Pかつ〜ソープデビュー

もともとの仕事をきつくて辞めて、
自分の好きだったことをはじめた。

接客が大好き。

昼間は飲食店でバイト、
夜は高級志向のスナックでバイトをはじめた。


夜のディープな世界観が好きな私。
ホストみたいなひょろ男は好きじゃないけど、ホストのリアリティ番組とか漫画とかめっちゃ見る。

だから、夜の世界に足を入れてみたかった。


スナックのバイトはそれはそれは楽しかった。
お客様のお金で高級なウイスキーを飲む。
お客様のお話に大袈裟な相槌を打つ。
「こう思ってるんだろうな」ていうところをうまくついて質問して話を広げたり、欲しそうな言葉を投げかける。
カチッとハマった時がおもしろい。

良い出会いもたくさんあった。

お客様には起業されてる方が多かった。みんな若くして起業したわけではない。

そんな方々のお話を聞いたり、私の話を聞いてもらっているうちに価値観が変わった。


若さは有限、今しかできないことがたくさんある、
と思って生きてた私だったけど

死ぬまでには時間がたくさんあるからいくらでもチャレンジできる。死ぬまでにやりたいことには1つでも多く挑戦した方がいい、
と思った。

若さは関係ないと思えた。



バレンタインが迫っていた。
当時付き合ったばかりの彼氏に、腕時計をプレゼントしたいと思っていた。

体を売って稼ぐしかないかな?と思ったけど
サイトで相手を探して、条件の合う人を探して、出会って...というのは、すごく無駄な時間がかかるし、とんでもない労力に感じた。

それに比べたら、ソープならお店で待ってるだけでお客さんが来るし楽なんじゃないかな?と思えた。

前からずっと気になっていたし、
ソープで働いてるという噂のある昔の友達にLINEしてみた。




お金がすぐに必要だった。


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