニケーションをとるのが得意でない」という学生も少なくなく、親御さんは口をそろえて「就職・進学を控え、その点が心配…」と言います。
彼らが目指すのはおおむね、専門職、研究職、技術者です。
だからまったく問題ない!と先生はおっしゃっていました。
コミュニケーションよりもまずその技術。仕事ができること。
やっぱりオタク最強!
ひとり旅
高専5年の春から夏にかけて、大学編入試験を受ける息子です。
4年のこの夏休みは、あちこちのオープンキャンパスに出かけています。
なかには、新幹線を使う距離の大学もありますが、ひとりで行っています。
これまでも、日帰りでかなり遠くまでは行っていましたが、宿泊を伴う一人旅は初めてです。
18歳になったら急に気が大きくなったのか!?
17歳まではひとりでの外食やましてや宿泊なんて、周りからどう見られるかが気になって出来ませんでしたが、18になったらなんでもOK!って思っているみたいです。
宿泊と言っても、なるべく安く済ませようと、24時間営業のスーパー銭湯を選んだんですけどね。オジサンたちのいびきがうるさくて眠れなかったようです。まぁ、それも経験。経験値は上がったのではないでしょうか。
緘黙のお子さんで「ひとりで出かけることができないけどこの先大丈夫かしら!?」と心配されている方もいるかもしれませんね。
大丈夫です!息子だって、小学生の時は近所のスーパーすらひとりで行けませんでした。
きっかけと、積み重ねで一人旅ができるようになりました。
最初のきっかけは、漫画を買いに行くということだったかな?
それが、ゲームを買うために電車に乗るになり「電車でできるだけ遠くに行ってみよう」と日帰り旅行を決行したり、ついにはひとりで宿泊できるようになり、もう、国内どこへでも行けるでしょう。
一週間後には研修旅行で海外に行くので、パスポートの期限が切れる前に、外国へも行きたいそうです。
夢は広がりますね。
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