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映画『祈りのちから』

2015年製作/120分/米
監督:アレックス・ケンドリック

「祈り」をテーマにレポートを書く課題があって、参考に鑑賞。

夫婦間の人間関係に悩みを抱える妻の「祈り」によって、人生が好転していくお話。

キリスト教のお話なので、バックボーンによって、抵抗があるかもしれない。でも、宗教のあるなしに関係なく、人間関係で悩んだことのある人には、学びのある映画かもしれない。

アドラーも言ってるように「すべての悩みは対人関係からくる。」対人関係で、悩んでいる時には、ついつい、相手が変わってくれることを望んでしまう。とはいえ、相手を変えることはできない。自分を変える(自分のものの見方や行動)ことで、生きやすくなる。

「祈り」によって、これを実行する映画だ。
「祈る」ことで、神様が願いを叶えてくれるのではない。
「祈る」ことで、あり方が変わっていく。と捉えるといいのかもしれない。

『祈りは、神を変えない。祈る人を変えるのだ』
これは、哲学者 キルケゴールの言葉。

信仰のない私や私の家族は、神社やお寺に行って、手を合わせ「お願い」をしていた。例えば「入試合格するように」とか「病気がよくなりますように」とか。これは「祈り」ではない。マザー・テレサも『祈りは願いごとではありません』という言葉を残している。(その点で、この映画では、願いごともしているので、どうかと思うのですが、私はキリスト教を学んでいるわけではないので、そこは、言及できないです。)

『祈りは心を広くしてくれます』これもマザー・テレサの言葉。

「祈る」時間をつくることで、自分と、自分のまわりと、神(人を超えた何か、聖書などにある言葉、智慧)と対話する。それにより、視野が、心が広がる。そんな気がしている。(あくまでも、特定の信仰は持っていない私の解釈です。)

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