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ななせさんとアルバム「スナックぜんもんどう」の話

はる

※BURGER INN RECORDS(https://www.burgerinnrecords.com/)のスクリーンショットをタイトル画像として使わせていただいています※

2020年3月の1st アルバム「maniac love」のリリースから1年、ななせさんの2nd アルバムが2021年5月12日(水)にバーガーインレコードからリリースとなります。（当初配信は2021年4月28日(水)リリース予定でしたが、アルバムと同時の5月12日(水)リリースに変更となりました。）
ななせさんと言えば時には力強く、時には繊細に、ハスキーな声からハイトーンボイスまで自在に使い分ける歌声と、アコースティックギターの弾き語りスタイルが基本形ですが、前作に引き続き、今回もバンドメンバーを迎えてのアルバムです。
2021年2月23日に開催された初のバンドワンマン「バンドだけどね」でも共演されたドラム白根賢一氏・ピアノ斉藤哲也氏に加え、ギター別府克彦氏・金崎圭介氏が参加されています。

その名は「スナックぜんもんどう」

タイトルからはどんなアルバムなのか想像もできない？
いいえいいえ、一つだけはっきりしていることがあります。
それは、1st アルバム「maniac love」をも超える、素晴らしい魅力に溢れたアルバムだということです。
その片鱗は「バンドだけどね」でも示されていましたが、ドラムとピアノの音色がななせさんの歌声とギターの音色と合わさることで、力強さも繊細さも増して、より魅力的な音楽へと進化しています。
「スナックぜんもんどう」、リリースが本当に楽しみです。

アルバムタイトルはななせさんが考えたわけではないそうですが、「聞いた瞬間に良いタイトルだと思った」（2021年4月23日FM長野clap!にて）そうで、アルバムジャケットからも昭和歌謡曲の雰囲気を漂わせつつも、21歳となったななせさんの魅力溢れる楽曲が揃いました。
収録されるのは全11曲。
m-1 ただ涙を流すだけの日も
m-2 フルーツバスケット
m-3 superstar
m-4 夢をみよう
m-5 タイトル未定
m-6 春になる
m-7 good morning
m-8 少年たち
m-9 向かいあわせ
m-10 街角にて
m-11 natsumi
2020年に発表された新曲が中心の構成ですが、長らく音源化が待ち望まれた曲も収録されています。

そして、今回のアルバムでは、CDと配信とで価格に差を付けたことが流通面での特徴です。前作「maniac love」に続き、今回も全楽曲のミュージックビデオをYouTubeで公開するとのことですので、楽曲そのものを聴くだけであれば、誰でも無料で楽しむことができます。サブスクリプションや配信が一般化し、音楽を楽しむ形態が多様化している中で、今回CDに10,000円という価格を付けた理由について、バーガーインレコードの畑社長は、以下のメッセージを自社のWebサイト（https://www.burgerinnrecords.com/）に掲載しています。

このCDを手に取っていただいているあなたへ。
特に特典が付くわけでもない通常のPケースのCDを¥10000でご購入いただき大変感謝をしています。賛否両論あると思いますが、売れて利益が出ているアーティスト（本当にごく一部ですよね）以外でも、CDやレコードというフィジカルな商品を作品として発表することの喜びは、この仕事の一つの原点であると思います。
昨年のデビューアルバムと同様、収録曲はすべてMVを制作しYouTubeでいつでも楽しんでいただけます。CDの購入はジャケット、ブックレットを音と共に楽しんでいただくためのものであり、次の作品を楽しみにしているというファンの方々からの応援メッセージだと思い、感謝するとともに、ご協力をお願いしたくこの料金になりました。ありがとう！広く人に知られる存在になって今度は違う施策で皆さんを驚かせるように頑張ります。機会があれば、是非、素晴らしいライブパフォーマンスを生で味わいに来てください。
バーガーインレコード代表畑信弘（2021年2月）
＊CDのブックレットより転載しています。

もちろん、賛否両論ある価格設定だと思いますが、聴き手に作品の対価設定を委ねたとも言えます。MVを無料で楽しむのか、配信やサブスクリプションで聴取するのか、あるいはCDを購入するのか…私たちが自由に選択できるということです。
個人的にはこのチャレンジを支持しますが、この記事を読む皆さんも、それぞれの楽しみ方を自由に選択してください。

参考までに、CDの予約サイトのリンクを掲載します。

Amazon ／ 楽天ブックス ／ HMV&BOOKS online ／ セブンネットショッピング

TOUR2021スナックぜんもんどう

2021年3月29日、アルバムリリースツアー「TOUR2021スナックぜんもんどう」の開催が発表されました。
5月12日のアルバムリリースに先駆けて、4月29日にななせさんの地元長野からスタートし、全10公演のツアーファイナルは6月26日の札幌！
2020年のリリースツアーでは中止となってしまった札幌でのライブが満を持しての開催となります。

長野公演
4月29日(木祝)　開場18:30 / 開演19:00　※単独公演
会場：India Live The Sky（長野市大字南長野北石堂町1399）

京都公演＜出演キャンセル＞
5月20日(木)　開場18:30 / 開演19:00　※ブッキングライブ・配信あり
会場：someno kyoto（京都市中京区南車屋町280 キャニオンテラスビル3F）

来場予約特設ページhttps://tayori.com/form/d88d86ffeebb9a109783f99b955306535ca04599

神戸公演＜出演キャンセル＞
5月21日(金)　開場19:00 / 開演19:30　※ブッキングライブ・配信あり
会場：神戸煉瓦倉庫K-wave（神戸市中央区東川崎町1丁目5-5 煉瓦倉庫南棟）

大阪公演＜中止＞
5月22日(土)　開場14:00 / 開演14:30　※単独公演
会場： Live&kitchen歌う魚（大阪市中央区東心斎橋2-8-9 日宝コア笠屋町ビル4F）

名古屋公演＜中止＞
5月23日(日)　開場12:30 / 開演13:00　※単独公演
会場：K.D.ハポン（名古屋市中区千代田5丁目12-7）

島根公演＜出演キャンセル＞
5月26日(水)　開場18:30 / 開演19:00　※ブッキングライブ
会場：出雲アポロ（出雲市矢野町935-1）

広島公演＜中止＞
5月29日(土)　開場18:30 / 開演19:00　※単独公演
会場：ふらんす座（広島市中区十日市町1-4-32）

荒島公演＜出演キャンセル＞
5月30日(土)　出演17:00　※野外ライブ第四回「風と緑と王陵の舞台」出演
会場：古代出雲王陵の丘野外ステージ（安来市荒島町1965）

東京公演
6月20日(日)　開場13:00 / 開演13:30　※単独公演
会場：御茶ノ水KAKADO（東京都文京区湯島1-7-16）

札幌公演
6月26日(土)　開場18:30 / 開演19:00　※単独公演
会場：musica hall cafe（札幌市中央区南3条西6丁目10-3 長栄ビル3F）

6月27日(日)　開演14:00　※インストアライブ・観覧無料
会場：ミュージックショップ音楽処（札幌市中央区南1条西4丁目 4丁目プラザ7F 自由市場内）

なお、大変に、大変に残念なことですが、諸事情により私は今回のリリースツアーには参戦できない見込みです。
昨年同様に長野へ、と考えていたのですが、時期がどうにもなりませんでした…。京都公演と大阪公演は配信がありますので、現地に行けない分、配信で楽しむ予定です。

※2021年5月10日追記※
残念ながら5月中のツアーについては全て中止・出演キャンセルとなりました。6月のツアーが無事開催できることを願って止みません。

※2021年6月28日追記※
無事に東京公演・札幌公演が開催され、TOUR2021スナックぜんもんどうは完結しました。東京公演はツイキャスによる配信も行われました。

先行配信シングル「superstar」

アルバムリリースが待ちきれない私たちファンの思いに応えるかのように、2021年3月3日には「スナックぜんもんどう」から先行配信シングルとして、「superstar」がリリースされました。
この曲は、2020年「maniac love」のリリースとほぼ同時に発表された曲だと記憶しています。もちろん音源化されるのは今回が初めて。
今回配信された音源では、弾き語りバージョンよりもさらに力強く、いつ聴いても元気の出る、ななせさんの歌の世界へと心を誘い出してくれる一曲となっています。少し切ない歌詞と爽やかなメロディーで、とても良い曲です。

2021年4月28日に公開されたミュージックビデオはライブハウスで歌う様子と、秋空の下、自転車で走るななせさんの姿が交互に現れてきます。ライブハウスは長野県上田市の#break。ななせさんが高校生の頃、バンドを結成して初めてステージに立ったという所縁の地ですね。自転車で走る姿が撮影されたのは、栃木県の巴波川（うずまがわ）サイクリングロード。撮影は本多睦典氏と有住紀重氏で、#breakが本多氏、巴波川が有住氏の撮影かと思われます。

先行配信シングル「good morning」

2021年3月17日には、先行配信第２弾として「good morning」がリリースとなりました。
こちらも発表は2020年。私が最初に聴いたのは10月11日のYouTubeLiveでした。
短めの曲ですが、今回も歌詞がとても良くて、一人街中で歌うななせさんの姿が脳裏に浮かぶような気がします。
軽快なリズムで朝の目覚めから元気が出てくる一曲です。

2021年4月22日にはミュージックビデオも公開されました。ジャケットの印象そのままに、ライブハウスのステージで歌うななせさんが最高にカッコいい！
撮影は「しあわせの空っぽを知っているか」と「ものもらいとナスの花」を手掛けられた森田裕典氏です。

先行配信シングル「タイトル未定」

2021年3月31日、ななせさんの21歳の誕生日の翌日に、先行配信第３弾「タイトル未定」がリリースとなりました。
こちらも発表は2020年。配信ライブでは、2020年8月31日に出演されたsomeno kyoto『ソメノ3周年　前日弾き語り大会』が初出かと思います。
（YouTubeで無料視聴できるライブです。聴き比べてみてください。）
元々小気味いいテンポの一曲でしたが、今回のリリース版はバンド編成となり、更に疾走感を増した仕上がりとなっています。
曲名は現時点では未定とのことで、アルバムでは正式なタイトルが付けられるのか、それともこのまま「タイトル未定」で通すのか…この点も注目です。
※2021年4月4日追記※
ななせさんに尋ねてみたところ「タイトル未定」が正式なタイトルとのことです。

先行公開MV「フルーツバスケット」

2021年4月6日、「フルーツバスケット」のミュージックビデオが公開となりました。配信リリースに先駆けてミュージックビデオが公開されるとは思っていなかったので、非常に驚いています。
もちろん全編無料で視聴できますので、是非是非、繰り返しご覧ください！

「フルーツバスケット」という楽曲自体は、ライブ版が2019年5月リリースのコンピレーションアルバム「鉄コンピ Vol.5」、レコーディング版が同じく2019年5月リリースの2nd デモ音源「us」に収録されていました。
「心から笑える場所は、泣ける場所はどこだ」の歌詞に対して「ここだー！」と返すのが配信でのお約束。
リズミカルなイントロから始まる明るい曲は、聴くだけで元気を与えてくれて、私も毎日のように聴いていました。今回バンドアレンジによってより軽やかに、心をウキウキと弾ませてくれる曲へと進化を遂げています。

今作「スナックぜんもんどう」は、歌とアコースティックギターを一発録りした後に他の音を重ねていった前作「maniac love」とは違い、一旦バンドで一斉に演奏した後、歌とアコースティックギターはまた録り直すと言う手法で制作されたそうですが、この「フルーツバスケット」だけは唯一バンドで一発録りした音そのままなのだそうで、ライブ感溢れる仕上がりとなっています。

ミュージックビデオは、長らくななせさんのライブの撮影を続けて来られた岩佐裕一郎氏による、2018年から2021年までのライブ映像で構成されています。ななせさんの表情や雰囲気の変化を楽しんでみてください。2018年の映像ももちろんカッコいいのですが、どことなく張り詰めた雰囲気を感じます。それに対して先日のバンドワンマンの映像では柔らかな笑顔を浮かべ、実に楽しそう。
「笑っていこうぜ」と笑顔で歌うななせさんの姿に、こちらも自然に笑顔が溢れてくる、素敵なミュージックビデオに仕上がっています。
参考までに岩佐氏これまでに撮影されたななせさんの映像をまとめてみました。

先行配信シングル「向かいあわせ」

2021年4月14日に先行配信開始、翌4月15日にミュージックビデオが公開となった「向かいあわせ」。

2019年12月にリリースした2nd single「朝を待つ人たち」にライブ版が収録されていましたが、実際にライブで披露される機会はそれほど多くなかったという印象を持っています。
それだけに、「バンドだけどね」でバンドアレンジが披露された際には、「この曲も！？」という驚きと同時に、アルバム収録への期待も感じていました。
今回アルバムリリースに先駆けて公開された楽曲はアップ・テンポの曲が多かったのですが、この「向かいあわせ」はしっとりと歌い上げるラブソング。ななせさんの表現の多様さを感じさせるラインナップです。
ミュージックビデオでは縁側に腰掛けて歌うななせさんの姿にゆったりとした時間の流れを感じます。YouTubeで無料で視聴できますので、是非お聴きいただきたい一曲です。こちらも撮影は有住紀重氏が手がけています。

先行配信シングル「natsumi」

そして、2021年4月21日、先行配信のラストを飾ったのは「natsumi」。
2020年に配信ライブを追いかけていた方にはお馴染みと言って良い曲でしょう。当初はリリースされたばかりの「maniac love」収録曲が中心だった2020年のライブ、徐々に新曲が披露されることが増えていった中で、特に登場回数の多かった曲が「superstar」と「natsumi」でした。
私にとっても、2020年11月8日のTOUR 2020”maniac love”長野公演のラストのパフォーマンスが思い出深い一曲です。また、「バンドだけどね」のアンコールも良かったですね！
ななせさんの2020年を代表する一曲ですが、今回のバンドアレンジ版はイントロがまず最高にカッコよくて、一気に曲の世界に引き込まれていきます。サビの歌詞も大好きです。

2021年5月10日にはミュージックビデオが公開。
「superstar」に続き、上田市の#breakのステージで歌うななせさんの姿は本多睦典氏の撮影。所々挿入される過去の映像は、岩佐裕一郎氏の撮影です。オープニング映像も曲の雰囲気に合っていますし、ななせさんのアップの表情も多くてグッと感情が込み上げてきます。

先行公開MV「春になる」

2021年4月28日、アルバム配信が延期された代わりに一挙に公開されたミュージックビデオが3本。1本目は「春になる」。2020年7月8日の配信ライブで披露されていたのですが、その後なかなか聴く機会がなく。2021年に入ってからバンドワンマンや配信ライブでも歌われていました。その間タイトル不詳だったのですが、今回ミュージックビデオの公開でタイトルが判明しました。
柔らかい曲調で、少し寂しさも感じるような歌詞のバラードです。恋に深く深く溺れていく、その当人は幸せなのか…。
ミュージックビデオの撮影は有住紀重氏。撮影地は「superstar」も撮影された巴波川のサイクリングロードでしょうか。路上で歌う姿はどこか見覚えがあるように思いましたが、「ものもらいとナスの花」のミュージックビデオですね。あちらは春、こちらは秋ですが。

先行公開MV「街角にて」

2021年4月28日公開のミュージックビデオ、2本目は「街角にて」。私は2020年6月20日のスタジオ配信ライブが初見でしたが、その後もコンスタントにライブで披露されていた曲です。
こちらもバラードですが、「向かいあわせ」や「春になる」とはまた趣の違う一曲です。「春になる」が恋に落ちる曲だとしたら、「街角にて」は愛を交わす曲とでも言えば良いでしょうか。
ミュージックビデオの撮影は有住紀重氏。撮影地は「向かいあわせ」と同一かと思います。日本家屋の一室で歌うななせさんがふと窓の外に目を向けると、木漏れ日が差している情景が美しいです。

先行公開MV「少年たち」

先日のバンドワンマンで初めて聴いた曲ですが、実は2018年ごろにライブで歌っていた曲だそうで、今回アルバムに収録される曲の中では一番古い曲になります。
音源化もされず、その後ライブで披露されることもあまりなかった曲が、今回待望の音源化を果たしました。
ゆったりとした歌い出しからサビのハイトーンボイスを経て一気に盛り上がっていく曲調が気持ちいいですね。
ミュージックビデオの撮影はこちらも有住純重氏。
ななせさんの穏やかな表情のアップが印象的です。

各配信サイトへのリンク

更新履歴

2021/3/3 0:30　記事公開

2021/3/4 「superstar」配信リンクを追加

2021/3/18　アルバム情報、「good morning」リリースに伴う加筆

2021/3/31　リリースツアー情報、「タイトル未定」リリースに伴う加筆

2021/4/2　リリースツアー情報の詳細を加筆

2021/4/4　先行配信シングル「向かいあわせ」「natsumi」の配信予定、「スナックぜんもんどう」の配信予定を加筆

2021/4/7　「フルーツバスケット」MV公開に伴う加筆

2021/4/21　「向かいあわせ」「natsumi」リリースに伴う加筆

2021/4/23　「good morning」MV公開に伴う加筆、京都公演・島根公演の詳細を加筆

2021/5/4　アルバム配信日変更、収録曲情報、「春になる」「街角にて」「少年たち」MV公開情報等を加筆

2021/5/10　5月中のツアーの中止・出演キャンセル情報を追記、「natsumi」MV公開に伴う加筆

2021/6/28　ツアー完結に伴う追記、「フルーツバスケット」の楽曲紹介を加筆


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