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証明写真より気になるのは、、

私は免許を持っていないので本人確認が必要な際は、以前はパスポート、パスポートがきれてからは保険証+年金手帳だった。

父の相続手続きなどで「本人確認」が何度も必要になるとわかって、急いでマイナンバーカードを作った。添付する写真は、スマホに入っている、旅行に行った時の写真で使えそうなものを求められるサイズに修正して作った。

まあ、そういう写真はいつだって「なんだかなぁ」という感じではあるけれど、そもそもの土台を考えれば、潔く納得するしかない。

友人の中には、マイナンバーカードを使いたくない理由に「あの写真を毎回見るのが本当にうんざりするから」という人もいる。

義母においては、息子(オット)がスマホで写真を撮り、手続きに入ろうとしたまさにその時、電話をかけてきて「やっぱりその写真は嫌だから」と、ちゃんと写真館に行って撮り直してきた。「いかにも年寄りって感じに撮れてるじゃない」とおっしゃる義母、91歳(当時)。オット曰く「だって年寄りじゃん(笑)」。このやりとりには笑いました。

若い頃のパスポートを見ると、顔がパンパンで、体重は20代から今までさほど変化していないけれど、やっぱり若いなーと思う。それなりに変遷を楽しめます。しかし、まぁ、自分の顔はこんなものでしょ、と思うから、眼や口が半開きになったりしていなければそれでいい、と思っている。

マイナンバーカードの更新をあと何回するのか、そっちの方が気にならなくもないお年頃です。

そういえば、証明写真よりも重要なのは遺影問題だと、以前、冗談混じりに姉と話したことがある。

この10年の間に身近な人を三人見送って、実際に自分が葬儀に深く関わってからは、自分の葬儀の映像さえ容易に想像できるようになった。

証明写真より、遺影をどうするかの方が問題だ。
最後にみなさんに見ていただく写真。

写真の腕が確かだった父に撮っておいてもらえばよかった、と姉は言ったけれど、いやいや、50代(当時)の写真を遺影にしたら、それはそれで問題だぞ。

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